(続) お山でウォーキング

里山歩きをメインにして運動不足の解消を図ろうと思っています。

神奈川県  湯坂路(鎌倉古道)を歩く

2016-04-27 14:37:44 | ウォーキング

2016年4月26日(火)

箱根湯本・・・浅間山802m・・・鷹巣山834m・・・小涌谷駅---(登山電車)---箱根湯本駅

   二度目の湯坂路です。 とても良く整備されたハイキングコースで、誰でも気軽に歩けるようになっていますが、実際に歩いてみるとなかなかタフなコースである事がわかります。 特に厳しい登りがあるわけでもないのですが、直登気味の登りが連続するのでそれなりの負荷がかかります。 しっかり鍛えられますね(苦笑)。 眺望にはあまり恵まれませんが、ルートの両側に広いスペース(防火帯?)が確保されているので圧迫感がなく伸び伸びとした気分で歩くことができます。 山ウォーキングに相応しいコースの一つと言えるでしょう。


旭橋   箱根入口に架かる橋として知られ、国道1号線の貴重な土木遺産となっているそうです。  下は早川


湯坂路(鎌倉古道)登り口  芦之湯まで185分、浅間山まで130分のハイキングコースです。 すぐ右側は交通量の多い国道1号線で、写真などのんびり撮っていられないような狭いスペースしかありません。


温泉旅館の裏手のような所を通って


尾根に乗るまでは、やや荒れた感じの急な登りが続きます。




指導標  浅間山95分 ⇔ 湯本20分


湯坂城跡   ほぼ尾根筋に乗った所といえるでしょうか。


湯坂城跡   説明板によると  湯坂城は室町時代、御殿場から西相模一円に勢力を張った大森氏が築いた城である。 この大森氏は明応4年(1495)に伊勢宗瑞(いせそうずい・北条早雲)に滅ぼされ、代わって箱根山は後北条氏の支配下になった。 その後北条氏は秀吉との確執が激しくなると、秀吉との対決を予測して小田原防衛のために箱根山に多くの山城を築くが、湯坂城もその時整備されたものと思われる。・・・




ルートの周辺が広がり、いかにも防火帯という印象の強い雰囲気になってきました。 同時に、桜やモミジが目につくようになります。


このハイキングコースならではの広々として気持ちのよいルートです。 また、休憩を取ろうと思えば何処でもとれそうですね。




ルート左側の様子ですが、この辺りが湯坂山かなと思われたところです。 もしそうであれば三角点546.8mが右側にあると思ったのですが、それは見つけられませんでした。全くの勘違いだったのかも知れません。


前掲写真近くの様子


これほど浸食された所はこの一か所だけ   右上に指導標あり


指導標 浅間山50分 ⇔ 湯坂城跡30分・湯本60分








ほんの少し小高くなった所にやって来ました。 この辺りが標高点743mの城山ではないかと思われます。


城山


城山   山桜がまだ花を残していました。 花びらがはらはらと落ちてくる状態で、良いお花見が出来ました。


分岐指導標


大平台分岐
指導標 芦之湯65分・浅間山10分 ⇔ 湯本90分   右、大平台40分


浅間山山頂に近づきつつあるようです。




山頂の看板らしきものが見えてきました。 ハイカーの話し声なども聞こえてきます。


浅間山山頂 その1 山頂標識「浅間山804m」より
昔は下鷹巣山と言われていた。 江戸時代、富士山への信仰から浅間信仰が起こり、この山の中腹に浅間神社を祭ってから浅間山と呼ばれるようになった。 鷹巣城があったのはこの山と思われます。


浅間山山頂 その2 三等三角点  頭の部分は殆ど削り取られてしまったように見えます。


浅間山山頂 その3


浅間山山頂 その4 一番奥の左側に駒ケ岳、右側に神山


浅間山山頂 その5 さらに進んで、左方向に鷹巣山方面へのルート


浅間山山頂 その6 右方向に千条(ちすじ)の滝・小涌谷方面へのルート


浅間山山頂 その7 山頂指導標 芦之湯55分・鷹巣山25分 ⇔ 大平台50分・湯本100分
                 右、千条の滝20分・小涌谷35分


浅間山山頂 その8 このように分岐指導標には案内図が取り付けられていました。親切です。


山頂で休憩をとった後、鷹巣山へ


分岐点  ここは直進ですが、後ほど鷹巣山から戻って右の千条の滝方面に向かう予定です。  
指導標 芦之湯45分・鷹巣山15分 ⇔ 浅間山10分・湯本110分  右、小涌谷35分・千条の滝20分


前掲写真の分岐をほんの少し進むと林道に出るので、これを斜めに横断します。


横断した所に  指導標 鷹巣山10分 ⇔ 浅間山10分


すぐに鷹巣山への登りが始まります。  僅かな距離の登りなのですが、ここですっかりペースが落ちてしまいました。




鷹巣山山頂
説明板「鷹巣城跡」より   鷹巣城は秀吉の小田原攻めに備えて後北条氏が築いた箱根山の諸城の一つである。 天正18年(1590)秀吉の小田原攻めが始まり、同年3月下旬には秀吉軍は箱根山に入ったと思われるが、この時秀吉に従って参陣した家康も暫くこの城に滞在した記録がある。しかし、その城跡については位置、規模など不明な点が多い。

なお、鷹巣山からの眺望が樹木の成長によりかなり悪くなっていました。(中央火口丘方面) 


鷹巣山山頂を後にして、林道との交差地点まで戻ってきたところ   左へ


小涌谷(35分)・千条の滝(20分)分岐  左へ


駒ケ岳、神山方面  手前の山は丸山?




指導標 小涌谷駅15分・千条の滝5分 ⇔ 浅間山30分・湯本130分  手前、鷹巣山40分・芦之湯70分


千条の滝が見えてきました


橋を渡って   下は蛇骨川


橋を渡ったところに指導標
浅間山・湯坂路コース30分 ⇔ 小涌谷駅・バス停15分


千条の滝   大きな滝ではないですが、独特の優美さと爽やかさが何とも言えません。


千条の滝 ほぼ全景


ちょっと面白くて、そして気になったのがこれ(前掲写真を良く見ると位置がわかります)
大きな岩を抱えて下に落ちるのを防いでいるように見える木・・・


説明板「千条の滝」より  この滝は水が千の糸となって流れ落ちる様子から千条の滝と呼ばれている。 幅20m、高さ3m程の滝で、苔むした岩肌を良く観察すると角のとれた大小様々な石ころから構成されている。このような丸みのある石ころが集まった岩塊を円礫岩といい、滝の水は古い中央火口丘の鷹ノ巣山や新しい中央火口丘の丸山などの山の伏流水で、この円礫岩の上から流れ落ちている。・・・


千条の滝を後にして  北方向に進み、この指導標のところで右折します。
指導標 右、小涌谷駅5分 ⇔ 左、蓬莱園5分 手前、千条の滝5分(千条の滝通り)


左下に小涌谷駅が見えてきました


後方は明星ヶ岳方面でしょうか


箱根登山電車 小涌谷駅


ホームから箱根湯本駅方面を見る




No.494











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