ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

「ぐらつき始めた中国不動産ブーム」  メル友北海道より

2011-10-04 10:05:01 | ご講話・ヘラトリ・リバティ 

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未来を開拓する精舎、
北海道正心館
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*メル友北海道* より


小林早賢館長からのメッセージです。

「『ヘラトリ』と銘打つには、大仰な気がしましたので、通常の「メル友北海道」の情報サービスとしてお届けします。
以下は、9/30付けフィナンシャル・タイムズ紙に掲載された、

「ぐらつき始めた中国不動産ブーム」

という記事の内容ですが、大変興味深かったので、若干の抜粋(抜き書き)を紹介します。


「世界中のトレーダー達は、中国の不動産価格が下がり、デベロッパー(開発業者)が資金調達の手段を失いつつある証拠をつかんで、それを既に織り込み始めている。」

「彼ら(デベロッパー)は、近年、計190億ドルもの資金(債券)を海外市場から調達したが、これらが過去2か月間だけで、価格が平均22%下落し、利回りが急騰している。」

「『利回りが、20%を超える企業は、重大なデフォルト(債務不履行)の危険を示しており、少なくともそのうち6社程度は、デフォルトを起こす重大な危機に陥っている』と、専門家は警告している。」

「年初以降、香港の代表的な株価指数である「ハンセン指数」が22%下げた中、香港に上場している中国不動産株は、それの倍近い40%下落している。」

「中国政府の統計によると、中国の不動産価格は、2006年以降、60%上昇したことになっているが、民間企業の試算によると、多くの地域で、価格高騰は、公式統計の更に数倍に達している。(つまり典型的バブル。)」

「中国デベロッパーは、近年の事業拡大を進める過程で、巨額の債務を背負い込んだので、「不動産販売が落ち込んだ場合に、対策を講じる余力がほとんど無くなっている」とみなされている。」

「しかも、彼ら(デベロッパー)は、過去3か月間にわたって公社債市場から締め出されており、今や資金調達の手段を失いつつある。」

「格付け機関のS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)は、9月末に、デベロッパー30社に対して、ストレス・テストを実施した。
それによると、大半のデベロッパーは、不動産販売が10%落ち込んでも耐えられるが、30%減少した場合には、大手数社を含む半数以上の業者が、債務の返済に窮するという。」

「前回の住宅価格の下落(2008年)のときには、中国政府(国営銀行)が前代未聞の融資攻勢を認めたため、住宅市場は救われた、(但し貨幣供給は、ほぼ倍増する結果となった。)
しかし、今回は、インフレ率が高どまっていることに対して、庶民の不満が鬱積(うっせき)しているので、前回のような刺激策を採れると考えている人は、ほとんどいない。」

「むしろ中国政府は、1社や2社の破綻(はたん)で市場が落ち着くなら、それで構わないと思っているようだ。」
(小林コメント:実際に大手の破綻が始まったら、それだけで済まなくなりますよ!(日本の経験より))」



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