ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

セント オブ ウーマン(夢の香り)

2010-04-21 13:19:49 | 音楽・映画の話
セント オブ ウーマン(夢の香り)

私はこの映画が好きだ。
アル・パチーノがフランク・スレードという盲目の退役軍人を演じた。
彼はとても激しく、自分自身に対しても投げやりに生きていた。
世話をしているのは姪夫婦だが、姪一家に暴言を吐く始末。

姪夫婦は休暇にドライブ旅行に出ることになって、高校生のチャールズ・シムズが留守中の彼の世話をすることになった。

チャールズの通う学校は名門校だ。
卒業生の2人はホワイトハウスの王になり、国務省、銀行関係・デパートの創始者、フットボールコーチ、インドでの救済活動など、諸先輩の活躍でこの国の指導者の育成校と言われている。

親が銀行の頭取かデパートの創始者かの悪ガキ生徒が、校長の車(名門校の校長に相応しい車をと理事会から贈られた) と校長に、頭の上から白いペンキ(たぶん)を浴びせるという事件を起こした。
校長が駐車する位置の上にゴムの風船を取り付け、その中にペンキを仕込み、校長の駐車を見届けてから空気を送り込んだ。頭上の風船に気がついた校長が傘のようなもので風船を割ったら大量のペンキが校長を直撃したのだ。

前日の夕方、偶然この準備を目撃した生徒が2人(その一人がこのチャールズ)と、逃げる生徒たちを目撃した先生がいた。
翌日校長はチャールズに、犯人の名を明かし希望大学への推薦か、田舎へ戻るかを提示する。チャールズの母親は再婚し、再婚相手と田舎で年中無休の小さなコンビニを営んでいて、今回の査問会の話は伝えていない。
もう一人の目撃者は、悪ガキの友人であり親もそれなり資産家であるらしい。

おっと  物語はですね。
チャールズはフランクの旅行に付き合わされる羽目となる。
フランクは生きる意味を失って、最後に思い出の町を訪ね、思い出のホテルで過ごす。
上等なスーツを新調し、床屋でひげを剃り、音信不通な肉親に会いに行き、彼の好きな香り(女性から好まれる)を付け、女性の体に触れ 、やりたかったこと全部やり終えたと思ったフランクはベッドから起きてこない。心配したチャールズは、町でやりたいこと見つけようと誘う。

フランクは、高級車の試乗のために大金を払う。運転手はチャールズ。
「もっとスピードを出せ」
次の場面はフランクが猛スピードで町を走る。ハンドルを右に切る。やがて停車した車のそばに警察官「スピード違反ですよ」
・・ここは気合いですね。警察官・・この次は気をつけて  って言ったような

それから彼はすっかり落ち込む。彼は盲目なのだ。
そしてチャールズに使いを頼み、自殺をはかろうとする。
不安に思ったチャールズが戻って、間一髪だ。思い留まらせるのも一苦労。

やがてチャールズにポツリともらしたフランクの夢は

「目覚めてもそばに帰らない女性がいること」   なのでした。

そして、あの立派な車の名前は・・キャデラック??

来る時は飛行機だったけど、帰りはキャデラックで帰るのです。
自殺事件で、チャールズの諮問会に間に合わないから。フランクと一緒です。

ここからが良い。
ここからだけでも録画する価値がある。

そして録画を終了して、再び見たら・・ここから、この学校の正門でキャデラックを止めてチャールズとフランクが別れを告げて・・録画終了。  ガガガーーン!

つづく

    

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