長年同じ業界で一つの仕事(例えば、新卒からずっと塾教師)だけをやっていると視野が狭くなり、いつのまにか自分自身判断基準が世間常識とずれてくることがあります。それにまったく気付かないと、はじめは小さな分岐点で判断ミスをし、それでも気付かないと今度は大きなところでミスをします。だから、ミスをしたり、良かれと思ってやっているのに裏目に出るというときは、自己分析をし、心の「軌道修正」をするべきです。
私自身は油断するとすぐに失敗するので、常日頃アンテナをはり、視野を広げるよう心がけています。例えば、自分から出向いて行って同業以外の方の話を聞いたり、対談したりしています。すると、「塾業界の常識が世間の非常識」ということがあると気付かされたり、別の業界の方の話を聞いているのに自塾の改善点が次々と浮かんできます。
それで、その一つ一つの改善点を実行して、「ちょっとずつですが、昨年より今年のほうが良くなっている。」というふうに自分自身もウエルストリームももっていこうと思います。
ところで、人の心(判断基準)というものはいつもいつも磨いていないといつのまにか錆びが出てきて、放っておくと、しまいには芯まで腐食してしまいます。だから、自分の心を「曇りひとつなく、輝いている鉄球」や「鍛え抜かれ、青光りしている日本刀」のようにしたいものです。
そのためには、これからも自分を振り返る時間を持ち、いろいろな本を読み、いろいろなところに行き、いろいろな人に会い、いろいろなことをしてみようと思います。
皆様、まだまだ至らない私ですが、またご教示願えれば幸いです。