MASの搭乗員日誌

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雷電 第二回改修作業

2007-10-14 00:43:12 | 軍需工廠

雷電の第二回試験飛行においてデータが取れたので更なる改修しました。
まず今まで心配だった推力においては少々たるいものの飛行できるだけの出力がある。飛行状態についてはTOS工手より「横安定性はあった」と言うコメントをいただいたので良しとします。正直、主翼に関しては「ホントにこの主翼断面で揚力あんの?」「もしかして下方向に揚力発生したりして?」と心配してましたがどうやらうまくできてたようです!

問題は縦安定・・・色々と問題あり過ぎるみたい。
エレベーター操作にて中間域が非常にルーズでそこから少し遅れていきなり効きだすってのは非常に困る。高速時には頭下げ、低速時には頭上げを起こしTOSをもってしても着陸時などに安定できなかったのを見るとはなっから私の手には負えなかったんだな。
まず、重心がやや後ろ、数度の墜落を経ても壊れない事から見て過剰に強度がある作りとなっておりそれがそのまま後部にも余計な重さとなって現れている。

もう一つは尾翼の取り付け角、雷電の精密図面を見てたら少し上向きに仰角がついており何も考えずにそのまま再現してしまったのですが、この尾翼の仰角が後部を浮かす働きをしてしまうよう。

作製時の白ボディー:尾翼がちょっと上に向いてます。

以上、重心が後方にありながら尾翼の角度によって下に向く力が働くこの二点が増幅された作用により操舵の激しい上下動を引き起こすと考えられるので改修をしました。


まずは骨抜き・・・ 後部にある胴枠と補強用に付けていたスチレン板を抜きました。重心を前方に持ってこれたし13gの軽量化にもなりました。(計量器のメモリは10gですがこの後さらに構造材を抜いてます)

次が尾翼の取り付け角度・・・尾翼の取り付け箇所はかなり強固に接着した覚えがあるしバラすと簡単に作業が終わらないと思ったので単純に付け根でカットしマイクロバルーン混ぜエャLシで接着。ついでにカーボン板を胴体に通し尾翼を接着補強しました。


カットしてから前縁を下に持っていきエモナ固定、上の黒いのがカーボンです。


下もしっかりエヰレ着にカーボン板。見てくれが少々悪いが背に腹は変えられぬ。


ついでにエレベーターの面積も影響しているのかと思いFSK零戦と同じくらいまで後縁を削って面積を減らしました。1割りくらいかな。


この後、塗装を行い第二回改修作業終了。少しは落ち着いて飛んでくれる事を期待します。



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