MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

完成してから思うこと

2019-11-06 22:49:00 | 軍需工廠

雷電作製ラストスパートの様子

見た目の形はできたものの一応これはラジコンのつもりなので一通り準備をしておきます。

ジャイロ

当初は操縦席前方に搭載を考えていましたが重心合わせにせっぱつまっているので機首上面に移動。

ESC

FLTできればの話ですが一応夏場の冷却も考慮して機種下面の空気が流れる箇所に設置。
まぁ、ホントの夏場になれば私が熱ダレを起こすので別にいいのかも!

配線

これもわずかでも重心を前へ!の思い・・・ささやかな事なれどできる範囲でやっております。

受信機

アンテナ線の取り回し上、機首には載せられない。可能な限り前に設置。

バッテリートレイ

当初は、バンドで留めるつもりでしたが狭くて指が入らず。
結局マジックテープで固定しております。

重心位置

サイト等でよく見る適正重心位置、25~33%MAC(空力平均翼弦の25~33%)をマークしてみました。かいつまんだ知識しかありませんが25%が安定重視で33%が運動性重視。
私の場合は一考の余地なく安定性重視の25%にしなければ・・・ただ現状ではズレてる・・・33%の中にさえも入っていない・・・。
残念ながらバラストのお世話にならなければなりません。
とりあえず塗装してからやってみる事に!

塗装作業
ミッチャクロン

零戦好きさんのブログで紹介されていた品物です。通常アルミテープは塗料の食いつきが悪く、マスキングの作業でも一緒に剥がれてしまいますがコレを吹き付けておけば塗装の吸着力が抜群にアップするようなので試してみました。

左:アルミ地肌のまま 右:ミッチャクロン塗布

各々にマスキングテープを貼ります。

マスキングテープ除去

ミッチャクロンを塗布した方は塗膜が剥がれにくいです。思いっきりマスキングテープを剥がしてみたので塗布面側も若干は剥がれましたが通常作業の慎重さで行えば問題はなさそう。
このテストが良好だったのでアルミテープでの表面再現に向けて弾みがつきました。

ミッチャクロン塗布

当初、生乾きの上から塗料を吹かねばと思っておりましたが乾燥後でもOKなのを事前に試しました。ミッチャクロンの上にマスキングテープを貼っても問題ありませんでした。

基本塗装。

ここら辺は毎度の大日本帝国海軍機のパターンです。
上面はタミヤスプレーAS-21 暗緑色2、下面はタミヤスプレーAS-2 明灰白色。
操縦席から前方はセミグロスブラックに青を混ぜてあります。

国籍

厳かに魂を入れる儀式!と思ってやっております。


神州日本!八百万の神々よ!


どうかこのワタクシと雷電にご加護をっ~~~!


まぁ八百万の神様たちもせっぱつまって急に言われても困るだろうし他に色々と忙しいでしょうね。
とにかくバッチリと日の丸が入りました。身も引き締まる思いです。

現実に向き合って重心合わせ

再度25~33%MACをマーキング。

バラスト60g

まだ33%に入ったぐらい・・・。

さらに倍!

これでほぼ中央に来ましたがあともう少し前に出てほしい・・。

エンジンカウル内に貼る事に

防火壁とクーリングファンの間にスペースがあるのでそこに収めるようにしました。
結局120g追加か~・・・たかが120gなれど心にズッシリと重くのしかかります。
機体重量はせめて2,000gを切りたかったのですがとうとう越えて機体重量2,080g・・・全備重量(バッテリー込み)で2,380g・・・
とにかく形にするまで想像ができなかったしこれまでやるだけの事はやってきた。
今さら何ができようか・・・とにかくもう疲れた・・・。
って事で作製はこれでおしまい。

めでたく完成!
三菱 局地戦闘機 雷電二一型

完成祝いの舞を披露していただきました。

完成してから思う事。

現状のフォルムには満足しておりますがラジコンとしてはディフォルメが足りなかったように思います。
主尾翼をサイズアップした事の違和感は特に感じませんが機首をもう少し長め、重心より後方胴体を短くした方が重量重心に対しては効果あったように思います。


胴体を短くする場合、操縦席の前部・後部それから尾翼までの箇所で少しづつ行えば違和感は増さないように思います。
あと胴体の太さももう一回り細くしてもよかったかな
まぁ、それもまた実際に形にした時には印象が変わって見えるかも知れませんね♪

ディフォルメも重要だし、それより以前に材料材質の選定ももっと考慮しなければいけない。
やはり無意識の内に頑丈に作ってしまうよう。特に零戦でも着陸時によく前転するので地面と接触する垂直尾翼周辺は強度過多となったような・・・よりに寄って重心から遠い箇所が重くなります。

カウルフラップ:閉

一時は省略しようと思っておりましたが重心の不安が出てきた際に重心から前方部はバラスト載せるくらいなら凝ってしまおうと思いました。

カウルフラップ:開

動作は手動・・・スロットル開度に合わせて開閉すれば良いのでしょうが私にはそんな仕鰍ッ無理です。
開けると配線見えるのが何とも・・・せめて内部をブラックアウトにしておけばよかった・・・。

ファウラーフラップ:閉


ファウラーフラップ:中間


ファウラーフラップ:開


ファウラーフラップ:閉


ファウラーフラップ:中間


ファウラーフラップ:開

結局、2か月程作製に時間を要したファウラーフラップ。
妥協に妥協を重ねた結果スライド量、開度共に不足気味で肝心の揚力装置としての効果は?はて?さて?となり単なる面白ギミックになってしまったように思います。
間違えでも効果があれば御の字です。
ファウラーフラップに関してはもう終わったと思う反面、何かにつけ未だに仕組みをアレコレ考えたりしてしまいます。
いつかや次があるかはわかりませんがもしあれば次こそ満足できる物にしたいと思います。

今回は第302航空隊の赤松貞明中尉

雷電だと派手な稲妻マークを付けてしまいがち、実際私も今までそうでした。
今回は趣きを変え雷電が一番活躍した部隊のものとしました。
ちなみにナンバー前の最初の文字はカタカナのヨです。Eが逆をむいているわけではありません。横須賀のヨです。
Dは横須賀鎮守府所管隷下の四番目の航空隊を表しています。

主脚収納






雷電と零戦

最近は雷電ばかり注視していたので零戦がやたらと細く感じます。
画像では遠近感もあるのでわかりにくいのですが実際に比べても雷電の方がサイズ感が大きいような・・・同スケールを目指したハズなのに・・・。胴の太さが目の錯覚を誘発するのかしら?

まぁ、とにもかくにも今は目の前にある雷電その佇まいを楽しもうと思う次第です。

FLTへの不安や作製での反省点はままあれど、今はこの雷電を肴にコカ・コーラZeroをちびちびとやり、空にある姿を夢想するのが至福なのでアリマス。