前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

72.夫外泊(5月21日から1泊2日)③

2013-05-24 08:36:28 | 前頭側頭型認知症

5月22日(水)

夫 6時起床  

   新聞を玄関から取って来て、布団の上で読んでいました。

前日 朝食は 7時25分と夫に言われていたので、
私も6時半に起きました。

朝食はとても簡単。いつも納豆です。私も。

味噌汁(かぼちゃととうふ)とおひたし(トマト、あいこ(山菜))

以前からの習慣で、朝食は納豆と決まっていた。

野菜炒めや卵焼き・目玉焼きなど嫌な顔をいていた。
それでも、食べていたのだが・・・。

食の常同行動だったのだろうか?

ご飯は、朝食後、犬の散歩に出かける予定なので、
ちょっと多めにしました。


3単位165gのところ、178g

食品交換表第5版 ごはん 1単位 55g
        第6版 ごはん 1単位 50g

なので、単位的には 3.5単位くらいなのですが、


この糖尿病食の単位の計算も私には疑問が一杯。


ご飯の炊き方、つまり固めに炊いた物と
        水分を多く してやわらかめに炊いた時とでは
重さが違う。米粒が水分を含んで膨らんでいるのだから、
同じグラム数でも、柔らかく炊いた方は米粒の数が少ないはず。
だから、やわらかめに炊いた方は、カロリーが低いはずと
私は思うのだが・・・。

それに、旬の魚、甘い果物、酸味の多い果物など、カロリーが
変わると思う。
食品交換表に合わせて食事を作っているのに、
昨年は、夫の血糖値が、カロリーに見合った上がり方でなかった。
いつも、上下動が激しく、こんな食事で上がる筈のないと思う
血糖値になったり、その逆になったりしていた。
やっぱり脳の委縮が始まっていたために、血糖値が落ち着か
なかったのだろうか?
糖尿病の悪化による合併症のためなのか?

話が逸れてしまった。元に戻そう。

犬の散歩 夫のコース 1時間 
         
・・・ 帰る時間を気にしている

時々 右を左と言う 
それでも 行くコースをしっかり覚えていて、
こだわりが見える。
退院して散歩となったら、周徊となりそうだ。

 

時間もあまりなかったが、銀行に行ってもらうことにした。

 

実は、夫の定期預金の満期通知が来たのだが、退職時夫と一緒に銀行の本店に行き、定期預金にした証書を、夫が俺のものにしておきたいと言うから、夫にしまってもらっていたのだが、どこにしまったか忘れてしまったと言う。
夫のしまいそうなところを探しても探しても見つからない。結構な大金なので大変だと思った。

銀行に電話して、相談しました。夫が認知症になっている事も話しました。

喪失届と言うのを出せば大丈夫だと教えてもらい、近くの銀行に先ず行って確かめてくださいと言われていたので、行って来ておいたのです。喪失届を出して、金利も安い事だし、解約することにしておいたのです。でも、その手続きは全て契約した銀行、つまり、本店でしなければならないという事で、今回、夫がいるので、付いてきて手続してもらう事にしました。

 

銀行で

 

窓口の行員の方に、事情を説明する時、夫が認知症なので、という事も話しました。
夫がどう思うか心配だったのですが、話さないとスムーズにいかないのではないかと思い・・・。

 

書類に書いている間、帰りの時間が迫って来るので、夫は焦り始めました。

 

書類を書くのに、私の書く段になって、私が自分の名前を書くのに夫の名前を間違って書いてしまった。その時、「おめ(おまえ)の方が認知症みたいだねが」と言ったのには驚きました。
つい笑ってしまいました。




現金にするか?また定期にするか?
現金にすることにしました。「じゃまた娘たちに遺言?」夫は、娘二人に、遺言と緊急時の金と書いた袋に入れて、現金を寄せていてくれたのです。今回もそうするのかと、私の方から切り出してみました。
そうすると、「お前と母さんと家に使え」と、言ったのです。
思わず「え?いいの?」  夫 「・・・家に使えばいい」




その後、とても淋しそうな顔になりました。夫は自分の死を意識したかもしれません。言わなければよかったと後悔しましたが、後の祭りです。

もう10時を過ぎようとしていて、お茶を飲む時間が迫って来ていました。
時間を気にして、イライラしだしました。時刻表的です。まさに前頭側頭型。

あと、おしまいとわかると挨拶もそこそこに(私に挨拶してと催促され、振り向こうとしましたが挨拶は無し)さっさと席を立って、出口に行ってしまいました。

家に帰って、お茶を飲んで、目薬を差して、病院から持ってきたものを準備して、急かされて、「間に合わない」「大丈夫、間に合うから」の会話。


え?帰りたいの?病院が嫌だと言っているのなら、普通帰りたくないでしょ。


でも、時間を気にして、「遅れる、銀行に行ったからだ」と、病院に11時に帰り着くことにこだわっている。



帰り支度に姑が口を出したらしく、大声で怒鳴る声。「任せておけって!! 触るな!!」
洗濯して干してあったYシャツの方に姑が歩いて行こうとしたから・・・。


車に乗ると自衛隊通りを通って帰れと言う。桜はもう終わっていて、来る時に来なければ良かったと言ったのを忘れているようでした。
時間がないからと、近い一直線の道路を行きました。

途中、測定した血糖値をメモした紙を忘れたのに気が付きました。
家に戻ってから電話することにしました。

病院に戻ると血圧を測っていました。
なんかイライラして、機嫌が悪かったのですが、その原因は次回の外泊を決めていないからでした。


来週月曜日朝から火曜日の朝の外泊の予定を入れました。それだけで落ち着きました。


テレホンカードを使って公衆電話から電話できることを教えてきました。きっと電話を当日朝かけてくるでしょう。

「この病棟にいる人も気違いでおかしい人間ばかりで」と言います。

帰りに「じゃあ帰るからまたね。」と言うと、そっけなく行ってしまおうとするので、「送ってくれないの?」と言うと、「送って行く」と言って、病棟のドアの所まで出て来てくれました。

今回の外泊で、夫はまだまだ大丈夫だと確認できました。

実家の引っ越しが終わったら早いうちに主治医と面談し、退院について具体的に相談しようと思います。5月6月はとりあえず試験外泊を繰り返します。
姑の事をクリア出来れば、自宅での生活もまだまだやっていけそうです。

低血糖で倒れないように注意することが第一ですが・・・。

がんばります!!!!!


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご主人、まだまだ大丈夫、と確認できて良かったで... (らら)
2013-05-26 17:41:39
ご主人、まだまだ大丈夫、と確認できて良かったですね。
銀行での「おめの方が認知症みたい」は笑ってしまいますね。
新聞を読まれたり、テレホンカードで電話なんて、高度なことができるのですね。
gotoyanさん、頑張りすぎないでくださいね。
返信する
ららさん (gotoyan)
2013-05-26 20:07:16
ららさん
本当に皆さんに申し訳ないほど夫は軽くてまだまだ大丈夫です。
頑張るのも、流行語じゃないですが「今でしょう」だと思います。この後、来年はどうなっているのでしょうか?
今できることをそれなりに頑張ります。年も年ですから、無理しない程度にです。
返信する

コメントを投稿