前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

128.転落の前

2014-01-01 22:46:11 | 前頭側頭型認知症

12月30日 夫が自宅の階段から転落
救急車で日赤に運ばれ、外傷性くも膜下出血で、
HCUにて、現在、治療と観察を続けられています。

夫が転落した原因
それは、私が、夫に夫の着替えを持たせたこと。
それと、夫がその着替えの靴下を、階段を上っている途中に、
落としたことに有るように思います。
15段ある階段の、11段目に、
スリッパと夫の靴下が落ちていたと娘が言っていました。
その事から、娘と私は、その靴下を拾おうとし、バランスを崩して転落したと、推理しました。


今更、後悔してもどうにもならないことですが、もう夫を二階で過ごさせるのは無理なのか?
兎に角、夫には、物を持たせて階段を上らせることは、もう絶対やめようと思います。

自宅に帰って来た時は
夫は、ほとんど、お風呂に入らなくなっていました。
S病院では、入浴中、ヘルパーさんが夫の体を洗ってくれているようで、
私が、夫には自分の事は自分でするように言っているので、
私には自分の体は洗ってもらえないと思っているようでした。

それでも、12月30日は、私が夫と一緒に入浴し、体を洗おうと思っていました。
インスリンをお腹に打つ時、めくり上げる下着代わりの紺のTシャツに、
一杯の白くもの(おそらく垢)が付着していて、かなり前から気になっていたからです。


当日、8時10分位に、姑が入浴していました。

夫は『45分に下りて来て、血糖値を測定し、目薬を差し、入浴する』と言っていました。
そう決めていたにもかかわらず、何度も何度も、5分10分おきに、二階から下りて来ては、同じことを繰り返し言っていました。

私も娘も、アメトークと言う番組のガリガリ芸人と運動音痴芸人の面白い格好に、大笑いをしていました。
2013年は、本当に笑うことはほとんどなかったので、娘に『こんなに笑ったのは本当に久しぶり』と話していたところでした。

そんな時、夫が何度も下りてきたのでした。
姑ものんびり入浴しているようで、いつもなら、8時30分頃には出て来ているのですが、その時は、まだお風呂から上がって来ていませんでした。

『着替えが出ていない、入らない』と、言い始めました。
姑がまだ出て来ていないし(時刻表的行動)、
寒いから、裸になるのが、風呂に入るのが、面倒くさくなったなと思いました。

そこで、『着替えは、おばあちゃんがお風呂から上がるまでに準備するから』と言いましたが、待つことができません。
『今準備するから』と、着替えを用意しました。
それでも、『入らない』と言うので、この機会を逃したら、もう病院に戻るまでに入浴はしないだろうと思いました。どうしても、お風呂に入ってもらいたいと思いました。
私が夫に『大丈夫私が一緒に入って体洗ってあげるから入ろう』と、言ってももう決心を変えることはできませんでした。

もう私も諦めて、二階に行きかける夫に、『着替えを持って行って』と言い、夫は着替えを持って行ったのです。

いつもは出来ていた事でした。

これが、夫が階段から落ちるに至った顛末です。

以前から、階段を上る時、夫の下から上りたくなくて、私が先に上るようにしていました。夫が転落したら、私まで巻き込まれて落ちてしまうと、不安を感じていたからです。


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1 コメント

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gotoyanさん (Y)
2014-01-01 23:01:05
gotoyanさん
年末思い切り笑っておきたい時に起きたことなのですね。
それはショックだったと思います・・・・。
そしてご主人がお風呂に入りたい時にはお姑さんが入浴中。

普通ならなんということのない場面なのに、台本通りいかない事がご主人を二階へ上がらせる流れを作った・・・。

こういうことって、自分にも心当たりがあるようにも思います。
でもgotoyanさんがおっしゃるように、起きてしまったことは巻き戻せないもの。
嘆いてはいられませんね。
睡眠をたっぷりとってくださいね。

私もやすみます。
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