前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

100.つながる

2013-08-05 20:39:25 | ふだんの生活

東北も梅雨明けし、熱い夏祭りが始まりました。

土曜日から、夜空に稲穂の光の波がゆらめいています。



その土曜日、福島に出かけた結果が舞い込んで来ました!

嬉し泣き、嬉し泣き!!

つながりました!!!!!


人間ひとりでは生きられない事をつくずく感じた旅行でしたが、

一人の力の無力さも感じた旅行でした。

「人生いろいろ」 と、島倉千代子の歌にありますが、


なにが起こるかかわからない、想定外、予想外の事が、起こるのが人生と思い知りました。(自分の事も)


(報道では)東日本大震災の余震と思われる地震が、昨日、4日、日曜日昼にありました。震度3でしたが、結構ゆれました。


その地震の時も、いつも姑には食器洗いなどで大助かりなのですが、地震では心配も出てきました。


『どこに逃げればいいか』と、聞かれました。不安神経症?


心配が極端な性格がまた出てきました。


時々、ピキピキきます。


いちいちそんな事心配するな!と、まだ50代の私が思いますが、86の姑は足元もおぼつかないので、どうしようかと考えるのでしょうね。私の実家の母なら、『いいよ、もう歳だもの、死んでもいいよ』なんて答えるのですが、姑は良く言えば前向き、悪く言えば生き意地があると言うのか。


姑との生活に、色々不安も出てきました。


私が仕事に行っている間に、


姑の体調が悪くなった時、


地震が起きた時、


姑がひとりで動くのができない事も想定しないといけない事が出てきました。



仕事に出ようとしていると、


『なんか体調おかしいから、もしかしたら電話するかもしれないから(帰って来て)』と突然言われ、『え!急に言われても、一人勤務だから、急には休めないし、帰って来れないよ』


結局、仕事に行く前に、休みを取るか取らないか、姑と少し険悪な状態になりました。『休みを取って病院に連れて行く』と言うと、『休んで様子を見るからいらない』という事で、結局、姑はなんともありませんでした。


姑は自律神経失調症、不整脈の症状があります。



耳も聞こえが悪く、補聴器をつけていますが、両耳につけると窮屈だと言って、片耳しかつけません。頑なな性格で、なかなか言う事を素直に聞いてくれないので、しょっちゅう衝突します。



今日も、職場に、『エアコンを除湿にするのに、どうすればいい?』と、電話して来ました。


補聴器を外しているので、こちらが大きな声を出しても、まともに聞こえて行きません。自分勝手にこちらが行っている事を憶測して、しゃべるので、こちらの言っている事が通じません。結局、受話器に向かって、大声で、『良くボタンについている字をよく読んで!!!!!』と、怒鳴ってしまいました。何度も何度もです。



本当にわかったのか疑問でしたが、『わかった』と、電話が切れました。


電話を終わって、周囲の人が何事かと立ち上がってこっちを見ていました。


ごめんなさいと謝って、姑の耳が聞こえない事を話しました。


こんな調子で、姑が時々職場に電話してくるのにも閉口してしまいますが、職場の人に事情を話してあるので、理解してくれています。



それにしても、耳の聞こえない老人と暮らすのは疲れます。
私もそうなるかもしれないので、きつい事は言えませんが、実際はかなりきつく言ってしまっています。  トホホ です。



耳の聞こえない人とつながるのは、気も使うし、疲れます。


ごめん! おばあちゃん!



でも、また駅前の手芸用品のクラフトパーク連れて行くからね!


長生きして、私を助けてね!