前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

171.還暦

2015-08-27 22:31:00 | ふだんの生活


7月9日 満60歳になりました。
その日は二人から電話でお祝いを言ってもらいました。
ぐっときました。

娘達がお祝いをくれました。(お盆)

二人から 【 イラスト 娘二人と一緒のわたし 】
 
 私は絵の中で赤い帽子に赤いチャンチャンコを着て
 赤い座布団に座って、
 後ろに娘二人がすっごい笑顔で立っているのです。


長女がお盆に帰省した時に持って来てくれました。

私はTVが大好きなので、TVの後ろの壁にかけました。
それを見つけた姑が
「それ何よ?」と、予想通りの反応。
 私の予想・・・ヤキモチを焼いて自分も同じものを欲しがる

耳が聞こえないので、何度も大声で説明をしないといけなくなり、
長女も終いには、筆談。

『お母さんの還暦のお祝いだよ』
 と白い紙に太マジックで書いて教える。

ちょっとうんざりの状況になりました。


夫も、お盆に2泊3日の外泊だったのですが、
同じ反応「あれ何よ?」
それでも、羨ましいと言う感情は無かったようです。

「 お父さん、私の誕生日覚えてる? 」
「 わかる! 7月9日だべ! わがってるで! 」

と言う言葉だけ、おめでとうと言う言葉はありませんでした。
でも、「覚えていてくれたんだ。嬉しい! ありがとう」
と言うと、目をパチパチしていました。
何かを考えている時の様子です。
どんなことを考えたのでしょう。

夫がなんでもなかった時から、
子どもたちの誕生日にはおめでとうと言っていたと思うのですが、
私の誕生日には言ってもらった記憶がありません。
プレゼントもありませんでした。

昔一度、デパートに行った時、5000円のサマーセーターを「結婚指輪以外には、プレゼント貰った事ないから、誕生日プレゼントに買って!」と許可を貰って、家計費から買ったことが一度あるだけなんです。

ボーナスで現金を貰う
子どもと旅行に出かける
デパートに食事に行く
自転車で一緒に買い物や散歩に行く
実家に行かせてくれる

それが夫の愛情表現だったのだろうと、今は思います。
そして、今、夫が入院して別居のような生活になり、夫の存在がいとおしくなってきているのは、自分でも意外です。
今の夫はとても素直に自分の気持ちを口にします。認知症のせいだろうと思います。
なので、意思の疎通があり、夫が元気だった時より、幸せな感じになります。

病院の面会での会話の終わりに、「もう帰っても良い。もう話す事なくなった。」の言葉に、仕事にも行かないといけないので、ホッとするのですが、あまりに話す内容が無いのが残念です。

帰り際、閉鎖病棟の廊下で、夫の方を見て、手を振ると、「うん」とうなずきます。
偉そうに見える時、優しそうに見える時、悲しそうに見える時と、様々です。その時の感情を読み取れるのは、長年連れ添った夫婦だからでしょうか。
例え、見合い結婚で、愛しているなんて感情は無かったけど、離婚しようとまで考えた事が有った夫婦だけど、今、夫が認知症になり、糖尿病が末期になり、お互い素直な言葉が出るようになって、なんか「私、この人を愛しているかも」なんて、最近思っているんです。
考えた事もなかった、私の変化です。

170.ホスピス見学

2015-08-26 22:19:20 | ふだんの生活

8月25日 私の年金請求手続き完了しました。

8月19日 ホスピス見学して来ました。

夫にも姑にも話していません。

私は地域の保健推進員と言うのを引き受けているのですが、その会の研修で、出かけたのです。

私の住む県に、ホスピス病院あるいはホスピス病棟のある病院はS病院一か所だけだそうです。

ホスピス病院には末期がん、エイズの方が入院対象

見学したS病院のホスピス病棟への入院は、末期がんの患者さんだけ

個人で申し込む方も稀にあるけれども
例えば、息子さんがこの病院の有る近所に勤務先があり、県外にいるお父さんが末期がんなので、転院させた
あるいは、一度退院したが、いよいよとなり再度入院した

ほとんどが、病院からの紹介で入院してこられるそうで、入院期間は50日~60日位との事でした。


どんな状態の人が入院するか
 ・自分の事は自分でできるが痛みが楽になるまで入院し、その後退院
 ・病状が進行し、看取りに至るまで継続的に入院
 ・レスパイトチア(介護者の休養のための一時入院)可

病名を知っている必要はあるか?
 ・がん告知はされていなくても良いが、ガンによる様々な辛さを楽にするための入院である事の理解は必要

入院するには
 1.ホスピス相談 → 担当・医療相談員・ホスピス外来予約
 2.ホスピス外来 → 担当 医師・看護師・医療相談員 (月~金 PM2~5)
 3.入院待機

外出・外泊  可

病院で行われるケアの内容
 ・痛さ・苦しさをやわらげる
  <その方らしさを大切にする>
    病気の説明
    治療の説明
    時間の過ごし方に関すること ← 傾聴ボランティア
    行事や趣味に関すること
    食事に関すること
    面会に関すること
    外出・外泊に関すること
 ・心のケア
    患者・家族の不安や悩みなど、気持ちを聞き受け止めながら支援する
 ・日常生活の支援
    食事・入浴・排泄・散歩・買い物など
    看護師・介護士だけでなく、訓練を受けたボランティアも患者さんの支援をしている
       ボランティア 180名(全国1位)
 ・家族ケア
    家族の悩み・不安・疲れ
34病床  全室個室(16床有料)

入院費用
  ①医療費
   70歳未満 3割負担
     高額療養費制度・限度額適用認定証も適応
     所得に応じて自己負担がかわるが
     おおよそ 31日~60日で 90,666円
   70歳以上 所得によって違うが
   70~74歳 2割負担 月額上限44,000円
   75歳以上  1割負担 月額上限44,000円

  ②食事 
    1食260円×3食×30日=23,400円
  ③その他 
    紙おむつ代、病衣、診断書等文書代 他
  ④室料差額の有る場合

面会は時間を問わず、いつでもOK
早朝・深夜でも、経鼻の方に話せば入れる

個室に室料のかからない所があるのは嬉しい
トイレ、洗面台、ミニ冷蔵庫、電話、カード挿入式のTV、ロッカー、二人掛け用ソファ

有料個室で
一日5,400円の一番広い個室は、とても眺めも良く、無料の個室にある設備の他に
お風呂、ミニキッチン、トイレ、ちょっとした畳敷きの小上がりがある

家族室あり(2室)
 宿泊の場合 3,240円(布団2組用意)
 日中のみ  1,620円
 キッチンが付いている
 冷蔵庫のついている部屋も有り
 個室には、付添い用のベットも入れられるが、本当に最後の時に家族が多く集まった時に利用している

付添い用簡易ベット  1日 216円


家族室を使わなくても、別に共用のキッチンと冷蔵庫があり、患者さんの好きな料理を作って一緒に食べたりしている

様々の特技を持ったボランティアさんがおり、私が見学に行った時は女性のボランティアの方が男性患者さんの将棋のお相手をしていました。
将棋の相手をしているのが女性のボランティア3なのにびっくりしました。

その他franzeさんのようにピアノやバイオリンの演奏を定期的にして下さる方もおられるようで、本当に至れり尽くせりだと思いました。

病院の目標
生命を脅かす患者と家族のQOL(生活の質・生命の質)を改善
身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな諸問題の早期かつ確実な診断早期治療によって、苦しみを予防し、苦しみから解放することを目標とする

スピリチュアル 
 → 心の奥底にある何故ガンになったのか?死んだらどうなるのか?はっきりとした答えのない問題

担当医師の
 生きる 楽しく生きる 自分らしく生きる

心に響きました

 

  
  

169.大好物

2015-08-24 21:48:55 | ふだんの生活
私の大好物はトウモロコシと茗荷です。

トウモロコシは、小学生の頃、父の実家に行くと、どっさり食べれました。
黄色い実と白や黒が混ざっているもので、もちキミ(こちらの方言)と言っていたと思います。

ちょうど、青森県産の 嶽のきみ、嶽のトウモロコシ という品種の味に似ています。

なので、嶽きみはちょっと高いですが、「おっ、嶽きみだ!」と見つけると買って食べています。
ご飯の後でも、別腹で食べられます。

他にも甘くておいしい品種が出て来て、お試しだと勝手な理由をつけて、買って食べています。

茗荷も大好きです。
スーパーでお盆前は、3個入りで148円位でしたが、今は98円位の時もあります。
でも、注意しないと、もう中から腐って茶色になっているのにあたってしまう時があります。

単なる薬味で、冷奴やそうめんに付け合わせるのもおいしいですが、
私が一番好きな食べ方は、1個の茗荷をタテに半分にしたものを、どっさり、ただ単に油でいためたものです。
小さい頃は、「あまり食べすぎるともの忘れするぞ」と言われるくらいでした。
今年はまだ茗荷だけの油いためは食べていません。残念!

裏に茗荷が生えているので、少し花が付いていても採っています。
ただし、お盆を過ぎるころでないと、土の中から目を出してくれないのが残念な所です。

今晩は、茄子の細切り(千切りと短冊の中くらいの太さ)を一本半と茗荷を千切りにして6個分を、鍋で乾煎りし、油揚げを足し、麺つゆを少し入れて、煮びたしにして食べました。

美味しかった~~~~~~!!!!!

茗荷のあの苦味と言うか、渋みと言うか、独特の味が柔らかい秋ナスと、最高においしかった~~~~~!!!!!

茗荷がたくさん手に入ったら、茗荷の油いため、茄子と茗荷の煮びたし、お試しください!

枝豆も好きです。
但し、好きな味に上手くヒットしないのが残念。
前日買った品種が美味しかったんで、同じ品種を買ったのに、もう実が膨らみ過ぎて、同じ味がしなっかりするんです。

枝豆もお盆過ぎに美味しいものが出て来るのだけれど、おいしく食べられる時期が短いような気がします。
時期のものは時期を逃さずという事なのだろうなと、この60になってから気付くと言うボケボケの私です。

今年は蒸し暑くて、アイスクリームを1日2~3個食べてしまっています。
胆のうを取ったのだから、油分は摂り過ぎないように言われているのですが(笑いごとではないのですが止められません)

夫にも、茗荷と茄子の煮びたし食べさせたいなあと思いました。

168.大ボケ

2015-08-24 21:40:18 | ふだんの生活
大ボケでした

私の年金の手続を完了していたと記憶していたのですが、書類を確かめていたら、なんとまだ提出していませんでした。

戸籍謄本と住民票を年金事務所に提出しに行って、「誕生日前日の住民票でないと受け付けられないですよ」と教えてもらい、まだ日数があって忘れないようにしなくちゃと思っていたのにも関わらず、すっかり忘れていたのでした。

今週中になんとかしようとおもいます。

167.私の年金について

2015-08-22 10:10:49 | ふだんの生活

だいぶおぼろげになってきています。記憶にとどめておき、私に何かあった時に、娘たちが処理に役立てられるようここに残しておきたいと思います。


入院・手術からもうすっかり良くなって普通の生活をしています。

7月9日は私の誕生日で、満60歳となりました。
年金がもらえるとの通知ももらいました。
年金事務所に行き、どういう事か確認し、書類を提出して、貰う手続きをしました。
老齢厚生年金の報酬比例部分で、働いたのも4年ほどで、かけた金額も微々たるものなので年額にすると恥ずかしい額です。

60歳から65歳になる前までです。
65歳になれば、厚生年金と基礎年金を合わせて普通に満額貰えるとの事でした。

恥ずかしながら、この額を貰ったら、65歳になったら満額から差し引かれるのではないかと思っていたので嬉しい結果です。でも、貰った後に、もしかしたら、税金額が増えるのではないかと心配しています。数字の事をあまり考えると頭が痛くなりそうなので、どうにでもなれと、貰う手続きを進めることにしたのです。

この手続きについて、退院後通知が来たので、早々と年金事務所に行って書類を貰ったのですが、実際書類を提出して受理してもらえるのが、誕生日の一日前でした。


手続に必要なもの
①年金手帳 私のものと夫のもの(配偶者が亡くなっていても)
②認印
③請求者本人名義に預金通帳(私の分)
④住民票(続柄・住民票コード記載のもの、、、世帯全員記載)
    戸籍謄本・住民票は受給権発生日(誕生日一日前以降に発行されたもので、請求日前6ヶ月以内に発行されたもの)
⑤収入・所得が確認できる書類・・・私の場合は所得証明書を市役所からもらう(但し一番新しいものと言う事)
⑥雇用保険被保険者証・・・失業あるいは退職した時に発行されている


住民票は、誕生日の一日前のものでなければならないのです。
夫と同居していることの証明ということです。
夫が生きているかどうかの確認なのかと変なことを考えました。
でも大丈夫。
夫はすこぶる元気!ちょっと変かなと思う程度で、話したりしなければ普通のおじさんです。

問題は雇用保険被保険者証
どこにしまったのか、というか、馬鹿そのもので恥ずかしい話ですが、一度退職し即再就職したために、捨ててしまったと思うのです。
無知でした。
再発行はハローワークで行えました。

必要な書類と整えて7月10日頃提出しました。

あとは税金が心配です。
年末調整の時に、そして源泉徴収が来たら、はっきりすることでしょう。