京都最古の禅寺
(1)
関西を訪れた三日間の最終日、結局は京都を訪れることにしました。
祇園の街並みを見た後は、親戚から勧められた「建仁寺」を拝観することに・・・
三門から見て驚いたのは、予想よりも遥かに規模が大きかったことです。
それもその筈で、京都五山の三位とのことですから、格式は相当高いものです。
そんなことも知らずに行った私は・・・超歴史音痴!!
(2)
文永2年(1265年)宋の禅僧、建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が入寺してからは禅の作法、規矩(禅院の規則)が厳格に行われ純粋に禅の道場となりました。
明治に入って、政府の宗教政策等により臨済宗建仁寺派としての分派独立、建仁寺はその大本山となりました。
また廃仏毀釈、神仏分離の法難により塔頭の統廃合が行われ、余った土地を政府に上納、境内が半分近く縮小されて現在に到っています。
(3)
本坊の中庭を見たところです。
ぐるりと回廊のようになっていて、それぞれの方向から眺めるとまた違った印象があります。
一番気持ちが落ち着くのはこちら側から見たものですが、あくまでも個人的な見解です。
(4)
「方丈」は慶長四年(1599)恵瓊(えけい)が安芸の安国寺から移築したもので、優美な銅板葺の屋根が印象的な禅宗方丈建築です。
本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像です。
前庭は、このような枯山水様式の「大雄苑(だいおうえん)」を有しています。
(5)
4枚目の左端に写っている窓から眺めたところです。
石庭の一部が見える程度ですが、何とも心落ち着く空間となっています。
外は暑かったものの、寺院の中を吹き渡る風は真夏のそれとは違っていました。
(6)
ここ西来院の開基は蘭渓道隆(1213−78年)です。
応永年中(1394−1428年)、道隆四世の法孫大宗が清本院を再建して西来院と号したのにはじまります。
応仁および天文の兵火に罹りましたが、慶長(1596−1615年)以降に再建されました。
キショウブが印象的で撮影したカットですが、門から見た中庭はまた素敵なものでした。
生憎と立ち入ることは出来ませんでしたが、それでも私には十分でした。
建仁寺は本当に素晴らしいお寺でした。
撮影データは引き続き省略ということで・・・
機材はRICOHのGX100とEOS40D+Tokina12-24㎜です。
(1)
関西を訪れた三日間の最終日、結局は京都を訪れることにしました。
祇園の街並みを見た後は、親戚から勧められた「建仁寺」を拝観することに・・・
三門から見て驚いたのは、予想よりも遥かに規模が大きかったことです。
それもその筈で、京都五山の三位とのことですから、格式は相当高いものです。
そんなことも知らずに行った私は・・・超歴史音痴!!
(2)
文永2年(1265年)宋の禅僧、建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が入寺してからは禅の作法、規矩(禅院の規則)が厳格に行われ純粋に禅の道場となりました。
明治に入って、政府の宗教政策等により臨済宗建仁寺派としての分派独立、建仁寺はその大本山となりました。
また廃仏毀釈、神仏分離の法難により塔頭の統廃合が行われ、余った土地を政府に上納、境内が半分近く縮小されて現在に到っています。
(3)
本坊の中庭を見たところです。
ぐるりと回廊のようになっていて、それぞれの方向から眺めるとまた違った印象があります。
一番気持ちが落ち着くのはこちら側から見たものですが、あくまでも個人的な見解です。
(4)
「方丈」は慶長四年(1599)恵瓊(えけい)が安芸の安国寺から移築したもので、優美な銅板葺の屋根が印象的な禅宗方丈建築です。
本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像です。
前庭は、このような枯山水様式の「大雄苑(だいおうえん)」を有しています。
(5)
4枚目の左端に写っている窓から眺めたところです。
石庭の一部が見える程度ですが、何とも心落ち着く空間となっています。
外は暑かったものの、寺院の中を吹き渡る風は真夏のそれとは違っていました。
(6)
ここ西来院の開基は蘭渓道隆(1213−78年)です。
応永年中(1394−1428年)、道隆四世の法孫大宗が清本院を再建して西来院と号したのにはじまります。
応仁および天文の兵火に罹りましたが、慶長(1596−1615年)以降に再建されました。
キショウブが印象的で撮影したカットですが、門から見た中庭はまた素敵なものでした。
生憎と立ち入ることは出来ませんでしたが、それでも私には十分でした。
建仁寺は本当に素晴らしいお寺でした。
撮影データは引き続き省略ということで・・・
機材はRICOHのGX100とEOS40D+Tokina12-24㎜です。
建仁寺にも行かれたんですね~
私も先月、行ってきました。
(ブログにはまだアップできていませんが・・・)
私も歴史音痴なので、ZEISSさんの記事で勉強させていただきますね(笑)
ところで、ブログのリンク、いただいてもよろしいでしょうか?
今後ともよろしくお願いいたしますね♪
わ~~、けんねんさんに行ってきはったんや・・・会いたかったな・・・
自分でびっくりしたのは、いつも駐車場から入るので三門を知らなかったんです。すごい威厳ですね!!3枚目、光と影のコントラストすばらしい・・・ラストのキショウブ、いい画やなあ・・・
師匠、今度、くるときは会っていろいろ教えてくださいませ。
遅レススミマセン。
>建仁寺にも行かれたんですね~
はい、親戚に勧められまして・・・
「祇園へ行くなら建仁寺も行くといいよ」という話を聞いたんですよ。
しかし、この日も超暑かったです。
>ZEISSさんの記事で勉強させていただきますね
いや、これはいただいたパンフレットとホームページの
受け売りでして・・・(爆)
>ブログのリンク、いただいてもよろしいでしょうか?
ありがとうございます。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
デジタルはハイライトとシャドーの何れかが犠牲になります。
そこで、ソフトウエアでどちらもあまり犠牲にならないように
調整してあります。
>京都行きたくなってきました。
関西へ行かれるようですから、時間があれば是非!
>けんねんさんに行ってきはったんや・・・
け、けんねんさん???
あっ、建仁寺のことね(笑)
そっちではそう呼ぶんだ、知らなかった。
>いつも駐車場から入るので三門を知らなかったんです。
あぁ、そうですね、祇園方面から入ると、三門は見ないですね。
私はまず、三門から見るのが慣わしになっているもので・・・
>3枚目、光と影のコントラストすばらしい
ありがとね。
>今度、くるときは会っていろいろ教えてくださいませ。
あいよ~!
って、いつのことになるやら(笑)
私だって東京のことはよく分らない部分が多いですから。
人から聞いて「へぇ~!」って思うことがよくあります。
ZEISSさんの写真はナゼか居ながらにしてそこに
自分もいるかのような錯覚に陥ります。
ここにいるのに、すごくリアルな感じがあって・・・。
京都なんて20代の頃から行ってません(涙)
修学旅行の頃は全然建物とかに興味もなく
もったいない旅行だったような気がします^^;
いいなぁ~、京都行きたいなー
いわゆるひとつの臨場感ってぇヤツですね。
それを感じていただければ、へっぽこカメラマンとしては
随喜の涙を流すのであります。
京都を訪れたのは本当に久しぶりのことで、この前はいつの
ことだったかが記憶が飛んでいます。
もう20年くらい前だったような・・・