美しきピアニスト

ジャズピアニスト「城門芙美子」さん

(1)


とにかく美しい人である。
また、横顔が素敵で、つい真横から狙ってみたくなる・・・
日本人にしては目鼻立ちがくっきりとしているから、その美しさが際立つのだろう。


(2)


白壁の前に立って貰い、まるで白ホリのスタジオで撮影したかのようなイメージを狙ってみた。
真横というよりはやや斜め後ろからの撮影で、こういったポジションはモデルさんにとっては相当厳しい条件となる。
ところが、彼女の場合は厳しいどころか、よりその美しさが増幅したかのような印象であった。


(3)


直射日光があまりなく、光が柔らかく回る場所を見つけた。
レフでガツンと光を起こすのではなく、あくまでも自然な感じの光があることがポイントである。
但し、キャッチライトを入れる目的でレフは使用しているが・・・

このとおり、正面からストレートに撮影しても、この美しさである。
レフからの光はさほど強くはないため、ごく自然な表情が生まれたと思う。
いわゆる「ニコパチ」ではなく、あくまでも柔らかい表情がこのシチュエーションでは相応しい。



(4)


バラ園での撮影であるが、バラの花とストレートに絡めるのではなく、光が溢れるイメージを狙ってみた。
この季節は昼近くなると完全にトップライトとなる。
光が硬くなることが分っていたため、ソフトフォーカスレンズを使ってコントラストを弱めている。

ソフトフォーカスレンズは、勿論、ソフトでファンタジックな効果を狙うことが多い。
キャノンのSFEFレンズは球面収差を逆利用しており、特にハイライト部分が滲んだような描写となることが特徴である。
ソフトウエア処理やフィルターでは得られない独特の効果がソフトフォーカスの真骨頂と言えよう。


(5)


せっかくのバラ園ですから、バラの花も少しは絡めなくちゃね。
ここではバラが主張し過ぎないように、効果的に左端に花を配してみた。
全体的なバランスを崩さずに、さり気なく花を入れることがポイントかな？

ということで、大阪まで朝一番のフライトで飛んでの撮影会＆オフ会でした。
メンバーはSHINさん、まこりんさん、yamatakaさん、そして私、ZEISSメの4人です。
飛び入り参加の私を快く迎えていただき、本当にありがとうございました。

とにかく、当日はいきなり真夏が訪れたかと思わんばかりの陽射しと暑さでした。
本職のモデルでも疲れる環境でしたが、モデルを務めてくれた城門芙美子さん、本当にお疲れ様でした。
ハードな条件でもよく頑張っていただき、ありがとうございました。

撮影地：大阪府大阪市鶴見区「花博公園鶴見緑地」
撮影年月日：2009年5月9日（土）
(1)撮影機材：キャノンEOS40D　EF50㎜F1.4 USM
　 撮影データ：ISO100　f/1.8AE（SS1/1250秒）　-0.7EV　50㎜（80㎜相当）
(2)撮影機材：キャノンEOS40D　EF50㎜F1.4 USM
　 撮影データ：ISO100　f/1.8AE（SS1/100秒）　0.0EV　50㎜（80㎜相当）
(3)撮影機材：キャノンEOS40D　EF50㎜F1.4 USM
　 撮影データ：ISO100　f/2.0AE（SS1/160秒）　+1.0EV　50㎜（80㎜相当）
(4)撮影機材：キャノンEOS40D　SFEF135㎜F2.8
　 撮影データ：ISO100　f/2.8AE（SS1/800秒）　+1.0EV　135㎜（216㎜相当・ソフト目盛1）
(5)撮影機材：キャノンEOS40D　SFEF135㎜F2.8
　 撮影データ：ISO100　f/2.8AE（SS1/640秒）　+0.7EV　135㎜（216㎜相当・ソフト目盛1）