Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

千条の滝と冬枯れの箱根路と

2009年01月07日 | 滝・渓流
いく条もの糸に見えるが如く流れ落ちる

(1)


昨年、箱根駅伝の応援で登山電車の小涌谷駅付近に私はいました。
帰宅してから「千条の滝(ちすじのたき)」というのがあることを知って、地団太を踏む思いでした。
今年は早めに現地に着いて、選手が来る前に軽いハイキング気分で見に行ってきました。

箱根登山鉄道「小湧谷駅」下車徒歩20分とのことでしたが、10分少々で着いてしまいました。
恐らくは自然と早足になったのでしょうけれど、大した坂道でもなく楽なコースです。
お散歩気分で出かけられますよ♪

撮影地:神奈川県箱根町「千条の滝周辺」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio GX100(5枚目を除いて共通)
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/5秒 f/7.1) -2.0EV 15㎜(72㎜相当)
撮影年月日:2009年1月2日(金)



(2)


この「千条の滝」は鷹巣山山麓から流れ出る蛇骨川の上流で流れ落ちています。
落差は約3mで横幅20m位の滝ですが、岩の間からいく条もの清流が流れるさまはとても美しく感じられます。
また、岩肌には苔が密生し、深い緑に包まれた静寂な空間となっています。

この滝の存在は長い間、殆ど人に知られることはなかったようです。
大正年間にに「三河屋旅館」の創業者である榎本恭三氏が、この美しい滝の存在を知って貰いたいとのことで、周辺や滝までの道を整備したそうです。

撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/13秒 f/4.4) -2.0EV 15㎜(72㎜相当)


(3)


この滝の傍らには看板に以下のような文章が書かれていました。

「この滝は、蛇骨川上流に位置し、苔むした岩肌をつたって流れ落ちるさまは、いく条もの糸のように見え、いつのころからか「千条の滝」と呼ばれるようになりました。その名にふさわしく優しく、幽玄な雰囲気をかもし出しています。」

まさにその通りでした。
但し、太陽の光は直接届かないため、かなり薄暗い感じの場所です。
写真撮影が目的ならば、三脚を持参されることをおすすめいたします。
えっ、私?・・・三脚なしで無理やり撮りました。(VGAサイズだから、まぁ何とかネ・・・)

撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/6秒 f/5.6) -2.0EV 15㎜(72㎜相当)


(4)


「千条の滝」へ行く道すがら撮影した風景です。
行きですと左側に見えてくるもので、モノトーンが面白く感じられました。
右からのサイド光ですから立体感が出たと思います。


撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/160秒 f/6.3) -2.0EV 15㎜(72㎜相当)


(5)


モノトーンだけでは少々寂しいので、ちょと色合いをプラスしてみました。
こちらはほぼ逆光で、相当眩しく感じられました。
C-PLフィルターを使おうかと思いましたが、結局は使うことはありませんでした。
キラキラ感を消したくなかったんですね。

撮影機材:キャノンEOS40D タムロンAF28-300㎜ f/3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] MACRO
撮影データ:ISO200 SS1/160秒AE(f/9.0) 0.0EV 55㎜(88㎜相当)



(6)


これは温泉をボーリングして、今でも汲み上げで使っている櫓なんでしょうね。
あっ、しまった~!折角の温泉地である箱根へ行ったのに、またしても温泉に入らないまま帰宅してしまいました。
何ともったいないことを・・・(涙)

撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/250秒 f/8.7) -2.0EV 6㎜(29㎜相当)