Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

京都・建仁寺にて(2)

2009年05月24日 | 史跡・名所
風神雷神図屏風(国宝)

(1)


有名な「風神雷神図」は落款や印章はないものの、俵谷宗達の晩年の最高傑作とされています。
二曲一双の屏風全面に金箔を押し、右双に風神、左双に雷神を描いています。
勿論、これは複製ですが、撮影に当たっては受付で確認をとっています。

これは単なる模写ですから、当ブログの趣旨であるオリジナル画像からは外れちゃうんですけれどね~。
まぁ、観光客の視点ということでご勘弁を!(笑)


(2)


「法堂(ほっとう)」の天井に描かれている「双龍図」です。
平成14年に創建800年を記念し、小泉淳作画伯の筆による双龍が描かれました。
何ともダイナミックな絵で、見る者を圧倒するほどの迫力があります。


(3)


再び「本坊」に戻ってきました。
開放感ある間取りは寺院特有のものですが、涼しい風が吹きわたるほど通気性に優れています。
外は30℃を超える(多分・・・)気温でありながらも、明らかに真夏の空気とは熱さが違います。


(4)


「本坊」の中庭「潮音庭」ですが、苔の緑色が何とも瑞々しさを感じさせてくれます。
巧みに配置された岩によって、見た目以上の広がりがそこにはあります。


(5)



「本坊」の座敷から「潮音庭」を眺めたところです。
いいですねぇ、こういった場所で静かに思索をめぐらせたいものです。
でも、多分、居眠りをしてしまうかも・・・(爆)


(6)


お寺には必ずある手水です。
「潮音庭」の一角にあり、何とも雅な感じがしますね。


(7)


5枚目と同じ窓から眺めたものですが、奥行きが感じられますね。
建仁寺という名前すら知らなかった私は、この京都最古の禅寺で何かを掴んだような気がします。
その何かは未だに分りませんが、時間をかけて分ってくるのではないかと思っています。


(8)


さて、滞在も二時間を超えてしまいました。
また、炎暑(?)の京都の街を彷徨うことにしましょう。
ふと気付いた金魚鉢ですが、何だか金魚になりたくなってしまった私です(笑)

撮影機材はRICOH・GX100で、撮影年月日は2009年5月11日(月)です。
撮影データは・・・今回は省略させていただきますね。
気になる方はExif情報をご参照下さい。

京都・建仁寺にて(1)

2009年05月18日 | 史跡・名所
京都最古の禅寺

(1)


関西を訪れた三日間の最終日、結局は京都を訪れることにしました。
祇園の街並みを見た後は、親戚から勧められた「建仁寺」を拝観することに・・・

三門から見て驚いたのは、予想よりも遥かに規模が大きかったことです。
それもその筈で、京都五山の三位とのことですから、格式は相当高いものです。
そんなことも知らずに行った私は・・・超歴史音痴!!


(2)


文永2年(1265年)宋の禅僧、建長寺開山蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が入寺してからは禅の作法、規矩(禅院の規則)が厳格に行われ純粋に禅の道場となりました。
明治に入って、政府の宗教政策等により臨済宗建仁寺派としての分派独立、建仁寺はその大本山となりました。
また廃仏毀釈、神仏分離の法難により塔頭の統廃合が行われ、余った土地を政府に上納、境内が半分近く縮小されて現在に到っています。


(3)


本坊の中庭を見たところです。
ぐるりと回廊のようになっていて、それぞれの方向から眺めるとまた違った印象があります。
一番気持ちが落ち着くのはこちら側から見たものですが、あくまでも個人的な見解です。


(4)


「方丈」は慶長四年(1599)恵瓊(えけい)が安芸の安国寺から移築したもので、優美な銅板葺の屋根が印象的な禅宗方丈建築です。
本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像です。
前庭は、このような枯山水様式の「大雄苑(だいおうえん)」を有しています。


(5)


4枚目の左端に写っている窓から眺めたところです。
石庭の一部が見える程度ですが、何とも心落ち着く空間となっています。
外は暑かったものの、寺院の中を吹き渡る風は真夏のそれとは違っていました。


(6)


ここ西来院の開基は蘭渓道隆(1213−78年)です。
応永年中(1394−1428年)、道隆四世の法孫大宗が清本院を再建して西来院と号したのにはじまります。
応仁および天文の兵火に罹りましたが、慶長(1596−1615年)以降に再建されました。

キショウブが印象的で撮影したカットですが、門から見た中庭はまた素敵なものでした。
生憎と立ち入ることは出来ませんでしたが、それでも私には十分でした。
建仁寺は本当に素晴らしいお寺でした。

撮影データは引き続き省略ということで・・・
機材はRICOHのGX100とEOS40D+Tokina12-24㎜です。

東長谷寺・薬王院へ

2009年04月24日 | 史跡・名所
牡丹の花が綺麗に咲いていました♪

(1)


「カルネドリーム」のカルネさんの記事に触発されて、下落合にある薬王院へ行って来ました。
これは山門にあたるところでしょうか、東長谷寺と記載されています。
東長谷寺には理由がありまして、総本山が奈良にある長谷寺なんですね。

撮影地:東京都新宿区下落合「真言宗豊山派 瑠璃山 薬王院」
撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSPAF17~50㎜ F/2.8XR Di
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/60秒) 0.0EV 20㎜(32㎜相当)
撮影年月日:2009年4月18日(土)



(2)


石段を登っていくと左手はこのようになっています。
枝垂梅にはもう実がなっていて、牡丹の花が満開状態となっていました。
これはなかなか期待ができそうですね。

撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSPAF17~50㎜ F/2.8XR Di
撮影データ:ISO200 f/7.1AE(SS1/160秒) -0.7EV 28㎜(45㎜相当)



(3)


牡丹が斜面に咲いている場所では、見事なドウダンツツジの木がありました。
ここは牡丹そっちのけで撮影に熱中してしまいました。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/10.0AE(SS1/125秒) 0.0EV 135㎜(216㎜相当)



(4)


牡丹が一面に咲いている場所の上方から、寺院の本殿を絡めて撮影してみました。
この薬王院は結構訪れる人が多くて、人を入れないで撮影するのは苦労しました。
やはり、「忍」の一語でした。

撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSPAF17~50㎜ F/2.8XR Di
撮影データ:ISO200 f/9.0AE(SS1/125秒) -0.7EV 25㎜(40㎜相当)



(5)


牡丹は数箇所に分かれて咲いていますが、ハイライトは何といってもこの場所でしょう。
斜面にずらーと咲いている様子は圧巻です。
23区内にこのような素晴らしい寺院があるとは驚きですね。

撮影機材:キャノンEOS40D EF70-200㎜ f/4.0L IS USM
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/160秒) 0.0EV 106㎜(170㎜相当)



(6)


牡丹が咲き誇っているところを登りつめた先には、お地蔵様や石仏が並んでいる場所があります。
ランダムな並べ方ではありますが、なかなか心落ち着くものがあります。
光が均一にではなく、部分的に当たっているところがいい感じですね。

撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSPAF17~50㎜ F/2.8XR Di
撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) 0.0EV 17㎜(27㎜相当)



(7)


さらに上に登って唖然としました。
「何だこれは~!」って感じで、暫し見入ってしまいました。
このように石仏を積み上げる意図とは何でしょう?
そのうちに解明してみたい気分になってきました(←昔、石仏に凝っていた・・・)。

撮影機材:キャノンEOS40D タムロンSPAF17~50㎜ F/2.8XR Di
撮影データ:ISO200 f/6.3AE(SS1/80秒) 0.0EV 17㎜(27㎜相当)

下里分校と桜

2009年04月09日 | 史跡・名所
それは遠い日のノスタルジア

(1)


誰しもこのような瞬間がある筈です。
遠い昔に小学校に通った記憶が甦ります。
そこでの楽しかった日々は、何物にもかえがたい大事な大事な宝物です。

撮影地:埼玉県比企郡小川町「下里分校」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF24~105mm F/4.0L IS USM(共通)
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/5.0) -0.3EV 105㎜(168㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2009年4月7日(火)



(2)


撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/125秒 f/8.0) -0.3EV 24㎜(38㎜相当・C-PLフィルター使用)


(3)


撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/80秒) 0.0EV 47㎜(75㎜相当・C-PLフィルター使用)


(4)


撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/125秒) 0.0EV 28㎜(45㎜相当・C-PLフィルター使用)


(5)


撮影データ:ISO200 f/8.0AE(SS1/100秒) +0.7EV 24㎜(38㎜相当・C-PLフィルター使用)

睡足軒の森

2009年03月30日 | 史跡・名所
風雅な空間

(1)


私のブログで時々ご紹介しています「睡足軒の森」です。
これは今まで撮影したことがないカットで、気がつかなかったなぁ・・・・という感じです。
入り口にほど近い場所で奥まっていたからでしょうか。
なかなか気に入っている写真です。

撮影地:埼玉県新座市「睡足軒の森」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D EF24-105㎜ f/4.0L IS USM(共通)
撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/30秒 f/4.0) -1.0EV 50㎜(80㎜相当)
撮影年月日:2009年3月29日(日)



(2)


ソメイヨシノはまだ二分咲きといったところで、木々の芽吹きがようやく始まったところです。
紅葉や桜が満開の時季は訪れる人も多いのですが、ちょうど中途半端な感じなんでしょうか。
訪れる人も疎らで、このように広がりのあるカットを撮影することが出来ました。

このカットではC-PLフィルターを使用していますが、屋根瓦や熊笹などの葉の輝きを奪いたくなかったため、その効果は控えめにしてあります。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/100秒 f/6.3) -0.7EV 45㎜(72㎜相当・C-PLフィルター使用)


(3)


ここは昨日記事にしました平林寺とは通りを隔てた場所にあります。
茶室などもあり、なかなか風雅な感じがするところです。
折りしもお茶会が開かれていたようで、このような演出がされていました。
「和服を着た若い子が通らないかな?」と待っていたら・・・

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/200秒 f/5.6) -0.7EV 82㎜(131㎜相当・C-PLフィルター使用)


(4)


運良くうら若き女性が通りかかりました。
行く先には茶室がありますので、きっとお茶会に行くのでしょう。
若いのに感心なことですね。

撮影データ:ISO200 プログラムAE(SS1/160秒 f/4.5) -0.3EV 105㎜(168㎜相当・C-PLフィルター使用)

雑司が谷旧宣教師館

2009年03月07日 | 史跡・名所
タイルの先にあるものは・・・

(1)


3月7日の土曜日も仕事でしたが、午後3時前には擲って職場を後にしました。
鍵はかけなくていいのかって?
いいのいいの、最後に帰る人が全部やるから!!(笑)

地下鉄有楽町線・護国寺駅で下車して地上に出ると・・・方角が全く分かりません。
一応地図は確認してきましたけれど、はて?
護国寺山門前の交番で道順を聞くと、「ラーメン屋さんの先を左に曲がって、後は道が分かりにくいですから聞きながら行って下さい」とにこやかな顔で言われました。

しかし、住宅街の道は入り組んでいてさっぱり分かりませんし、土曜日の昼下がりでは人も歩いていません。
何となく見当をつけて歩くと、やがてこのようなタイルが埋め込まれている場所に辿り着きました。
この先に「雑司が谷旧宣教師館」があるのは間違いのないことでしょう。


(2)


レンガで造られた門を入ると、木造二階建ての洋館が出迎えてくれました。
ひっそりとした住宅街にある白亜の洋館は何とも素敵な佇まいでした。
この様式は19世紀末のアメリカの郊外でよく見られたもので、北海道大学植物園にも同じ様式の建物があります。


(3)


この建物は明治40年(1907年)にアメリカ人宣教師であるM・マッケーレブが建てたものです。
マッケーレブは昭和16年(1941年)に帰国するまでの34年間をこの家で暮らしていました。
質素な造りの外国人住宅で、都内でも数少ない明治期の宣教師館の一つでもあります。
平成11年3月3日に東京都有形文化財(建造物)に指定されました。


(4)


「建物の屋根は和小屋組の寄棟屋根で、南と西に切妻飾りを持ち、カラーベスト・コロニアル葺きとなっています。
外壁はペンキ塗りの下見板張りでシングル様式を基調とし、飾部のデザインはカーペンターゴシック様式を用いています。」
(雑司が谷旧宣教師館の絵葉書より抜粋)


(5)


建物の全景はこのようになっていて、なかなか感じの良い佇まいとなっています。
なお、館内は撮影禁止ですから、中をお見せできないことが残念です。
各階にある三部屋とも暖炉が設えていて、壁の中に煙突が組み込まれています。
他にも興味深い造りとなっていますので一見の価値があります。

この「雑司が谷旧宣教師館」が気になる方は↓をご覧下さい。
「雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)」

今回は撮影データの記載は省略させて下さいね。
撮影機材はRICOH Caplio GX100です。

古都・鎌倉にて(7)

2008年12月22日 | 史跡・名所
北鎌倉・円覚寺の鄙びた光景

(1)


円覚寺の一角で見つけた光景です。
なんとも鄙びた感じがするのが気に入ってしまい、暫くはここで和んでいました。
立ち入ることが出来ない場所ですが、それが却っていい雰囲気を出していたと思います。

撮影地:神奈川県鎌倉市「円覚寺」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio GX100(このカットのみ)
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/40秒 f/4.6) -1.0EV 5㎜(24㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2008年12月6日(土)



(2)


別の時間に違う角度から縦位置で狙ってみました。
おや?赤い実がついたマンリョウの傍に、なにやら石仏らしきものがありますね。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200(以下、共通)
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/80秒 f/3.2) -1.0EV 9㎜(35㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


やはり石仏でしたが、強烈な逆光だっただけに写真では表情が分かりません。
肉眼ではきちんと確認できましたが、やはり人間の目はよく出来ています。
というよりも、特にデジタルカメラの場合は再現域が狭すぎますね。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/60秒 f/3.5) -1.0EV 51㎜(200㎜相当・C-PLフィルター使用)


(4)


寿徳庵へと至る階段の途中から俯瞰撮影したものです。
上から見下ろす俯瞰撮影はなんとも楽しいものですね。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/40秒 f/3.5) -1.0EV 16㎜(62㎜相当・C-PLフィルター使用)


(5)


縦位置で赤く染まっている木を中心に構成してみました。
よく見ると、この眺めにそぐわないものが写っています。
近代的(?)な外灯ですが、川越にある喜多院でも同じように悩まされました。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/40秒 f/3.5) -1.3EV 20㎜(78㎜相当・C-PLフィルター使用)

古都・鎌倉にて(6)

2008年12月19日 | 史跡・名所
北鎌倉・円覚寺の紅葉・第二章

(1)


再び北鎌倉・円覚寺の紅葉の写真をお届けします。
これは「龍隠庵」から「仏殿」方面を眺めたところです。
右側の茅葺屋根は「選仏場」で、左側の庵のような建物は「居士林」です。
抜けるような青空の下、とても気持ちの良い眺めが広がっていました。

撮影地:神奈川県鎌倉市「円覚寺」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/60秒 f/5.5) -1.0EV 6㎜(29㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2008年12月6日(土)



(2)


これは・・・書院の前辺りだったでしょうか?
ちょっと記憶が定かではありませんが、銀杏の黄色と紅葉、そして青空の対比が何とも言えませんでした。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/125秒 f/4.0) -1.3EV 11㎜(35㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


「寿徳庵」へと至る階段の途中で越し方を振り返ったところです。
銀杏と紅葉と奥に見える「書院」のバランスが何とも・・・自画自賛ですかな?(笑)

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/125秒 f/3.7) -1.7EV 9㎜(35㎜相当・C-PLフィルター使用)



(4)


その階段をさらに降りてきて、紅葉を中心として構成してみました。
様々な色が交じり合って、ちょっと煩いかなとは思いましたが・・・
これはこれでいいのかもしれませんね。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/100秒 f/3.2) -1.3EV 18㎜(70㎜相当・C-PLフィルター使用)



(5)


ラストは鮮やかな紅葉で締め括ることにしましょう。
「龍隠庵」から「仏殿」を見たところですが、紅葉の「赤」が冴えていたのが印象的でした。
色々と切り取ってみましたが、このカットが一番良かったようですね。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/80秒 f/4.0) -1.3EV 18㎜(70㎜相当・C-PLフィルター使用)


まだまだ円覚寺の画像はたくさんありますが、どうしようかな?
街はイルミ一色だし、いつまでも紅葉で引っ張るのも如何なものか・・・
うーん、あと2~3回はお付き合いいただけますでしょうか?

古都・鎌倉にて(5)

2008年12月16日 | 史跡・名所
長谷の大仏黄葉

(1)


これから暫くは鎌倉シリーズも円覚寺の画像が多くなると思います。
そこで、時々は別の記事を間に挟んでいくことにします。

今回は「長谷の大仏」で有名な「高徳院」で撮った画像の数々をお届けします。
鎌倉は銀杏をはじめとして黄葉も多く目にしました。
これは大仏を中心に据えて、銀杏と紅葉をあしらってみたものです。

撮影地:神奈川県鎌倉市長谷「高徳院」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/160秒 f/5.3) -0.7EV 14㎜(67㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2008年12月6日(土)



(2)


これは「高徳院」の入口近くにあった黄葉を前景にし、背景に銀杏を配してみました。
この黄葉は逆光や透過光で見ると、とても綺麗でしたよ。
それは最後の2枚でご覧いただくことにします。

撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/160秒 f/3.5) -0.3EV 35㎜(135㎜相当・C-PLフィルター使用)



(3)


引きで撮ると人が入りますし、入れないで撮ると不自然な構図となりがちです。
ここはぐぐっと寄って、仰ぎ気味にして撮影しました。
抜けるような青空を背景にした大仏様は、やはり存在感がありますね。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/125秒 f/6.5) -0.7EV 5㎜(24㎜相当・C-PLフィルター使用)



(4)


もろに逆光で写していますが、GX100はいい仕事をしてくれます。
ハイライトが飛ぶでもなく、シャドーが潰れるわけでもなく・・・
昨年あたりから、私は紅葉よりも黄葉に心を奪われています。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/125秒 f/6.4) -0.7EV 13㎜(62㎜相当・C-PLフィルター使用)



(5)


せっかく24㎜が使えるのですから、ぐぐっと寄ってみましょう。
28㎜ではここまでの遠近感は表現できません。
コンデジですから、極端に絞り込まないでも全体的にピントが合っているように見えます。

撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/100秒 f/6.5) -0.7EV 5㎜(24㎜相当・C-PLフィルター使用)

古都・鎌倉にて(4)

2008年12月14日 | 史跡・名所
京都にいるような錯覚が・・・

(1)


北鎌倉にある円覚寺は1282年、鎌倉時代後期になって北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建されました。
円覚寺の名前は、建立の際に大乗経典の「円覚経」が出土したことに因むそうです。
これは「佛日庵」で、円覚寺の中でもかなり奥にある建物です。

この円覚寺を訪れて感じたものは、ずばり「京都」です。
私の発想が貧困なせいもあるのでしょうけれど、どうしても「京都」を想起せざるを得ません。
「鎌倉」にいることには間違いないのですが、気分はまるで「京都」でした。

撮影地:神奈川県鎌倉市「円覚寺」(共通)
撮影機材:コニカミノルタ・ディマージュA200(共通)
撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/100秒 f/3.2) -1.0EV 15㎜(58㎜相当・C-PLフィルター使用)
撮影年月日:2008年12月6日(土)



(2)


「龍隠庵」から「三門」(山門と呼ぶ場合もあるが、正しくは三門)を眺めたところです。
この円覚寺は多くの人が訪れる名所ですが、さすがに「龍隠庵」まで登ってくる人は多くはありません。
眺めもいいし、第一に静かであることから私は穴場だと思っています。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/30秒 f/5.0) -1.0EV 23㎜(89㎜相当・C-PLフィルター使用)


(3)


これは、その「三門」のすぐ傍で撮影したカットです。
どうしても参拝客(=観光客?)がフレームに入るため、このようにやや見上げる構図となってしまいます。
大きく張り出した紅葉が特に印象的に思えた場面でした。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/40秒 f/3.5) -1.0EV 20㎜(78㎜相当・C-PLフィルター使用)


(4)


「龍隠庵」から下ってくると、正面には「仏殿」があります。
「仏殿前」は言わばメインストリートですから、ひっきりなしに人通りがあります。
暫く待って捉えたカットがこれですが、もう少し右側によって狙うべきだったようです。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/100秒 f/3.2) -1.7EV 28㎜(109㎜相当・C-PLフィルター使用)


(5)


その「仏殿」前で人並みが途切れるまでは、このようなカットを撮影していました。
やはり寺社仏閣と紅葉はよく似合いますが、これだけ大きく捉えると印象は違ってきますね。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/80秒 f/3.5) -1.7EV 26㎜(100㎜相当・C-PLフィルター使用)


(6)


確か、「佛日庵」のすぐ横にあった塀だと思いますが、今となっては記憶はあやふやです。
下り坂の途中にあったので、さほど大きくは違ってはいないと思いますが・・・
上り坂の時は順光線でしたからさほどの印象はありませんでしたが、やはり逆光ですと違って見えますね。

撮影データ:ISO50 プログラムAE(SS1/25秒 f/3.2) -0.3EV 35㎜(135㎜相当・C-PLフィルター使用)