タイルの先にあるものは・・・
(1)
3月7日の土曜日も仕事でしたが、午後3時前には擲って職場を後にしました。
鍵はかけなくていいのかって?
いいのいいの、最後に帰る人が全部やるから!!(笑)
地下鉄有楽町線・護国寺駅で下車して地上に出ると・・・方角が全く分かりません。
一応地図は確認してきましたけれど、はて?
護国寺山門前の交番で道順を聞くと、「ラーメン屋さんの先を左に曲がって、後は道が分かりにくいですから聞きながら行って下さい」とにこやかな顔で言われました。
しかし、住宅街の道は入り組んでいてさっぱり分かりませんし、土曜日の昼下がりでは人も歩いていません。
何となく見当をつけて歩くと、やがてこのようなタイルが埋め込まれている場所に辿り着きました。
この先に「雑司が谷旧宣教師館」があるのは間違いのないことでしょう。
(2)
レンガで造られた門を入ると、木造二階建ての洋館が出迎えてくれました。
ひっそりとした住宅街にある白亜の洋館は何とも素敵な佇まいでした。
この様式は19世紀末のアメリカの郊外でよく見られたもので、北海道大学植物園にも同じ様式の建物があります。
(3)
この建物は明治40年(1907年)にアメリカ人宣教師であるM・マッケーレブが建てたものです。
マッケーレブは昭和16年(1941年)に帰国するまでの34年間をこの家で暮らしていました。
質素な造りの外国人住宅で、都内でも数少ない明治期の宣教師館の一つでもあります。
平成11年3月3日に東京都有形文化財(建造物)に指定されました。
(4)
「建物の屋根は和小屋組の寄棟屋根で、南と西に切妻飾りを持ち、カラーベスト・コロニアル葺きとなっています。
外壁はペンキ塗りの下見板張りでシングル様式を基調とし、飾部のデザインはカーペンターゴシック様式を用いています。」
(雑司が谷旧宣教師館の絵葉書より抜粋)
(5)
建物の全景はこのようになっていて、なかなか感じの良い佇まいとなっています。
なお、館内は撮影禁止ですから、中をお見せできないことが残念です。
各階にある三部屋とも暖炉が設えていて、壁の中に煙突が組み込まれています。
他にも興味深い造りとなっていますので一見の価値があります。
この「雑司が谷旧宣教師館」が気になる方は↓をご覧下さい。
「雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)」
今回は撮影データの記載は省略させて下さいね。
撮影機材はRICOH Caplio GX100です。
(1)
3月7日の土曜日も仕事でしたが、午後3時前には擲って職場を後にしました。
鍵はかけなくていいのかって?
いいのいいの、最後に帰る人が全部やるから!!(笑)
地下鉄有楽町線・護国寺駅で下車して地上に出ると・・・方角が全く分かりません。
一応地図は確認してきましたけれど、はて?
護国寺山門前の交番で道順を聞くと、「ラーメン屋さんの先を左に曲がって、後は道が分かりにくいですから聞きながら行って下さい」とにこやかな顔で言われました。
しかし、住宅街の道は入り組んでいてさっぱり分かりませんし、土曜日の昼下がりでは人も歩いていません。
何となく見当をつけて歩くと、やがてこのようなタイルが埋め込まれている場所に辿り着きました。
この先に「雑司が谷旧宣教師館」があるのは間違いのないことでしょう。
(2)
レンガで造られた門を入ると、木造二階建ての洋館が出迎えてくれました。
ひっそりとした住宅街にある白亜の洋館は何とも素敵な佇まいでした。
この様式は19世紀末のアメリカの郊外でよく見られたもので、北海道大学植物園にも同じ様式の建物があります。
(3)
この建物は明治40年(1907年)にアメリカ人宣教師であるM・マッケーレブが建てたものです。
マッケーレブは昭和16年(1941年)に帰国するまでの34年間をこの家で暮らしていました。
質素な造りの外国人住宅で、都内でも数少ない明治期の宣教師館の一つでもあります。
平成11年3月3日に東京都有形文化財(建造物)に指定されました。
(4)
「建物の屋根は和小屋組の寄棟屋根で、南と西に切妻飾りを持ち、カラーベスト・コロニアル葺きとなっています。
外壁はペンキ塗りの下見板張りでシングル様式を基調とし、飾部のデザインはカーペンターゴシック様式を用いています。」
(雑司が谷旧宣教師館の絵葉書より抜粋)
(5)
建物の全景はこのようになっていて、なかなか感じの良い佇まいとなっています。
なお、館内は撮影禁止ですから、中をお見せできないことが残念です。
各階にある三部屋とも暖炉が設えていて、壁の中に煙突が組み込まれています。
他にも興味深い造りとなっていますので一見の価値があります。
この「雑司が谷旧宣教師館」が気になる方は↓をご覧下さい。
「雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)」
今回は撮影データの記載は省略させて下さいね。
撮影機材はRICOH Caplio GX100です。
藤沢にもありましたね。横浜や神戸みたいに集まって
ないだけかぁ。それにしても、色とかがエリス邸に似ていて
???と思いました。洋館は花の季節になるとさらに美しい
ですよね。横浜も楽しみです。
それとこういった建造物もいいですね!
家の近所も探すといくつかありますがなかなか良い感じで撮れないんですよね(><)
ここも少し前まではその存在すら知りませんでした。
そういえば、東武東上線の常盤台北口を少し歩くと、
高級住宅街にさしかかります。
そこにもいくつかあったようですが、個人宅では写す
のを躊躇いますね。
>洋館は花の季節になるとさらに美しい
ですよね。
>横浜も楽しみです。
今度の土日がお天気なら横浜へ行くつもりです。
また裏切られなければいいんですが・・・
やはり中は撮影したかったなぁ。
でも、今度は横浜へ行って撮影してくるからいいんですけれど。
>神戸の異人館通りの入館料はそれぞれ高過ぎ・・・
禿げしく同意!
でも、建物を維持していくには金がかかるからある程度は
仕方がないのかもしれませんね。
京都では拝観料をたっぷりと取られますけれど。
あれ?何だか西田敏行さんが出ている泣ける歌の番組みたい(笑)
洋館は説明的な写真になっちゃうから、いきなりこうやって
組み立てようかと思っていました。
因みに、トップ画像は最後の最後で撮影したものなんです。
早速、行かれたのですね。
いきなり、タイルの出現に意表を衝かれました。
最後の青空と流れるの雲の下の洋館も素敵な佇まいです。
TBさせてくださいね。
と言っても、職場からも近くて、午後3時頃出かけても十分でした。
着いたときは団体さんがいましたので、暫くは中で時間を潰していました。
よりしんさんの記事がなければ今でも存在を知らなかったことでしょう。
本当に感謝しています。
世の中知らないことだらけですね。
最後になりましたが、TBありがとうございます。
私は二つのブログの記事にダブルでTBかけさせていただきました。
タイルに陽が当たって、路地に光がさす様な感じも良いですね。
何があるのかなとワクワクします♪
この写真を見ると本当に住宅街の中にあるんですね~。
上野周辺もレトロモダンな民家があったりしますが、
このような建物は出来れば長くあってほしいなぁと思うのです。
4枚めの壁に映った樹の影と窓の映り込みが好き♪
>1枚目がとっても素敵!
ありがとうございます。
どうしてもこういった場所では説明的な写真に
なりがちなので、インパクトを狙いました。
>上野周辺もレトロモダンな民家があったりしますが、
そうですね、だんだんと減りつつはありますが、
いつまでも残しておいて欲しいものです。