蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

空が眩しかったです。

2010-05-08 20:30:30 | Weblog
相変わらずのグズグズなお天気の北海道石狩地方ですが、今日、本州方面の方はきっとスカッと晴れ渡ったうらやましいお天気だったらしいですね。今年の北海道はこのまま桜の花も咲かないくらいの勢いです。

でも、天気と違って蛇口屋の気分は久しぶりに爽快だったりします。
今日でようやく、トイレの下から這い出る事ができました。

ようやく地上の住人です。

なんか、重い雲が覆い被さり、曇って雨が降っていたものの、穴から出てきた蛇口屋にとって、空は眩しかったです。

結局、今回の工事は蛇口屋の経験した中でも、たぶん苦労な在る意味ベストなトイレの改修工事になると思います。

住宅内のトイレから、一番最初のマスまで、距離にして5mで、曲がりが5カ所。基礎の貫通部分が4カ所、トイレの地下から出した土が2立方メートルに、新しく埋め戻した土も同じ量と、たかがかトイレを変えるだけだというのに、本当に手間がかかった工事となってしまいました。

時間はかかりましたが、問題は一応の解決をみました。
一応の結果は出た感じですね。
それでも、今回の工事も蛇口屋なりいろいろと考えるところもあって、一軒の住宅からトイレが使用不可能になる状態でこれほど工期が長くなるなら、もう少し、工事にやりようがあったのではと、考えます。

確かに、今回の工事は問題点を見つけては事後処理の連続で、蓋をあけてみて対応を決める工事でしたので、必ず後手に回ってしまいます。

その度にお客さんと話し合って、手段や方法を決めて、工事して、点検して、問題が広がると工事も広げて、っていう事の繰り返しでしたから、それはもう、時間もかかります。

最終的には、付帯工事もあわせると、当初のトイレの単純な交換から、3倍以上の工事金額になってしまいました。

お客さんには気の毒ですが、現状既存の便器を使い続けて行っても、いずれ問題にはなっていたと思います。
つまり必要な工事だったということです。

結局マス以降の枝管も手を付けてしまったし。
お客さんにとっても、良い工事になったと蛇口屋は思います。

でも、ホンと工事はきつかったですね。
ここまで一件のトイレにつきあった事って無かったですからね。

今後、どのようなトイレの工事に出会っても、もう怖いものはありませんよ。
週6日の中、5日間もトイレの中にいましたからね、かなり良い運も付いたんじゃあないかって思うんですよね。

まあひとまずは、なにも考えず、もう、トイレ床下に潜らなくて済むことを家で一人ひっそり祝う事にしようとおもう蛇口屋でした。