幸福実現党の壹岐愛子氏が参院選神奈川県選挙区から出馬を表明 「神仏を信じる心は愛国心に繋がる」
2022.04.21
会見する壱岐氏(右)。
今夏に予定されている参院選の神奈川選挙区に、幸福実現党は壹岐愛子(いき・あいこ)氏を擁立する。壹岐氏は21日、神奈川県庁で記者会見を開き、出馬に至った経緯や特に訴えたい政策について発表した。
壹岐氏は1985年に神奈川県川崎市で生まれ、現在は横浜市鶴見区在住。多摩大学経営情報学部経営情報学科卒業後、リコージャパンに入社。2013年、幸福の科学の社会人教育機関であるHS政経塾に第4期生として入塾。現在は、党政務調査会のエネルギー部会長を務めながら、神奈川県で積極的に署名活動や要望書活動などを行ってきた。
壹岐氏は冒頭、日本は今、国家存続の危機にあるとして、危機の時代において、「国家の背骨となる精神的な支柱、信仰心を打ち立てること」が大切だと語った。そして日本に必要な精神は、信仰心に基づく愛国心と武士道精神だとして、以下の4つの政策について訴えた。
(1)安全保障と外交「自分の国は自分で守る」自虐史観の払拭
日本は主権国家として国を守る意志を固めるべき。大切な理念は「平和のための正義」「国を守る気概」。新疆ウイグル自治区は中国の侵略を許し、現在も民族弾圧が行われている。自国を守る意志があってこそ、平和は実現される。
幸福実現党は、尖閣諸島における領海侵犯などの侵略行為を繰り返す隣国の脅威に対して、自国を守るだけの、国力相応の防衛力強化を訴える。岸田総理の「広島的平和主義」ではこの国は滅びの一途を辿る。さらに公明党が足を引っ張るため、国防が骨抜きにされている現状がある。
また、日本は台湾を守ることをしっかり世界に宣言するべきだ。幸福実現党の神奈川県本部は昨年末、県議会に「『日台関係基本法』制定に関する意見書の提出を求める署名」8124筆を提出した。無神論国家である中国共産党の悪事を止めるために、信仰を基軸とした中国包囲網を築いていくべき。
(2)バラマキやめて「勤勉革命」、「減量の経済学」で税金のムダを排除
コロナ禍に入り、今や日本の政治は「いかにばらまくか」が議論の対象になっている。選挙前に、経済政策として公的にお金を配るのは「合法的買収」で、日本の「資本主義の精神」を死滅させる。岸田総理が掲げる「新しい資本主義」は分配と課税を押し進める社会主義政策。賃上げ政策も企業の活力を奪い、経済成長を押し下げる。
コロナ禍の今こそ「勤勉革命」で努力する人が報われる社会を築くべきであり、一人ひとりが努力して得られた「果実」である給料や利益を、政府が取らない「シンプルで安い税金」を実現する必要がある。さらに「減量の経済学」で、政府の「ムダ」をなくす。幸福実現党は、「小さい政府」「安い税金」を基本とした政策で健全財政を目指す。
(3)中国の責任追及こそ最大の感染症対策「感染症全体主義から自由を守る」
幸福実現党は、新型コロナウィルスは「中国の武漢研究所でつくられた生物兵器であり、意図的に使われた」という認識。世界は既に生物兵器によって"戦争状態"にある。原因を断たないままでは、コロナ禍は終わらない。
コロナ禍以降、感染拡大防止を理由とした「緊急事態宣言」「蔓延防止」、違反者や企業には刑事罰を適用する法改正など、政府に国民が隷属させられる体制が築かれている。給付金やワクチンの無料接種など、コロナ対策の中身も国費の無駄遣いをなくすべきであり、現状では、コロナへの対応は季節性インフルエンザ並の5類相当にするべき。自由が脅かされるコロナ対策にNOを突き付ける。
(4)「脱炭素グレタ教にNO!」日本の自由と繁栄を守る
グレタ氏が広告塔となり、日本も躍起になって推し進めている「CO2ゼロ政策」の規制で、日本の産業は衰退の一途を辿る。「ものづくりの国」日本の国力はなくなり、中国依存を進めてしまう。パリ協定の目標「2030年度までに温室効果ガス46%削減」は撤回すべき。そもそも地球温暖化論は嘘が多く、ドイツはウクライナ紛争でエネルギー政策を転換し、原発や石炭火力を維持する方向。アメリカも国内での原油や天然ガスの増産を容認する方向へと舵を切っている。
世界各国が本気でやるつもりのない、環境対策を日本だけがバカ正直にやり続け、国費を無駄に使い、再生可能エネルギーを推し進め、電力逼迫危機を高めている。安定した安価なエネルギー供給のために、石炭火力の削減計画を撤廃し、原子力を含むバランスのとれた電源構成を再構築すべき。
「この国に生まれ、この時代に生まれてよかった」と思える世界を
会見の終盤、壱岐氏はウクライナ紛争に関しても言及。亡くなった方々に哀悼の意を表し、現在の日本の報道がアメリカ・ウクライナ側に偏っていることを危惧。ウクライナはロシアにとって緩衝地帯であり、国防上重要な地域であると理解することが大切であり、その上で日本は、ウクライナの中立化を目指していくべきであると語った。
そして孤立を強めたロシアが、中国や北朝鮮、パキスタンなどと連携し、世界大戦へと発展しないためにも、欧米に追随してウクライナ支援を行う現政権に苦言を呈し、中国とロシアの違いは神仏を信じているということであり、信仰を持つ国であるロシアを対中包囲網に入れるべきというのが、幸福実現党の考えだとした。
そして、神仏を信じる心は愛国心に繋がるとして、神奈川県の強羅に眠るとされる天御祖神の存在について言及。神奈川県は地域的にも非常に大きな使命を持っている場所であると認識していると語り、「全ての方々が、この国に生まれ、この時代に生まれてよかったと心の底から喜べるような世界を創るために、力を尽くしてまいります」と締めくくった。
【関連サイト】
幸福実現党 公式ホームページ
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神奈川県庁記者クラブ 幸福実現党いき愛子 参院選出馬表明会見
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