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須賀川市農業・農村振興会議公募委員選考の結果について

2010-04-15 23:19:36 | 愚痴
見事落選でした。

 申し込み用紙の応募理由は

 ” 給料を貰いながら農業を語る人に農政を任せておけないから”でして
 以下の作文を添付しての応募でしたが落選してしまいました。
 今回で3回目の落選ですが何処を改善すれば当選するのでしょうか?。

本市の農業振興の為に必要な事
                         佐藤 榮壽
減反政策と言う物は私が学校を卒業した頃から行われていました。
米が余るから生産を減らしましょうと言う余り頭を使わない政策でした。
転作は何でも良いから作りなさい言うのは今も受け継がれています。自給率が低い物は
補助金を出すから作りなさいと言う奴です。作ると言うプロセスさえあれば助成すると言う
“何処”に足りない物を補いましょうと言う考えが有るのかわからない政策です。
足りない物を作らせるのだったら最低収量の基準位有っても良いと思うのですが、やればくれると言う形だけの、お金の無駄遣いです。これだけ予算が逼迫してもそういった考え方は変わらないので農家の方はろくな手入れもせず、率の良い助成制度ばかり探しています。
この転作・助成制度も結果論では有りますが全く良い方向には向いておりませんでした。
そのおかげで今の日本の農業は倒産寸前まできています。あと5年たったらどうなると思いますか?。60歳の人が65歳になります。後継者のいない中、食料はどうやって確保するのでしょうか?。海での漁獲量制限は放っておく事によって回復しますが耕地が荒れた場合は回復が困難です。今も何でその様な政策をとっているのかわかりませんがその考え方が主流です。
自己本位的な考え方かもしれませんが農業を経済学で考えるのは危険だと思います。
輸入すれば安いお金で手に入りますがそれが何時までもつかです。市場に出回る農産物は生産量の数%とか言うお話ですので異常気象・経済(買占め・投機)等の影響であっと言う間に高くて買えなくなるかもしれません。
で私が思うに、先ずは市場の開拓だと思います。国の政策に乗って一律減反・転作ではなく、地域ごとに独立して、産地形成・販路拡大を行い、売れる物を作るのではなく作った物を売る作業から始めます。
米の消費を伸ばす為に米粉を使ったパン・うどん等が有るそうですが
(消費拡大の一つの案なのでしょうが、粉にしてしまえば地域の差・特色が無くなりますます日本に農業を残すのが難しくなるのではと思います。)
その前に米を売る(ご飯を食べさせる)努力はしたのでしょうか?。ご飯の味・ご飯の効能・ご飯の大切さをです。例えば毎回言っているかも知れませんが、学校給食は全てご飯にして御飯でないと腹が持たないような体作りです(煙草を専売してニコチン漬けにするよりはズーと健康的です)。
又、簡易朝食・昼食メニューの公募を行い簡易朝食百選みたいな企画を設け、御飯に対する認識・興味アップ、簡単メニューの復旧による消費拡大。御飯はおかず作りを含め調理時間がネックですので簡単に調理出来るレシピでファーストフード化すれば消費が伸びると思います。当然夕食は通常メニューですが・・。
その他、御飯の炊き方・美味しい米の選び方・保存の仕方等色々有ります。精米後フィルターにかけただけでも小米・胴割れ米等が取り除かれる事によって糊状の御飯が無くなるのと口当たりが良くなり食味が増すと言われます。又、フィルターを通し余分な物が振り落とされるので精米歩合が落ち必要数を確保するのに必要玄米量が増加しますので、と美味くなって沢山たべるようになるのと併せて必然的に消費量が増えます。
等、まだまだ消費を増やす方法は一杯有りますがお国は逆・逆の事しかやっていません。
例えば保管時の品質劣化防止とか言って年々米の水分含有量を下げています。これは売れ残りの事を考えての事でしょうが乾燥度合いを下げる事によって食味を悪くしますので、売れない・在庫が増えると言う悪循環になってしまいます。どうしても在庫を抱えてしまうと言う事を考えるので有れば
産地的に美味しく、売り切れる地域の米は保管を考える必要がないので一番美味いとされる水分量とする等、地域毎にランク付けして水分含有量を決めれば売れ残りそうな地域の米はそれなりの仕上がりにすれば良いのでは?。
その内美味い米がつくれない人はひとりでに淘汰されるでしょうが・・。
米の等級を見た目だけで決めているのもおかしい。見た目プラス食味で評価する等の方法にしないと
食味に拘って栽培している農家の方が馬鹿みたいです。
 特別栽培米と普通栽培米の反収(金額換算で)が同じか低いのが現状です。
 
野菜も同じです・例えば味噌汁の具は何が良いか等のメニューを公募し美味しい味噌汁百選を作る。
こういう風に消費者を巻き込んだイベントで興味を持たせ、消費を拡大しなければならない。
個人的な問題かもしれませんがせっかく農林振興課とか言う部署がありますのでこう言う手間暇のかかる事はお任せしたい。
消費者と生産者はお互い持ちつ持たれつの関係に有ります。どちらが倒れても社会は成り立ちません。お互いを生かす為の出費は年金みたいな物で、一時的に無茶をしてしまうと後で泣きを見ます。店舗が大型化し郊外に出て行ってしまい、大型店が安いからと地元の店をないがしろにして、気が付いた時は何も無くなっていた時、地域に残された老人は何処で生活用品を仕入れるのでしょうか?。
昔から日本は瑞穂の国と言われてきました。それは米を作るのに適した国だからです。当然日本の気候に適した米の新種改良も有りましたが、春が来て、梅雨が有って。夏が来て秋になる。このような季節の移り変わりの中で出来る物は米が一番です。小麦なんて作っても今の品種で採算が合うほど取れるはずが有りません。だったら余った米を小麦と交換して貰ったほうがなんぼか良いと思います。

 800字以内にまとめられる程日本の農業は簡単ではないと思います。その様な制限を設ける事自体にお役所の農業に関する関心の度合いが想像出来ます。
この様な公募に於いて、どんな人がどんな話をするのかわかりませんが、訳のわからない人が訳のわからない話をしているのに手当てを払うのは、もの凄い無駄だと私は思います。
それをまとめるお役人は農業に関してどれだけの興味が有って知識が有って、どの様なベクトルで推進させるのか興味があります。
お国の指示をスルーで流す様な人は要らないと思うのですが・・。

 そう言えば各町内にも農業振興部とか言うのが有りました。振興と言っても減反・転作の奨励・確認しかやってない団体です。産業の成長を抑制する事も振興と言うのだとは知りませんでした。
この公募された団体も年に1~2回集まって減反の割り当て・確認を行う様な団体なのでしょうか?。
もっとお金の使い方を上手くしましょうという団体だったら良いですね。

 おかげさまで未だに農業所得から所得税を払った事が有りません。
  嬉しいのか、悲しいのか・・・どちらだと思いますか?。

  最低限、生産コストは回収出来る様な保護は必要ですが、不自然な助成を行うのではなく、
農家の方の全てが所得税を払える形にするのがまともな農政だと思います。


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