その前にごはんくれ!
ごはんくれ!
今晩は。
フィルター設置後のケージです。
左は♀のケージです。
脱走防止の蓋を設置しました。
上から見ると、
ケージは奥行75㎝ですから、結構大きいかもしれません。
パーカーとトゲモモのエーハイムがバカでかいので小さく感じているのかもしれませんね…
それから体重測定の結果です。
前回は11月11日の測定でした。
♂は279→284g
♀は274→267g
♀の体重減少が気になりますが、依然として食が細いので仕方ありません。
3月には19度へ、4月には20度に水温を上げるのでしっかりと観察を続けようと思います。
今晩は。
以前に書いた通り、ブラジルヘビクビガメのケージに外部フィルターを設置しました。
今回は1ヶ月間換水なしでしたが、調子が落ちることもありませんでした。
現在は昼夜とも水温18度なので活性も冬モードになっているからかな?とも思います。
エサは夏場の半分位に控えており、水の傷みも少ないこともありますが…
12月からエキスパートフレッシュを使用していることも要因かなぁと推測しています。
このように20ℓ製水するのに捨て水は浴槽一杯になります。
大体20ℓ製水で約4時間かかります…
ただやはり日本の水道水には様々な薬品が添加されているのは実感できます。
上のタンクはカーボンフィルターで塩素を除去します。
中和ではなく除去です!
下のタンクは逆浸透膜で水を濾して精製します。
つまり水道水を引き算してゼロ水を得る訳です。
非常にマニアックなので詳述は避けますが、相当にカメの皮膚には優しいはずです。
フィルター設置中は強制乾燥&体重測定ですが…
以前にブラジルヘビクビガメは立体活動が得意だと書きました。
根拠は体重に比して大きく鋭い爪とミズカキの発達が弱いことです。
おそらく野生下では木に登るのだと思います。
Nさんもブラジルヘビクビの立体活動はすごく脱走の達人だとおっしゃっていましたが…
こんな感じで垂直にケージを登ります!
こんなのや、
こんな感じで立体活動をします。
まるで虫かごの中のカブト虫のように垂直にくっついています。
おそらくこの立体活動の巧みさには意味があると思います…
たまにはこんな写真も。
おそらく国内に3頭もいないと思われる♀(超ゲキレアなカメです!)
おまけ
さて、肝心のフィルターはというと、
予想外にコンパクトで驚きました!
ただ静粛性は進化しており、無音に近いです。
濾過が効いてくるのはおそらくGWの頃だと思いますが、改めて水質レポートしてこのフィルターを評価したいと思います。
今回はPM11:00〜AM7:00までの稼働にしました。
流量が多めなので昼寝の邪魔をしないように大事をとりました。
付属のホースがダークブラウン系に変わったことはいいと思います。
外部フィルターはフルーバルとエーハイムしか使用経験がありませんが、やはりエーハイムの頑強さとディテールの拘りは妥協がないと感心します。
付属のキスゴムの圧着力とかは日本製とは比較にならない位高品質です。
実にマニアのツボを押さえており、素晴らしいですね。
まぁ、この辺の拘りはレイシーも素晴らしいですが。
飼育期間が長くなるとレイシーやエーハイムに機材が集約されていきます。
結局、高品質の機材を長く使うことが一番コストパフォーマンスがいいのです。
おはようございます。
今は昔の「今昔物語」ではありませんがヘビクビ、ナガクビガメはかつてカメ界のスターであり頂点でした。
そう1980年の冬、私の行きつけのショップには5匹の珍しい外国産のカメが売られていました。
今から38年前の話です。
5頭ともベビーサイズでしたが価格は今でもハッキリ覚えています。
カミツキガメ9,000円、ワニガメ4万円、マタマタ3万円、ジェフロアカエルアタマガメ(当時はカエルガメをカエルアタマガメと呼んでいました)38,000円、オーストラリアナガクビガメ10万円でした。
オーストラリアナガクビガメは一番上の棚に鎮座していました。
ジェフロア、オーストラリアともに今では半値で売られていますが、当時は高い場所に置かれて、よく見えないのですが異様に長いクビと經を横に隠すその姿はクサガメしか飼ったことのない私には衝撃的で後光を放つ程の憧れのカメでした。
当時はこれらのカメが棚に陳列され、アメリカハコガメは地べたの平ケースに入れられて売られていました。
大抵クサガメやマレーハコガメなんかのケースと横並びにされ、2,000円もしなかったと思います。
ハコガメなんかは逆に今の値段が信じられないし、今のブームが理解できません。
この時代は1ドル250円近辺ですから、アメリカハコガメの現地価格はおそらく1匹3〜5ドル位だったのではないでしょうか。
信じられない位の安値ですね。
おそらくアメリカ本国では今の感覚で300〜500円位で取引されていたと思います。
当然ハコガメには見向きもしない私でしたが、時代のなせる技でしょうか?
なんとリュウキュウヤマガメも38,000円で売られていましたし、プライスカードには「天然記念物」と書かれていました…
なんとも混沌とした時代でしたし、CITES自体が緩い時代だし、なによりNON CITESのカメが多い時代でしたからね。
ナンベイヘビクビガメはまだ図鑑でしか見た事がなく、私が購入したのはこの4年後、沼津のキングでしたが当時はアルゼンチンヘビクビガメと呼ばれていました。
(現ギザミネヘビクビガメですね。)
「地方発送」や「プライスリスト」の広告がアクア雑誌を賑わせていた頃です。
因みにアルゼンチンヘビクビガメは57,000円(やはり今の倍の値段ですね)でしたが、すぐに死んでしまいカメ飼育を諦め、ポリプテルスに転じました…
五十嵐氏が命懸けでナイルビチャーを捕獲した頃は私もポリプテルスを当時の分類で8種ほど飼育していました。
アクア雑誌のニュース写真にひどく興奮したのが懐かしいです。
当時は大学生でつい5年位前に何十万円もしたエンドリケリーやラプラディーが2万円位になり驚いたものです。
代々木上原のウチダ熱帯魚や南浦和の荒川屋に行ったものです。
そうそう、行きつけのお店にはスッポンモドキが100万円で売られていました。
確かこの頃が中野のアクアポイントや埼玉のアクアショップミカミなんかがカメで有名だったと思います。1988〜90年位だと記憶しています。
ジーベンが初入荷し、時のバブル経済と相まってナガクビ・ヘビクビガメが熱い時代でした。狂った時代だったのかもしれません。
今のジーベンの100倍以上の価格でしたからね。
ジーベン初入荷200万円、今でも鮮明に覚えています!
私が大学2年生の頃です。
日本中のマニアがオブロンガなんか見たことのない時代ですからジーベンの太く長いクビに腰を抜かしたものだし、200万円は仕方ないと納得できるほどにナガクビ大人気の時代でした。
あの頃はカメの頂点はナガクビガメとヘビクビガメでした。
筆者は伝聞らしいですが、私はこの時代を過ごした世代です。まさしく事実、ナガクビにあらずばカメにあらずの時代でした。
いや寧ろ私は昨今のリクガメ・ハコガメブームが理解に苦しみます。
ヘビクビガメはその大半が写真すらない幻のヘビクビガメでしたが…
そしてマニアはオーストラリアとブラジルにはまだ見た事のない珍種のナガクビ・ヘビクビがいることを活字情報を読むことで知り得た時代でした。
この時代のカメ界の温度感はハープタイルラバーズさんの過去入荷のヘビクビガメの説明文が秀逸で臨場感に富んだ銘文です。
あの文書を読むたびに自分のもとにマキシミリアーニがいることを奇跡的に思えてしまいます。
「俺、マキシ飼ってるんだよなぁ。すごい時代だよなぁ」と。
余談ですが私がマキシの存在を知ったのは1988年頃だと思います。
当時は極めて珍しい幻のヘビクビガメながら茶色単色で甲羅ツルツル、プラテミス似という文字情報にガッカリしたものです。
ギザミネのもっと凄いヘビクビガメを妄想していたものですから…
しかし2008年に初めて本物のマキシを見た時は凄い衝撃でした。
マキシ恐るべし!
やはりこんなに素晴らしいヘビクビだったのか!と感動しました。
価格も凄すぎでしたが…
残念なのは飼育方法が分からず日本に入荷したマキシが全滅してしまったことです。
エキスパンサ、オブロンガ、マキシミリアーニ、ラジオラータ、どんなカメなんだろうか?と胸をときめかせたものです。
これら全てをCB化したヨーロッパのマニアには本当に脱帽です。
さて、本題です。
今は昔、人気は地に堕ちたうえに世界的なCB化の流れから取り残されたナガクビ・ヘビクビガメ…(EUのマニアが頑張ってくれてますが)
エキスパンサとオブロンガは飼育者も複数いるようですがマキシ飼育者はもっと少ないでしょう。
アメリカハコガメやアジアハコガメ、リクガメやニオイガメ、これらは飼育者も多くネット上やオフ会を通じて情報交換も活発なようです。
羨ましい限りです。
特にリクガメはメジャー化の時期がネット普及期と重なったせいか、より横のつながりを強く感じます。
エキスパンサ、オブロンガ、マキシミリアーニやラジオラータのブログがあったら、どれほど自分自身の閉塞感を抜け出せるだろうか?とモヤモヤした気分の晴れない日が続いています。
ここ数年はオブロンガのCBが毎年入荷していますが、購入された方々はオールドマニアなのでしょうか?
一向に情報公開されませんね。
まぁ、昔のカメマニアは一匹狼が殆どでしょうからね。
仕方ないことなのかも知れません。
最後にこれは本音ですが、曲經マニアは集めることがメインで飼育技術は高くないと思います。
その点はやはりハコガメやリクガメ飼育者の飼い込むこと・殖やすことへの真摯な姿勢を見習うべきだと思います。
特にリクガメ飼育者のカメに名前をつける風潮には賛同しかねますが、その愛情には、多いに見習うべきだと思います。
私自身、殖やすことに情熱が持てないことにかつてのナガクビマニア達との共通点を見いだしています。
やはりWCが最も魅力的なのです。
今晩は。
12月1日の朝、またもやケージ脱出を図るので土の上に置きました。
こんな感じです。
室温が17℃と低めなのでプレートヒーターも入れました。
2時間程様子を見ましたが、動く気配もないので水に戻しました。
特別騒ぐわけでもなくシェルターに帰っていきました。
産むんですかねー?
よく分かりません。
オスはいつもと変わらない食欲です。
以上ご報告まで。