goo blog サービス終了のお知らせ 

カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

オブロンガ、エキスパンサ、マキシ

2018-05-26 09:09:10 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

ブラジルヘビクビガメの産卵により、定期更新になりそうな今日この頃ですが…

さて肝心の卵ですが、5月24日の写真です。

残念ながら変化なしです…

今は24度で孵卵器内に入れています。

まぁ、発生の可能性もあるので孵卵を継続します。

ベロオリゾンテの気候は

さすがに冬に向かっているだけに寒いですね。

でもブラジルですよ、ここ。

南米とはいえこんな冷涼な地で暮らすカメなのです。

こんな記事がありました。

ヒポカンバスさんですね。(アッサムの国内CBはこちらが日本初ではなかったでしょうか?)

 

もちろん雌雄のサイズと写真もありました。

殆どブラジルヘビクビと同じ価格だな。

ブラジルの場合は雄40万円、雌80万円  ペア100万円って感じですかね。

しかし腕さえあればこの価格ならコウホソにチャレンジしたくなります。 

おそらく現在はオブ、マキシともこの価格では買えないでしょう。

多分、底値だと思います。

30年前、知っているけど見たことがないオブロンガ、エキスパンサ、マキシには例えようのない憧憬の念を抱いていたものです。

私がペポニさんでエキスパンサの実物を見た時は200万円でした。

ホウシャやエキスパンサは高いけど死なないからいいですよね。

日本に入荷したもののオブとマキシはバタバタと死に、マニア達はその飼育難易度の高さに打ちひしがれたものです。

上手に飼うことと繁殖させることは似て非なることと私は確信していますが、やはり産卵まで持ってこれたので国内CBを狙っていきます。

 私の場合、繁殖を狙って飼育しているのではありません。

カメの最高の状態を狙って飼育しており、いつの間にか産卵しているのが常です。

今回は真剣に孵そうと様々な文献に触れていますがつくづく飼育と繁殖は別ものだなぁと感じています。

 何しろ生息地の気候変動がキーですから現地の気象データに精通しなくてはなりません。

それから本当の情報。

これはオフ会などでしっかりした経験談に触れることですね。

やはり、次回はカメ会に参加して情報交換しよう。

あー、でもブラジルヘビクビの仔ガメ見たいなぁ。

入荷は絶望的ですから自分でCB取るしかありません…

ものすごく高いハードルだなぁ。

もっと勉強して知識と技術を上げなくては。

とりあえずタートルプリンを作り、メスの調子を上げていこうと思います。

実は自分の中でコウホソナガクビガメの長期飼育方法が完成したので実践したくてウズウズしている矢先のブラジル産卵でした。

ブラジル、コウホソという超飼育困難種を同時に飼育することすら無茶なのに、ブラジルの繁殖を狙うなど不可能です。

やはりブラジルヘビクビガメの国内CB実現が先です。

コウホソ対策は30㎝水槽で水作りの検証を重ねるつもりです。

ただ、私思うのです。

ブラジルヘビクビガメとコウホソナガクビガメは収斂進化ではないか?と。

グリーンパイソンとエメラルドツリーボアが有名ですが例えば、チズガメとセダカガメも同じです。

ブラジルヘビクビの生息地も表土は酸性の酸化鉄が覆っていますが湧水は石灰質層で濾過された硬度の高いアルカリ水です。

我が家のブラジル飼育水はPH8.0〜8.2もありますからね。

コウホソナガクビもこのアルカリ水に暮らすカメですし、パースも風が吹く都市です。

まぁ私の仮説が正しければきっとコウホソの長期飼育が可能となるはずです。


ブラジルヘビクビガメ産卵の記録

2018-05-19 07:45:03 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

去る2018年5月10日朝、3個の水中産卵がありました。

文献には11〜12月に木の根元、倒木の下、落ち葉の下などに2〜3個産卵と書いてあります。

そして仔ガメは9・10月に見られるそうです。

卵は250〜300日で孵化するとあります。

ブラジルは南半球ですから季節は日本とは真逆です。

因みに私はベンチマークの都市をミナス・ジェレイド州の州都ベロオリゾンテにしています。

ここはサンパウロ州に隣接した標高800mに位置し、ブラジルヘビクビガメの生息地でもあります。

現地の11・12月は日本の5・6月に相当します。

我が家のブラジルヘビクビはまさにドンピシャのタイミングで産卵したと考えています。

現地では初夏の10月から翌年3月までの長い夏が雨季です。

降雨量は東京の梅雨の倍もあり、最も降雨量の多い12月は月のうち20日も雨が降るのです。

地表部に産み付けらた卵はどうやってこの雨季を過ごすのでしょうか?

噂レベルですがブラジルヘビクビの卵は突然発生することが多いそうです。

トリッキーな発生をする南米曲頸ですからブラジルヘビクビも発生するキーファクターがあるはずです。

円山動物園の本田さんのブログに興味深い記事を見つけました。

メキシコアカスジヤマガメの卵が産卵後3ヶ月して発生のスイッチが入った事例でした。

発生の理由は乾燥だそうです。

確かにこのカメは雨季の終わり、つまり乾季の始まりに産卵するカメです。

とすればブラジルヘビクビは雨季つまり高い湿度が発生スイッチではないか?と私は推測しています。

そこで6・7月は温度24度、湿度80%。

8・9月は温度25度、湿度90〜95%。

10・11月は温度24度、湿度70%で管理しようと思います。

日本の12月は現地では6月の気候。

乾季となり、雨は東京の冬の1/3以下の降雨量に加え、気温もグンと冷える冬となります。

面白いデータを見つけました。

 

地表部はかなり温度差がありますね。

発生、孵化にはこの温度差と湿度差をどうやって再現するのがカギだと思うのですが…

長年の勘といいましょうか、今回は受精卵だと睨んでいます。

当初はこんな風に広く浅くブリーダーズバーミーを敷いたのですが…

 

10日以降は現地の気候っぽくて安心していました。

ちょうど1週間後の5月17日に温度・水分を計測すると…

(土壌計測器も信頼できるシンワ計測器を選びました!)

28度、ドライ+、これは水分量5%以下です…

ここ何日かの好天で予想以上に水分が飛んでしまいました。

気温の上昇と風通しが過ぎたようです。

狭く深い容器に変え、孵卵器で管理することにしました。

下5㎝にウェットなマット、上5㎝にドライのマットを敷きました。

孵卵器は定評のある三菱電機製です。

 

 セット完了。

来週からは24度に下げて管理する予定です。

当ブログを公開するか下書きのままかは私の気分次第ですが次のステージであるブリードする上では記録は必須です。

週単位での孵卵記録を残していくことにしました。

因みにベロオリゾンテの気温は

明らかに日本の方が暑いな…

クーラー設置しておいて良かった。

現地は既に乾季入り。

それにしては湿度が高い日のようですね。

やはり風は吹いているんだな。

こうした時系列データを蓄積すると後々すごいヒントになるものです。

 


御礼

2018-05-10 20:58:34 | ブラジルヘビクビガメ

今晩は。

今朝、ブラジルヘビクビが産卵しました。

オフ会・SNS等での情報共有、ブログ読者の皆様、そして理解ある家内のお陰です。

改めて御礼申し上げます。

次はいよいよ国内CBを視野に入れた飼育に進みたいと思います。

以下は現地で10年以上定点観察しているブラジル人研究家の論文です。

 

これを読むと現地では推測で11月から12月に2個から3個の卵を木の根元や倒木の下に産むとあります。

ブラジルと日本では季節が逆で分かり難いので以前作った早見表です。

我が家の産卵は5月10日ですからほぼこの表に当てはまります。

私は産卵があるとしても11月か12月と考えていました。

WCなので体内時計はブラジルのままで、日本の季節に慣れるのは時間がかかると思っていました。

現地では初夏に産卵するので今日の産卵は正常な産卵サイクルのようです。

今回、有精卵の可能性は低いですがなにしろ長寿なカメですから焦らずに取り組んでいきます。


【祝】無事に2年経ちました!

2018-04-22 09:18:22 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

お陰様で無事に飼育2年経ちました。

明日から3年目に入ります。

当初の目的だったブラジルヘビクビ飼育者様とのコミュニケーションは叶いませんでしたが、様々なカメ飼育者様のご意見に触れ大変勉強となりました。

自らの観察眼を磨く意味もあり、毎週更新を基本に頑張ってきましたが当初目的の2年飼育をカメの体調も良く達成できたことから定期更新をやめます。

今後は不定期に思うことを更新します。

まぁ、カメさん達の近況報告はTwitterに載せるのでご興味のある方はそちらをご覧になって下さいませ。

長きに渡りお読み下さった皆様に深く御礼申し上げます。

ありがとうございます。


カウントダウン

2018-03-25 08:16:50 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

ブラジルヘビクビガメの飼育開始から23ヶ月経過しました。

間も無く飼育開始2年を迎えます。

カウントダウンといった感じですね。

2年の歳月はカメも飼育環境に慣れ、飼育者も自身の飼育方法に自信を持つことでルーチンワーク化し倦怠期に陥る時期になります。

しかし、同時に飼育データの蓄積もそれなりに厚みが出てきて新たな試みを、ある程度根拠に基づいて実行できるようになります。

1.器具メンテナンスの強化

ブラジルヘビクビの長期飼育のポイントは水温20度を維持すること。

水槽用クーラーが適正稼働することが絶対条件です。

まずはクーラー本体と循環ポンプが正常に作動するようにメンテナンスをGW中にする予定です。

2.飼育環境の変更

前回書いた通り、10月完成を目指して90㎝オーバーフロー水槽を立ち上げて♀を飼育します。

もしもコウホソのお迎えとなれば、この水槽を仕様変更して対応する予定です。

3.ブリードに向けたデータ蓄積

経験則ではお迎え5年前後で産卵するカメが殆どです。

オスは一緒にした瞬間からヤル気満々ですから、条件さえ揃えばブリードが可能だと思います。

今年もブラジルの入荷は無かったので、やはり自分で殖やす以外には今後の入手は難しそうです。

現地にはストック個体もいるそうですが価格が高騰しているので、入荷しても買えそうにありません。

とまぁ、今年もブラジルヘビクビにかかりっきりとなりそうです。

ただコウホソ飼育を仮説立案するうえで、ブラジルの飼育がすごく役立つなぁ、という点があります。

それは、コウホソはCBという言葉に惑わされてはいけないということです。

ブラジルヘビクビのCBを取るには、シビアな環境設定が必要条件でしょう。

おそらく入荷しているコウホソCBはF1ですからシビアな環境設定下で誕生しているはずです。

飼育下で馴染ませやすいのは、これらの飼育困難種はおそらくはF3世代からだと思います。

これは自分でWCのブラジルヘビクビを飼育してみて肌感覚ながら確信しています。

WC派の私ですから許されるならコウホソもWCにチャレンジしたいのですが不可能ですからね。

ブラジル政府は野生動植物の国外輸出を禁止しています。

我が家のブラジルヘビクビは一応ウルグアイからの輸入ですが…

ブラジルヘビクビはブラジル国内にしか分布していないはず…

マニアは後ろめたさと背中合わせで飼育しているのも悲しい現実です。

日差しで春を感じているのでしょうね。

我が家のブラジルヘビクビは今朝もひっくり返らんばかりのエサくれダンスです。