切花のゆりの花を花瓶に挿している。
なんという種類のゆりかは知らないが、その姿といい、色といい、香りといい見事なものだな。
たぶんヨーロッパで交配を重ねた近代種で、温室栽培のものだろう。
リビングの片隅に飾っているが、ソファに座っていると時々ふっと後ろから香水を掛けられる様に匂ってくる。
花はその香りを常時その花芯から少しづつ連続的に放出しているものだと思っていたが、どうも間違っていたようだ。
時折思い出したように、気付かれないほどのため息のようにその香気を空中に発散してるようだ。
常時匂ってくる芳香剤のようなしつこさや自己主張がなく、遠慮がちに忘れた頃に香気をそっと送ってくるなんぞ、なんと奥ゆかしいではないか。
なんという種類のゆりかは知らないが、その姿といい、色といい、香りといい見事なものだな。
たぶんヨーロッパで交配を重ねた近代種で、温室栽培のものだろう。
リビングの片隅に飾っているが、ソファに座っていると時々ふっと後ろから香水を掛けられる様に匂ってくる。
花はその香りを常時その花芯から少しづつ連続的に放出しているものだと思っていたが、どうも間違っていたようだ。
時折思い出したように、気付かれないほどのため息のようにその香気を空中に発散してるようだ。
常時匂ってくる芳香剤のようなしつこさや自己主張がなく、遠慮がちに忘れた頃に香気をそっと送ってくるなんぞ、なんと奥ゆかしいではないか。