定年ジジイの夕焼け人生

朝日ほどの力強さはなくてもいいが、人生の黄昏期をせめて夕焼けほどに輝いていたい。

平和ボケの日本の若者

2022-03-28 05:49:37 | Weblog

あるテレビ番組で、プーチンのウクライナ侵略に関しての街頭インタービューを見た。

対象は10代、20代の若者だった。

ウクライナ侵略に対する感想を聞くだけの単純な問いに、短く答えるだけのインタビューだったが、

彼等の返答の幼稚さ、現状理解の薄さに愕然とした。

これが日本の若者のレベルなのか!世界的な秩序の変更というとんでもない出来事に対する理解力の低さよ!

戦争は怖い、人々が仲良くすれば平和が続く、などなどまさに「お花畑」の若者たちだ。

いま起こっていることが、日本から遠い見知らぬ場所なのだから、関係ない、と言える無関心さ!

将来の日本の姿を、これらの能天気な若者たちから想像すると恐ろしい。

 

将来の日本をどうするのか?悲惨な戦争に巻き込まれないようにする努力とはいかなるものか?

のほほんとアイスクリームを舐めている場合ではない!

将来の日本の有り様を考える第一歩は政治に関心を持つことだ。

ほんの少しだけでも政治に関心を持って、選挙に行くことだ。選挙や政治なぞ他人事だと思っているその心が、将来の日本をダメにする。

ほんの少し考えて、少しでも日本の将来に期待を込めて投票しよう。

誰に投票しても政治は変わらないなどと尤もらしい理由をつけて、棄権する言い訳にすることが日本をダメにする

 

ファッションへの関心の数分の一でもいい、政治に関心を持って、君の投票権を行使することだ!

 

 

 

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プーチンの支持率

2022-03-25 17:25:50 | Weblog

ロシア国内でのプーチン支持率はいまだに70%という。

調査方法の是非はともかく、我々が考えているよりその支持率は桁違いに多い。

日本国内での首相の支持率が70%を超えることなど滅多に無い事実を考えれば驚愕ものだ。

現在のロシアはプーチンの独裁国家だと言われるが、ロシアの国体を支える基盤は一応民主主義だ。

リーダーは選挙により選出され、任期も決まっている。

 

ではなぜ日本などの西側民主主義国から見ると「独裁」に等しい国家運営が可能なのだろうか?

 

過去の例の一つが戦前のドイツのヒトラーによる独裁だ。

彼は若い頃ドイツナチス党を設立して、苦労してその組織を拡大し、その過激な主張で、

当時経済的にどん底のドイツの民衆の鬱積した不満を吸収し、選挙という民主主義の手段で、

いつの間にか多くの支持を得て、その組織のリーダーのヒトラーは独裁を手にして、

ドイツを支配し、世界的な侵略を可能にした。

その筆舌を尽くし難い非人道的手段で、国内外の独裁体制を強化し、ジェノサイドと言われる大量殺戮さえ可能にした。

現在では憎むべき独裁制の典型としてヒトラーとナチスは極悪体制の典型と歴史には書かれるようになったが、

その起点は民主主義の基本である選挙によってであった。つまり国民の支持があったからである。

なぜ選挙という民主主義体制の根幹的制度を通じて、あの巨大で極悪のナチスという体制を築き上げられたのか?

 

ここには人間という種の集団の中には相対峙する心理があるからだろう。

平等と強いリーダーシップというあい反する二面を求める矛盾だ。

集団の中の個人として、人間は誰しも平等であるべきとの原則的心理状態にある。

一方ある集団は、他の集団より優れていたいという欲望を持ち、それの実現のために、集団に強いリーダーを

求める。

この個人と集団の一種矛盾した心理状態は、何方かに振れながらも微妙なバランスを保っている状態が、平和という事であろう。

しかしこのバランスは、やじろべえのように何かのキッカケで崩れ、一瞬のうちに落下する。

独裁化のメカニズムとはこんなものでは無いか。

バランスの崩れやすさの理由には、もちろんある種の「原因」があるだろう。

その時の社会の不安定さ、国民性、その国の歴史的背景などなど。決して全くの偶然で崩れるわけではない。

プーチンの独裁には、ロシアの歴史的背景、国民性などが複雑に絡んでいる。

プーチンと言う天才的、悪魔の申し子としての才能があったとしても、それがロシアという風土、国民性などの

背景がなければその独裁は生まれてこなかっただろう。

そして一旦独裁性が生まれると、その統治の持続のために、ありとあらゆるプロパガンダを駆使する。

 

ゆえに今回の世界的愚行の原因をプーチンと言う個人の責任だけに帰するのではなく、

ロシアの国民の責任として捉えなくてはならない点もあるのではないか。

 

 

 

 

 

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倫理観や道徳観

2022-03-23 14:03:59 | Weblog

今回のプーチンのロシアが起こしたウクライナに対する軍事侵略と、その結果としての民間人の無差別虐殺は、

全世界的に、従来の道徳観や倫理観を覆してしまったように見える。

特に子供たちに人間として最低守らなくてはいけない普遍的価値感だとして教えてきたことを目の前で否定されてしまった感じだ。

 

「人は理由もなく、他人に暴力を振るったり、まして殺してはならない」

「人は理由もなく、他人を騙したり、嘘を付いてはいけない」

「ありもしない事を捏造し、それを理由に他人を攻撃してはいけない」

「弱いものいじめはしてはいけない」

「因縁をつけて他人のものを奪ってはいけない」

世界中のどこの国でも、こんなことは人間として最低限守らななくてはいけないことだと、

子供に家庭でも、学校でも教えている事だろう。

 

人間社会が何千年、何百年と積み重ねてきた心の支柱としての道徳観・倫理観が

一人の狂気の男によって崩されていくことに、強い虚しさと憤りを感じると同時に

この狂気の出来事を目の当たりにして、学校で習っている道徳観の差に戸惑っている子供達に

どのように説明すればいいのか当惑している親たちも多いことだろう。

人間世界のこの基本的価値観の回復には長い長い期間が必要だろう。

 

ウクライナで起こっているおぞましい殺戮は当然人間として強く非難すべきであるし、

世界共通認識としての、人間としての倫理観や道徳観の破壊は、これからいかにして修復していくか

暗澹たる気持ちになる。

 

 

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大東亜共栄圏と欲しがりません勝つまでは

2022-03-17 08:59:25 | Weblog

第二次大戦中の日本国の対外戦略と当時のプロパガンダをふっと思い出した。

 

日本がアジアの盟主になり「大東亜共栄圏」を形成し、「鬼畜欧米」に対抗する。

その戦いのためには「勝つまでは欲しがりません」と、国民は必死に軍を支援しなければならない。

 

現在のロシアを見ていたら、ふっと昔の日本を思い出した。

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民主主義と独裁主義

2022-03-14 13:19:13 | Weblog

子供に「民主主義国と独裁主義国の違いは何?」と聞かれたら何と答える?

一般的に言われているその定義など言い聞かせても子供は理解できないだろう。

 

「民主主義国は、公正な選挙によって選ばれたリーダー(達)による運営される国」で、

「独裁主義は、選挙によらずに、または公正でない選挙によってリーダーになった人(人たち)が率いる国」、

などと説明するだろう。

 

その時、「じゃーロシアは選挙で大統領を選んでいるから民主主義の国なんだね?」と聞かれたら、君なら何と答える?

 

 

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嘘も百片吐けば本当に・・・

2022-03-12 18:48:39 | Weblog

「嘘も百片つけばそれが本当に聞こえてくる」というが、ロシアのプーチンはじめ政権関係者は

息を吐くように嘘を吐き続けている。

詐欺師も人を騙し続けると、本人もいつの間にかそれが真実の如く思い始めるようだ。

 

ロシア当局は頑迷に嘘を吐く続け、世界を騙し続けている。当人達はそれを意識的にやっているが、

それがいつの間にか真実だと勘違いし始めるのが怖いし、それに付き合わされているロシア国民は今後どうなるのだろう?

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韓国大統領選挙

2022-03-10 18:17:43 | Weblog

韓国大統領選挙の結果、尹候補が李候補をわずか0.7ポイント差で破り次期大統領に決まった。

結果の判明は未明になるという大接戦で、尹候補の勝利となった。

韓国の政治情勢には疎いので、この選挙結果が今後の韓国政治、特に日韓関係にいかなる影響があるか

わからないが、この選挙を通じ二つのことに感銘を受けた。

第一は投票率の高さだ。77%を超える日本では想像もできないものだ。これこそ民主主義のレベルの高さを示している。

第二は負けた李候補が早々に敗戦宣言をし、尹候補の勝利を認めたことだ。1%にも満たない僅差の負けであるから

投票結果に何らかも異議を申し出ても不思議ではない気がしていたが、潔く負けを認めた点だ。

どこかの前大統領のように、いまだに先の選挙は不正選挙だと無茶を主張していることとは大違いだ。

 

今後の日韓関係の改善を望む。

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ゾッとする言葉

2022-03-07 16:51:28 | Weblog

プーチンが過去に発した言葉「ロシアの無い世界なんて無用」を最近知って、ゾッとした。

これほどまで気味悪く、背筋の寒くなる言葉はあまり聞いたことがない。

この言葉の延長線上には「自分のいない世界なんて・・・・」という思いが宿っているのではないか。

多数の人間を無差別に道連れに殺す自殺願望の「拡大自殺」による事件が日本でも起きている。

一人の狂った人間の狂気で大量殺戮の戦争が巻き起こされ、果ては核爆弾などという凶器で人類の大量殺戮が起こったとしたらどうする?

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プーチンならやりかねない

2022-03-04 19:16:49 | Weblog

ウクライナで、ロシア軍によるウクライナの原子力発電所が爆撃され、発電所が丸ごと奪取されたそうだ。

もしその爆撃が少しでも狙いから外れていたら、原子炉が破壊され、爆発的に撒き散らされる放射能物質による被害は

これまで世界で経験した原子力発電所の事故の数十倍ものレベルになり、原子爆弾投下と同等の放射能被害が出たことだろう。

 

こんな常識では考えららない恐ろしいことが起ころうとしたことには、身震いするほどの恐怖を感じるが、

それ以上の恐ろしいことが起こりうるかもしれない現実がさらに恐怖だ。

一つ間違えば周辺一帯が甚大な放射能汚染に見舞われることが明瞭なのに、それの実行の命令を下したプーチンと

言う男の現在に精神状態だ。

 

クライナへのロシアの侵略は、プーチンの当初の計画からは相当に狂っているようだ。プーチンの考えていた計画より確実に

ウクライナ軍の反撃は強力で、またそれによるロシアの侵略進行が計画通りには進んでいないことだ。

またロシアのウクライナ蹂躙計画が長引けば長引くほど、国際社会からの反発と経済制裁が強まり、ロシア国内の経済状態は

瀕死の状態に近づいていく。

またロシア国内での情報統制により、ロシア国民へのウクライナ侵略の現状への認識は管理できていたが、時が経つに従い

昔の情報経路では無かったSNS等のインターネット経由でのニュースがロシア国民にジワリと浸透していきつつある。

これは従前の戦争等に豊富な知識を持つプーチンにとっては予想外のことであったろう。

 

しかしプーチンがこうして心理的に追い詰められれば、追い詰められるほど、彼の精神的均衡は毀損され、さらに狂気は増幅される。

 

こんな状態が、核兵器の使用という選択をプーチンにもたらす度合いを増加させ、実際に核爆弾の使用という最悪の状態に至る確率が上がる。

プーチンが核兵器を使用することはもう現実だと考えたほうが良さそうだ。

恐ろしいことだ!

 

 

 

 

 

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職務とはいえあまりにも気の毒だ

2022-03-04 09:23:40 | Weblog

この度のロシアによるウクライナ侵略の話題性が高まると共に、ロシアの駐日なんとか大使と言う人のテレビへの露出が増えた。

小生も画面で、彼の苦し紛れの「見解」を数度画面で見た。

ロシアという国を代表している大使という立場上、彼の論旨は100%拘束されていて、自由度はないことは分かり切っている。

しかし彼の論理的に成り立たなくても、それを強弁しなくてはならない屁理屈や言い訳は、聞いているだけである種の同情を禁じ得ない。

法に触れるとは分かっていても、与えられた仕事の実施の先頭に立たなければいけないブラック企業の中間管理職の悲哀にどこか似ている。

しかし詐欺師も嘘を100回吐けば、当人にはそれがやがて本当に思えてくるという。

彼も、もうすでに何ら一片の自責の念なしに屁理屈を捏ねているのかもしれない。

 

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