定年ジジイの夕焼け人生

朝日ほどの力強さはなくてもいいが、人生の黄昏期をせめて夕焼けほどに輝いていたい。

眩暈

2011-11-23 18:32:17 | 老人、友人
このブログを顧みると、体の不調を訴える記事が増えていることがわかる。

最近友人達と話をしていると、いつの間にやら病気自慢が話題になっていることに気づくことも多い。

これはそんな年齢のじじいのブログだということだ。




今日もまた体調不良が話題だ。

昨日一通り朝のルーティンを終え、これも恒例になっている作業で、PCの画面を開いているときに、ふといやな予兆を感じた。
頭の片隅で何となく小さな揺れを感じた。老眼鏡を通してみているディスプレイに、脳の奥のほうを気持ち悪い方法で刺激されている感じだった。
ゆったりと揺れている船に乗っていて、海面を眺めていると、ふと感じる船酔いの予兆のようなものだ。

その小さな、小さな予兆が、徐々に増幅され、眩暈だと感じると同時に嘔吐感も出た。

これは以前感じた奴と同じだと思い、すぐにPCを離れ、ソファに沈み込んだが、すでに手遅れだった。気持ち悪さはどんどん増幅され、ぐっと嘔吐感に襲われた。

急いでトイレに駆け込み、吐こうとするが何も出てこない。ただ胃が痙攣するように何かを押し出そうとする。

ソファでじっとしていればいいのだが、少しでも立ったり、動こうとすると、眩暈を感じ、胃から物が押しあがってくる。
何とも気持ち悪い。


とうとう昼飯も食えず、ベッドに入り込み夕方まで寝込んでしまった。


以前の眩暈はいつだったのかブログを手繰ってみた。数か月前ではないかと思っていたが、実際はちょうど1年前の去年の11月だった。
寒さに向かうこの時期の、やはり午前中に発症している。
何か季節に関係しているのか、全く関係ないのか・・・・・・・・・・・しばらく様子を見てみよう。


こんなことにブログが役立つとは考えても見なかった。





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歯医者は土木工事と一緒だな

2011-11-17 09:09:12 | Weblog
しばらく前から奥歯に痛みがあった。
激痛というほどのものではなかったので、しばらく放っておいたが、どうも時々いやな痛みが走る。
すっきりしたほうが好いだろうと思い、昨日思い切って歯医者に行った。

久しぶりの歯医者だったが、以前からかかっているので、すぐに原因を探り当てたくれた。


以前から万全ではなかった左下の奥歯の一本が、繰り返しの力が掛り、縦に割れかけているとのこと。
「このまま応急処置をしてもどうにもならない」とか、ぶつぶつ独り言を言いながらドリルでガリガリやりだした。
例の高速回転の歯医者のドリルだ。あの高速回転音といい、歯を削る振動といい、歯が削られる臭いといい、これが嫌で歯医者を敬遠する人が多いのだろう。

「痛かったら、これを押してください」。押すとキュキュと鳴るブラスチックの玩具を持たされて、ずんずん工事は進んでいく。
ドリルで穴をあけているのかな、それとも歯を削り取ってしまう気なのかな、などと想像をしていると、唾液がたまってくるし、それが口の中にたまっている状態を想像すると、今度は大きく開けた口から呼吸をしていいものやら、鼻から空気を吸っていいものやら、わからなくなり、苦しくなる。

何やら歯茎に薬などを塗っていたかななどと工事の進行を想像していると、突然その歯が大きな力で引き抜かれた。まさに強引に重機のようなもので杭を強引に引き抜くときは、さもありなんと思わせる衝撃だ。

血が止まるまで軽く噛んでいてくださいと言われ、当て物のようなものを噛まさせた。

軽くうがいをしてください、と言われ起き上がってうがいをすると、真っ赤な水が出てきた。
ああ、やはり歯を抜かれたのだなと実感する。そっと舌でその場所を確認すると、重機で掘ったような穴のような感触だ。

歯の治療というのは、ほぼ土木工事と一緒だなと実感した。
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映画に遊ばれてしまった。

2011-11-12 09:54:46 | Weblog
三谷幸喜監督の「素敵な金縛り」が面白そうだというので久しぶりに映画館に出かけた。

確かに面白かったし、西田敏行の人を小馬鹿にしたような演技にも乗せられた。

しかし見ている間にどうも妙な違和感を覚えた。

ふつう観客は映画の進行に浸り、そのからくりを楽しむものだろう。
しかしこの映画は、面白がって見ている内に、逆に何となく画面の向こう側の誰かに面白がられているような感覚にとらわれた。

この映画は、製作者が制作過程で悪乗りして、これでもか、これでもかと観客を乗せていこうとしていたのではないかな。
そしてついには作りながら、観客の面白がる反応を予想して、それを逆に楽しんでいたようなところがある。

金を出して映画を見に行ったが、どうも製作者に面白がられてしまったようだ。

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99

2011-11-10 15:59:51 | 老人、友人
2カ月に一度高校同級生のゴルフコンペが開催されている。

腰の状態が回復した数年前からほぼ毎回参加している。

スコアのいい時もあるし、悪い時もある。

昨日のスコアは99。ひやひやしたが、やっとブービーを免れた。

最近のスコアの内では、悪いほうだが、かといってこれが例外的にまずい結果ではない。
ちょっとでも調子が上がらず、クラブの軌道が数ミリずれればこういうことになる。上級者やプロなららこういう時には、自己修正機能が働き、気づかぬ間に直しているだろうが、調子の悪いのが長い間続くのがアヴェレージゴルファーの悲しさ。
これが実力なのだろう。

しかしゴルフの楽しいのは、スコアが悪くても、それを悔しがることは長く続かず、またすぐに次のプレイが待ち遠しくなることだ。

かくしてアベレージゴルファーは飽きもせず、ゴルフを続けることになってしまう。



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立冬

2011-11-08 08:52:34 | Weblog
今日は立冬。

暖かい日が続いてきたが、今朝は肌寒さを感じる。
やはり立冬ともなると、これからやってくる寒さの予兆が感じられる。

季節の移り変わりを正確に表現するには、24節気ではちょっとずれがあるが、季節を先取りする感覚としてはぴったりだ。

立冬から冬至をへて立春までが冬。
暖冬とはいえやはり冬は冬。

冬のキリリとした寒さを好きだ、という人もいるが、個人的には寒いのは嫌いだな。
出来れば首をすくめて、冬の寒さをやり過ごしたい。
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京都一泊旅行

2011-11-06 09:26:24 | 老人、友人
友人6人と、11月2,3日に京都一泊旅行に出かけた。

今年春先から友人たちと「春曙会」と称する古典を読む会を始めた。
手始めに枕草子を読み始めた。月2回だけの会で、拾い読みではあるが、ほぼ半年が経ち読了に近づいた。

しかし書中に出てくる宮中光景を、具体的に思い浮かべることはなかなか難しい。
現代のマンション住まいの身で、清涼殿がいかなる建物であるかなどは、目に浮かばない。

廂の間の片隅に障子(そうず)が2枚立てられ、簀子との間の柱に背もたれし、歌を詠むなどという場面は想像すら難しい。

幸いなことに、11月初旬に京都御所が一般公開されるという。絶好の機会だということで、春曙会メンバー打ち揃って京都に繰り出したという次第。


  年2回だけの一般公開だということで、京都御所は見学者で賑わっていた。



  清涼殿。
  ああ、これが廂の間だ、簀子だ、障子は確かに廂の間の片隅に2枚立てられているし、簀子の高欄はこうだったのか、実物をみて納得るすることが多かった。




新幹線ひかりで1時間ちょっとの京都ではあるが、くる機会はあまりない。
せっかくの京都だし、1泊で時間は十分あるからということで、あちこち足を延ばした。

上賀茂神社、竜安寺、嵯峨野、南禅寺、無鄰菴、哲学の道などをぶらぶらとまわり、京都の秋を楽しんだ。

紅葉には、はるかに早すぎたが、あちこちで見た真赤な実をつけた柿の木が印象的だった。


竜安寺鏡容池畔。


  落柿舎。


  哲学の道沿いの店。


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