定年ジジイの夕焼け人生

朝日ほどの力強さはなくてもいいが、人生の黄昏期をせめて夕焼けほどに輝いていたい。

降圧剤

2007-11-07 08:42:27 | 老人、友人
  十数年まえから対高血圧のための降圧剤を毎日服用している。おかげで血圧はまあまあの値にコントロールされている。
高血圧とは、血管の柔軟性が失なわれたり、ゴミの付着により血管内部の通路が狭くなったために、血液を流すための圧力を高めなくてはならなくなった状態のことだろう。
血液を送り出すモーターに当たる心臓の負担もそれだけ高くなるというものだ。

考えてみれば、心臓の動きはたいしたものだ。一分間に80回程度血液を送り出す運動を、まさに休みなく繰り返している。
一時間に5,000回、一日に12万回、一年で4000万回、小生の場合今までに30億回近く収縮運動を繰り返して、休みなく血液を全身に送り出してきたことになる。
すでに30億回という途方もない回数の収縮運動をしてきたとは!

勿論この休みなく運動を続けているという点では、他の臓器も同じであるし、他の動物も違いはないが。

地球上で数十億年前に単細胞生物として誕生した生命と言う奴は、その後の進化により複雑な生物界を作り上げ、その中でも動物という実に複雑で精巧な生き物にまでなった。
そのひとつひとつには、休みなく運動し続きている臓器類が備わっている。その一つ一つは何千万、何億回というとてつもない運動を継続している。

こんな精緻な運動体が地球上に作り出されたということはどんな意味があって、どんな意図があるのだろう。

 
まさに生命とは不思議なものだ。




コメント (1)
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