【続】北朝鮮産アサリの農水省調査結果(2月分)

アサリの原産地表示の根拠確認状況について （第２回中間報告）

　北朝鮮産アサリの話は、とんと聞かなくなりましたが、農水省は引き続き原産地表示に関する調査を進めていただいており、2月の調査結果を発表し、なを、引き続き調査を継続するとのことです。
　巨大メディア(マスコミ)は、流行の儲かる話題しか扱いませんが、農水省の地道な活動とその発表のおかげで、マスコミも取り上げてくれていました。
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　河北新報ニュース アサリ産地１割確認できず　産地偽装疑惑で農水省調査

　2月の小売店・中間流通業者調査の一般調査と、1月の調査結果に基づく中間流通業者の遡及調査との２種類の調査結果発表です。

　一般調査では、国内の産地名が表示されていたもので、仕入伝票等との不整合がないものが、小売店、中間流通業者とも、71.5%、73.4%とのこと。国産のアサリのシェアって...？
　原産地として外国名が表示されていた国別の内訳では、396商品中、2商品が北朝鮮とのこと。一位は、新たに経由地として偽装されることが言われている中国産で、357商品とのこと。
　こんにち堂々と北朝鮮産地表示して販売しようという考えにも驚きですが、「産地表示の欠落その他不適正表示があったもの」、産地表示をしていたが、表示根拠がなかったものが、小売店で 5.2％、中間流通業者で 0.6％あったとのこと。
　また、遡及調査での「産地表示の欠落その他不適正表示があったもの」、産地表示をしていたが、表示根拠がなかったものは、中間流通業者の 14.6％。
　これらの業者へは、文書による行政指導、口頭による行政指導の措置が行われたものや、措置を検討中のものがあるようですが、公表するといった措置が望まれます。

　農水省は引き続き調査をするとのことで、期待していますが正当な国産表示がなされているもののシェアの高さ、外国の産地表示の中国のシェアの高さがひっかかるところだし、業務用ルートの更なる調査を期待しています。

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