遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

ニューヨーク市場 リーマンショック超えの過去最大の下げ幅

2018-02-06 23:58:58 | my notice
 5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前週末比1,175.21ドル安の24,345.75ドルで取引を終えていました。これは、2008年9月29日のリーマンショック時の下げ幅777ドルを超えた1日の下げ幅を上回る過去最大値となるのだそうです。
 
NY株 1,175ドル安 リーマン・ショックを抜き下げ幅過去最大 - SankeiBiz(サンケイビズ)

 これを嫌気した6日の東京市場では日経平均株価が大幅続落、一時 1,600円超(終値= 1,071.84円安の21,610.24円)まで下げました。
 日米ともに急落の一因とみられるのは、コンピューターによるアルゴリズム取引の機械的な売りなのだそうです。
 

株一時1600円超安、増幅したアルゴ取引の逆回転 :日本経済新聞  (2018/2/6 13:49更新)

 6日の東京市場では日経平均株価が大幅続落。午前の取引は前日比1194円(5%)安い2万1487円で終えた。終値ベースと比較すると過去10番目の下げ幅となる。米ダウ工業株30種平均が前日比1175ドル安と過去最大の下げ幅を記録したことを嫌気し、ほぼ全面安の展開。ファーストリテイリング(6%安)やファナック(6%安)、ソフトバンク(5%安)と値がさ株の売りが目立った。午後の取引では一時1600円超まで下げている


 
売りが売りを呼んでいる――。日米ともに急落の一因とみられるのは、コンピューターによるアルゴリズム取引の機械的な売り
だ。オプション価格を基に相場の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は一時、2016年以来となる35強まで急上昇。運用リスクを警戒した売りが膨らんだとみられる。
 
中でも価格変動率でリスク量をはかる運用手法である「リスク・パリティ(均衡)」戦略が、下げを増幅しているとの見方が出ている。株や債券など資産クラス別にリスク量を計算し、各資産のリスク量を均衡に保つように運用する戦略だ。価格変動率が急上昇したことをうけて、同戦略をとる投資家は機械的に株式を売ることになった
ためだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の古川真チーフ・ポートフォリオストラテジスト「ほぼほぼ、これが下げを加速させる要因とみている。グローバルでかなりの残高がある」と指摘する。

 「日経レバ」を始めとしたデリバティブ(金融派生商品)が絡んだ商品も、下げを加速させている。国内証券トレーダーは「こうした商品が下落を助長する需給を作っている」と説明する。6日の株価急落をうけ、日経平均株価の2倍の値動きをする「NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(日経レバ)」には、解約売りが入っている。これに対応するため、運用者は保有する日経平均先物を売る必要がでており、下げが下げを呼びこむ展開となっている。こうしたレバレッジ型の商品は、2倍だけでなく3倍や4倍に動く商品もでているため、下落に拍車をかける要因となる。

 6日には米国の恐怖指数(VIX)の急上昇をうけ、VIX売りのポジションを持つ投資家が買い戻しを迫られており、さらなるボラティリティー上昇を招いている。6日にはVIXの逆の値動きをする「NEXT NOTES S&P500VIXインバースETN(VIXベア)」の早期償還が決まっており、投資家に資金を返すためのVIX先物の買い戻しも入る。「ボラティリティーの上昇局面で、リスクにさらされる中で買い需要は期待できない」(国内証券トレーダー)との指摘がある。

 もっとも「
日本企業の業績はおおむね良く、ここまで売られる材料はない」(国内証券)と、市場の過剰反応を指摘する声もある。それでも全面安の展開になったのは「リスクオフの動きが加速している」(東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト)からだ。当面は投資マネーが逆回転する動きを警戒する展開が続きそうだ。

 遊爺は、株式取引は詳しくなく、デイトレーダーでもありませんので、株価の日々の変動に一喜一憂することは普段はないのですが、リーマンショック以上の下げ幅と言われると、流石にドッキリです。

 近年の株式売買は、ファンダメンタルよりゲーム化していて、更に大口取引はコンピュータで一瞬の間に大量取引がなされ、株価変動が激しく、注意が必要ですね。
 今回の日米の同時株安は、価格変動率でリスク量をはかる運用手法である「リスク・パリティ(均衡)」戦略が、下げを増幅しているとの見方が出ているのだそうです。(と、言われても、よく解ってはいませんが。)
 
リスクパリティとは|金融経済用語集

 リーマンショックへの警戒心は、トレーダーは勿論、素人でも強く、好調に推移してきている米国株や日本株も、北朝鮮などのリスク台頭もあり、下げのリスク警戒が広まりつつあるのは、見聞きする情報から注意喚起はされます。
 まして、大口取引は、AI化したコンピュータが、株式や債券、その他の資産を総合的に素早く管理運用する時代となってきた今日。人間ではとてもかなわない、AIがリードする時代となってきて、ファンダメンタルズより、取引ゲーム化の市場価格主導化してきている様に思います。

 「日本企業の業績はおおむね良いのだが、全面安の展開になったのは「リスクオフの動き」が加速している」とのこと。
 しかも、価格の主導権は、AIによる、「リスク・パリティ(均衡)」戦略なのだと。
 素人は、株式や債券他の金融資産とどう付き合っていけば良いのか。悩ましい時代と、悩ましい世界情勢となってきています。(汗)



 # 冒頭の画像は、6日午後の日米の株価




  この花の名前はタンジン




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