「沖縄県知事は社会公共の利益を甚だしく害する」高裁那覇支部、判決で指摘

　9月の最高裁判決で県の敗訴が確定し承認の義務を負いながらも、玉城デニー知事が司法判断にあらがってきたことについて、国が移設に反対する県に代わって工事の設計変更を承認する「代執行」に向けた訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部・三浦隆志裁判長は、県知事側の敗訴判決を下しました。

　

「沖縄県知事は社会公共の利益を甚だしく害する」高裁那覇支部、判決で指摘 - 産経ニュース 2023/12/20

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への移設計画を巡り、国が移設に反対する県に代わって工事の設計変更を承認する「代執行」に向けた訴訟の判決で、知事に承認するよう命じた福岡高裁那覇支部（三浦隆志裁判長）は20日、 9月の最高裁判決で県の敗訴が確定し承認の義務を負いながらも、玉城デニー知事が司法判断にあらがってきたことについて、「憲法が基本原理とする法の支配の理念や法治主義の理念を著しく損なう」と指摘した。

　三浦裁判長は「県知事が最高裁判決で法令違反との判断を受けた後も、これを放置していること自体、社会公共の利益を害するものと言わざるを得ない」と述べた。

　三浦裁判長は、9月の最高裁判決で県の敗訴が確定し承認の義務を負いながらも、玉城デニー知事が司法判断にあらがってきたことについて、「憲法が基本原理とする法の支配の理念や法治主義の理念を著しく損なう」と指摘。
　「県知事が最高裁判決で法令違反との判断を受けた後も、これを放置していること自体、社会公共の利益を害するものと言わざるを得ない」と述べたのだそうです。

　なを、玉城デニー知事は 20日、大葉性肺炎と診断され、26日までの 7日間、知事公舎で療養することになったのだそうで、玉城氏が今後、どう対応するかが注目されています。
　玉城デニー・沖縄県知事、肺炎で２６日まで療養…代執行訴訟では３営業日以内に承認を命じる判決 : 読売新聞

　県が工事の進行を阻止してきましたが、国が代執行することで、工事は進められることになりますが、玉城知事はどのような手段で抵抗を続けるのか、観念するのか、注目されます。

　いずれにしても、世界一危険とされる普天間飛行場のキャンプシュアブへの統廃合が、1日でも早く実現され、飛行場近隣の市民＝県民の安全確保と、世界一危険とされる米軍基地の閉鎖が実現され、台湾有事＝尖閣＝沖縄＝日本の有事への抑止力が高まる事を願います。


　# 冒頭の画像は、判決を読み上げる三浦隆志裁判長



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