遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

サンフランシスコ市議会で、慰安婦像設置を審議

2015-07-24 23:58:58 | 慰安婦問題
 サンフランシスコ市議会で、慰安婦の碑や像の設置を支持する決議案が審議されています。在米の日本人の方々が「性奴隷という表現は不適切」などと意見を述べ、ひとまず採決は先送りされていますが、日本軍が強制連行したという、朝日新聞の記事が捏造されたもので誤報として取り消されて 1年余り。誤報の事実が広まり、真実の認識がなされる気配はみられませんね。
 何故なのでしょう?
 

米慰安婦像 反日宣伝に黙さず発信を (7/24 産経 主張)

 
米カリフォルニア州サンフランシスコ市議会で、慰安婦の碑や像の設置を支持する決議案が審議されている。
 決議案は慰安婦を「性的奴隷」などとする誤解に基づいている。日本をおとしめる反日宣伝を後押しするものであり、看過できない。
 
市議11人のうち8人が共同提案
した。慰安婦について「日本軍に拉致され、性的奴隷の扱いを受けることを強制された20万人のアジアの女性や少女」と事実無根の説明をしたうえで、像の設置を支持するものだ。
 市民らから意見を聴いた21日の議会では、像設置に反対する
在米の日本人らが「性奴隷という表現は不適切」などと意見を述べ、ひとまず採決は先送りされた

 決議が採択されれば、日本の国民感情を害し、米国との友好関係も損なわれかねない。日本政府は事実の発信を強め、決議が採択されぬよう働きかけるべきだ。
 米国では韓国系団体による慰安婦像設置が問題となってきたが、同市では、
中国系団体などが中華街に像の設置を計画し、署名活動を進めている

 中華街には、
中国国外では初めて「抗日戦争記念館」が8月15日に開館
することも発表された。中国側が、国際社会に影響の大きい米国で反日宣伝を強める表れとして懸念されている。
 決議案の「性的奴隷」といった言葉は、韓国系団体などによる慰安婦像などにも刻まれてきた。
 慰安婦をめぐる誤解、曲解を世界に広めた大きな要因は「慰安婦狩り」に関わったとする吉田清治氏の証言だ。慰安婦と挺身(ていしん)隊の混同も「20万人」といった荒唐無稽の数字を独り歩きさせてきた。
 1年近く前に
朝日新聞が吉田証言の虚偽や挺身隊との混同を認め、一連の記事を取り消すなどしたが、世界に広がった誤解はいまだに解けていない

 日本政府が「反論はかえって反発を招く」と適切な対応を怠ってきたことも誤解を増幅させた要因だ。黙っていては、誤りが国際社会で定着するだけである。

 戦後70年の節目に、米国を舞台として、中国や韓国系団体による不当な反日宣伝の動きが続いている。今回のサンフランシスコ市のように、心を痛める在外日本人も少なくない。
日本の名誉を守る客観的な事実の発信を官民で粘り強く続けたい

 何故朝日が誤報と認めたのに、米国では軍が強制連行した「性奴隷」の誤認識が解けないのか。
 一つは、米国議会や地方議会、国連などで広く「性奴隷」の中韓のプロパガンダが浸透し、それを在米日本大使館がなされるがままの結果を招く無能ぶりであった事です。
 余談ですが、米国大使館がエリートの悪弊の塊で無能であることは、プロ野球コミッショナーに就任した加藤元大使による無能な失態を観て、多くの人々が愕然として認識されたことと存じます。

 これまでに、何度も書かせていただいていますが、日本の官僚の腰が引けた発想で、真実はこうだと、プロダクトアウト的というか、おしきせの発想でいくら主張しても、米国の世論の耳に受け入れられないのです。
 米国人の心に響く真実の伝え方は、米国人の立場から考える必要があるのです。ビジネスで、マーケットインの発想で製品設計をして販売戦略を練り実行するのと同じです。安倍首相の米国議会でのスピーチが好例です。
 ケネディ日砂恵さんが、「米国での戦いには、日本人が日本の発想で、論点や文化の違いを意識しないまま戦うのは難しい。アメリカ人の協力がなくては戦えない。」と唱えておられる通りです。
 
激しさを増す中韓の反日プロパガンダ 反論は米国人の協力を得るべし - 遊爺雑記帳

 二つ目は、朝日が記事を取り消した時、世界にその情報が発信されなかったし、発信されないことの糾弾や、発信への督促がうやむやに終わったこと。朝日が発信しないのなら、他メデイアが日本国と日本国民の子々孫々の名誉を護る為に世界へ向けて情報発信すべきところが不十分であったことです。
 この産経の記事でさえ、政府の対応で記事をおわらせようとしています。官民での粘り強い情報発信を継続と書いてあるところは、全く駄目ではない救いはみられますが、是非、民の有力な一翼を担っていただきたい。

 三つ目は、河野談話の存在です。検証し、軍の関与はない事は改めて認識を深め、慰安婦の証言は裏付けがないものであることも判りました。談話の内容はそうなのですが、河野氏が記者会見で、談話の内容とは異なり、関与があったかの発言をしたのでした。談話の内容が無視され、発言が内容を打ち消している状況の是正がなされていません。勿論、理解を得辛い混乱した現象ですので、河野氏ご自身から、発言は、内容と異なることを訂正していただかねばなりません。

 四つ目として、市レベルでの慰安婦像や碑の設置が活発なのは、市議会の議員数が少ないことの影響が考えられます。
 例えば、サンフランシスコ市は、市議会議員は、11人です。人口は、724千人ですから、66千人に1人の議員となります。ちなみに、大阪市は、2,665千人で、86人の議員ですから、31千人に1人の議員。多くの票を集めねばならない米国の議員は、多くの意見を味方に取り込まねばならないと言うことになりますね。
 米国では、総じて市議会議員数は少なく、しかもボランティアに近いので、支援団体に弱い?
 市民が「証言」としていろいろな発言し、それをじっくり聞いて前に座った裁判官のような市議が「判決」を下す、と言うように市議会の決議をしていくのだそうで、声の大きい団体の意見が通りやすい様にも思えますがどうでしょう。
 
米国の自治体の議員数と報酬額について  青山貞一

 韓国の執拗で、怪しげなプロパガンダは、「韓国疲れ」を招きはじめています。オウンゴールと言うか、自爆ですね。なので、黒幕の中国系反日組織「世界抗日戦争史実維護連合会」が表に出て来ざるをえなくなったのが、今回のサンフランシスコなのですね。

 日本軍による強制連行=性奴隷の発信源となった朝日新聞の記事が、捏造で取り消されたことを、広く世界に浸透させることが肝要です。加えて、諸兄はご承知の、米国にある、慰安婦は売春婦であったという証拠の衆知も必要です。
 日本の市議団の有志が訪米したり、いろいろな有志の方々の活動があります。
 今回、橋下市長が、その支持率低下の決め手となった慰安婦問題にもかかわらず、再度声をあげておられますが、姉妹都市の繋がりのカード(韓国がよく使う手ですが)をちらつかせるのも、真実を見つめなおしてもらう手の一つですね。
 橋下氏「旧日本軍だけ取り上げるならアンフェア」 姉妹市・サンフランシスコ市議会の慰安婦像設置決議案に見解ただす文書(1/2ページ) - 産経WEST

 米国で誤った世論是正のために頑張っておられる活動への寄付は、以下でも案内されています。
 歴史の真実を求める世界連合会 |GAHT-US Corporation


 
 # 冒頭の画像は、米連邦議会議事堂で行われた「慰安婦問題ワシントン連合」の会見で涙を拭きながら語る李容洙氏
 中国系組織が支えるマイク・ホンダ議員の日本叩き 元韓国人慰安婦の後見役となって「安倍首相は謝罪せよ」 | JBpress(日本ビジネスプレス)




  春の小川のせせらぎ


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