遊爺雑記帳

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日台与党「2プラス2」東京開催へ 中国の軍事的暴発…防ぐ手立てを協議

2023-07-13 01:37:57 | 台湾海峡危機
 日本の自民党と、台湾の与党・民主進歩党(民進党)は、外交・防衛担当議員による日台与党間の「外務・防衛2プラス2」と銘打った会合を7月下旬に東京都内で開催する調整に入ったと共同通信が報じたと、夕刊フジ。
 中国が軍事的覇権拡大を進めるなか、台湾海峡を含むインド太平洋の地域情勢について協議するのだそうです。
 3月にも台北市内で開催されていて、東京開催が実現すれば相互訪問となり、「日台連携」を強力にアピールすることになる。
 
日台与党「2プラス2」東京開催へ 「連携」強力アピール 「中国の軍事的暴発…防ぐ手立てを協議することが急務」識者 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2023.7/12

 日本の自民党と、台湾の与党・民主進歩党(民進党)は、外交・防衛担当議員による日台与党間の「外務・防衛2プラス2」と銘打った会合を7月下旬に東京都内で開催する調整に入った。27日が軸という。共同通信が報じた。中国が軍事的覇権拡大を進めるなか、台湾海峡を含むインド太平洋の地域情勢について協議するという。

 
「『台湾有事』を想定して、日台間で可能な具体的な協力を協議することになる」

 「ヒゲの隊長」こと、自衛隊OBで
自民党の佐藤正久元外務副大臣は、今回の2プラス2の意味をこう解説した。「2プラス2」は、外交と防衛を担当する両国の閣僚が一堂に会して協議する枠組み。

 日台2プラス2は、これを与党間で行うもので、
3月にも台北市内で開催された。自民党総裁は岸田文雄首相で、民進党は蔡英文総統を支える。東京開催が実現すれば相互訪問となり、「日台連携」を強力にアピールできる

 共同通信によると、自民党は堀井巌外交部会長と国場幸之助国防部会長が、民進党からは郭国文、羅致政両立法委員が出席する。3月の台湾会合では、日本側が反撃能力保有を盛り込んだ国家安全保障戦略など「安保関連3文書」を閣議決定したことなどを説明している。

 前出の
佐藤氏は「米国と台湾は、軍事訓練の連携など、安全保障協力は進んでいる一方、自衛隊と台湾軍が一足飛びに連携するのは困難だ。双方の海上保安機関の協力、多国間枠組みの中での連携など、協力関係を深めていく。今会合では、有事に備えた防衛や、住民の保護、避難など具体的な議論も行われるのではないか」と語る。

 外務省のHPによると、台湾の在留邦人は2022年10月時点で約2万人(海外在留邦人数調査統計)。日本からの訪台者数は19年で約217万人(台湾交通部観光局)という。

 中国の
習近平国家主席は今月初め、台湾方面などを管轄する中国軍東部戦区を視察し、「戦いに勝つ能力の向上を加速させなければならない」とげきを飛ばしている

 中国事情に詳しい評論家の
石平氏は「習氏の発言は『戦争準備の指示』にほかならない台湾侵攻への〝本気度〟を証明したものだ。日台が連携し、有事の対応を話し合い、『中国の軍事的暴発』を未然に防ぐ手立てを協議することが急務だ」と指摘する。

 
安倍晋三元首相は「台湾有事は日本有事」と喝破した。中国は昨年8月、台湾を取り囲むように大規模軍事演習を実施し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に弾道ミサイル5発を撃ち込んできた

 石平氏は「与党間2プラス2も重要だが、政策への反映には時間がかかる。政府間2プラス2の開催が急務だ。中国の動向を考えれば、猶予はない」と警鐘を鳴らした。

 「ヒゲの隊長」こと、自衛隊OBで自民党の佐藤正久元外務副大臣は、今回の2プラス2の意味をこう解説。

 共同通信によると、自民党は堀井巌外交部会長と国場幸之助国防部会長が、民進党からは郭国文、羅致政両立法委員が出席。
 
 3月の台湾会合では、日本側が反撃能力保有を盛り込んだ国家安全保障戦略など「安保関連 3文書」を閣議決定したことなどを説明。

 「米国と台湾は、軍事訓練の連携など、安全保障協力は進んでいる。一方、自衛隊と台湾軍が一足飛びに連携するのは困難だ。双方の海上保安機関の協力、多国間枠組みの中での連携など、協力関係を深めていく。今会合では、有事に備えた防衛や、住民の保護、避難など具体的な議論も行われるのではないか」と佐藤元外務副大臣。

 中国の習近平国家主席は今月初め、台湾方面などを管轄する中国軍東部戦区を視察し、「戦いに勝つ能力の向上を加速させなければならない」とげきを飛ばしているのだそうです。
  
 評論家の石平氏は「習氏の発言は『戦争準備の指示』にほかならない。台湾侵攻への〝本気度〟を証明したものだ。
 日台が連携し、有事の対応を話し合い、『中国の軍事的暴発』を未然に防ぐ手立てを協議することが急務だ」と指摘。

 中国は昨年 8月、ペロシ米下議長(当時)の訪台に反発し、台湾を取り囲むように大規模軍事演習を実施。
 そのうちの 5発が沖縄県・波照間島南西のEEZ内に撃ち込まれました。
 「中国ミサイル、日本のEEZ落下」が示す日本の盲点 思い描いている価値観とかなりギャップがある | 中国・台湾 | 東洋経済オンライン

 安倍元首相は常々「台湾有事は日本有事」と喝破。

 石平氏は「与党間2プラス2も重要だが、政策への反映には時間がかかる。政府間2プラス2の開催が急務だ。中国の動向を考えれば、猶予はない」と警鐘を鳴らしたと、夕刊フジ。

 米国には、1979年4月に米国内法として成立した台湾関係法(Taiwan Relations Act)がありますが、日本には関連国内法はありません。
 日本版台湾関係法の制定を:米国から学ぶこと | nippon.com

 なので、日本政府としては動き難い。
 安部氏の弟の岸氏が、親交を深める活動をしておられたことは諸兄がご承知のとおりですが、体調がすぐれない。
 
 一方、台湾海峡危機は高まる一方。
 議員活動としての「日台2プラス2」で、有事への備えの実務のつめが進展される事に、期待ですね。
 ふたつの中国が公言できないのなら、「尖閣諸島防衛」をかかげる法制定で、日台連携を織り込めないものでしょうか?



 # 冒頭の画像は、蔡英文総統と岸信夫氏
  再選された蔡総統が自民党の岸信夫・衆議院議員と会見 - 台北駐日経済文化代表処 Taipei Economic and Cultural Representative Office in Japan

 「岸信夫防衛相」に中国が慌てふためく理由 東アジア「深層取材ノート」(第53回)(2/3) | JBpress (ジェイビープレス)



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