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峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

糸谷少年との思い出

2006年03月10日 | 将棋
昨夜、「渡辺明ブログ」で糸谷君の四段昇段を知りました。
あれは、3年前だったでしょうか、故村山聖九段を偲んで始まった「怪童杯」に有紀さんとくるみさんが参加したとき、そこで初めて糸谷君を知りました。

糸谷君は故村山聖九段の師匠・森六段の弟子で兄弟子の山崎六段や片上四段(当時奨励会三段)と共に会場に姿を見せていました。たしか、あの頃は奨励会の1級だったでしょうか、くるみさんが指導対局を受けたと記憶しています。

そういえば、その直前に山崎六段が谷川九段との対局で敗れ、後ろに倒れたとかで、そのことが一部ネットで批判的に取り上げられていました。余計なお世話でしたが、老婆心で山崎さんにあれこれ進言したことを思い出します。彼も率直にいろいろと語ってくれました。
当時、彼は全くパソコンを使わないと言っていましたが、今でもそうなのでしょうか。早くからネット上に日記を公開してこられた渡辺竜王とは対照的で、面白いですね。

大会の規模も小さく、森六段一門の棋士ばかりでしたから会場はフレンドリーな雰囲気で、自然と糸谷君とも言葉を交わすことになりました。
その頃から、やはり山崎六段の人気は高く、サイン攻めにあっている彼の様子を傍で眺めながら、早くあんなふうにならなければねと振ると、もうサインの練習してるんですよと言って笑わせてくれました。色紙に書く言葉もいろいろ考えているんだとも言っていました。で、それに関しては、棋士は数学得意な人が多いけれど、自分は国語が得意だからなんて冗談とも本気ともつかないようなことを語ってくれたりしました。
屈託【くったく】がなく、物怖じしない、明るい少年でプロ向きだなぁと思ったものです。

大崎善生著の「聖の青春」を読んでいましたから、会場にお見えになっておられた故村山九段のご両親の伸一さん・トミコさんにもお声を掛けさせていただき、親しくいろんなお話を伺うことができました。その後、年賀状のやり取りを続けさせていただいています。

思えば、いろんなところでご縁をいただいています。そのご縁のあった糸谷少年が晴れてプロ棋士になるのですね。また1つ楽しみが増えました。
糸谷新四段のこれからの活躍を願っています。

大いに話し合おう

2006年03月10日 | 町内会長
昨日、会計さんに町内会の17年度の会計を閉めていただき、早速、決算書を作成しました。明日、会計監査を行っていただく予定です。
また、総会へ出席できない方のために必要な委任状を作成し、所帯数分117枚コピーをとり、各班長さんへ届けました。

昨年度までの町内会長さんは、経理面でも主導権を持って町内会の運営に当たっておられました。行事等の予定が立てられやすいということで、私にもそれを踏襲【とうしゅう】するよう勧められました。
しかし、私同様、今年度から会計を担当されることになられた方と話し合い、今年度から経理面はすべて会計さんにお任せするようにしました。そのことで、この1年、会計さんからさまざまな疑問・提案が出されました。

決算書を作成するに際しても、事前に何度も打ち合わせを繰り返し、昨年度の決算報告書を徹底的に分析し、不合理な部分は敢然【かんぜん】と変えていくことで合意しました。拠【よ】ってたつところは、あくまでも町内会会則です。
総会ではいろいろと声が上がるだろうことが予想されます。だが、私はそれを懸念【けねん】するのではなく、むしろ望んでいます。
総会では、多くの会員の方から問題を提起していただき、みんなで話し合うことができるよう願っています。
26日の総会に向け、ようやく準備が整いました。

栄枯盛衰の理【ことわり】

2006年03月09日 | 将棋
順位戦C級1組の今期の日程がすべて終わりました。
昇級は2人です。最終局を待たず、すでに昇級を決めていたのは好漢山崎六段、もう1つの椅子は、すんなり渡辺竜王かと思っていましたが、勝負というのは分からないもの、最終局で窪田五段に不覚を取ってしまいました。
ところが、ここまで同星の岡崎六段も負けてしまい、順位が上の渡辺竜王が昇級となりましたここらあたりは勢いの差とでもいうのでしょう。
その辺の心の動きはご本人の「渡辺明ブログ」でどうぞ。

それにしても東西の若手のホープ2人が着実に実績を積み、羽生世代を脅【おびや】かし、凌駕【りょうが】する存在となってきました。来期が益々楽しみです。
あと2年でA級かぁ

深浦八段も

生きるのも 死ぬのも難しい

2006年03月08日 | 夫婦
きょうは佐々町民生児童委員協議会の日帰り研修で、朝9時半に佐々町を出発し近くの鹿町町【しかまちちょう】の福祉施設「鹿町福祉村」という所を見学してきました。
ここは実質、医療法人が運営する施設で、ご高齢者が自宅から施設までの送迎バスを利用し、日中を楽しく過ごす「通所リハビリテーション」、通常介護に当たっている者が外出しなければならないときなど短期に利用する「ショートステイ」、療養生活の中で自宅復帰を目指す「介護老人保健施設」、さらに終身型の「ケアハウス」までがそろい、建物自体も中の設備も立派なものでした。

ここ数年、街中にも雨後のタケノコのようにグループホームができています。年をとってからはゆっくり自宅でくつろぎたいと私などは思うのですが、さまざまな事情からそうはいかなかったり、あるいは商業主義に乗せられて利用する方が増える傾向にあるようです。
人生の最期を迎えるまで尊厳を保ち、悠々自適に生きるというのは、なかなか難しいことのようですね。

ところで、ここ鹿町福祉村では施設を作るにあたり、スタッフが利用者の立場に立って意見を出し合ったそうです。なるほど、随所【ずいしょ】にうなずくような箇所がありました。
居室もその1つだといいます。その居室は完全個室になっていました。これは、女性スタッフの圧倒的な声だったといいます。
施設に入ってまでも夫の世話はしたくないというのがその理由だったとか、今、流行の「熟年離婚」に通じる問題でしょう。
夫は心しろ!などとならないように、奥様を大切に!ご同輩

街から子供たちの歓声が消えた

2006年03月08日 | 町内会長
日曜日は、毎月1回行っている町内会清掃の日でした。
朝、7時に案内の有線放送を流します。その後、各班ごとに決まっている清掃箇所を回ります。毎回、いろいろあります。「敷地に下水掃除の泥を上げられて困っている」と嘆かれる方がいます。それを掃除している方に伝えると「じゃあ、どこに上げるの」となります。どちらも、ごもっともです。
「作業開始時刻に行くと、すでに済んでいる」とぼやく方がいらっしゃいます。一方では「早く仕事に出かけなければならず、先に済ませた」という事情があります。やはり、どちらも、ごもっともです。
「あそこは危なくて掃除ができない。どうするんだ」といわれる方がいます。「掃除しないと臭くなるから」と、1人だけで黙って作業なさる方がいます。どちらも、ごもっともです。

そのような事情の相違、考え方の相違、思いの相違を丁寧に紡【つむ】ぐような役割を担っていきたいと考えています。こちらでお話を伺い、あちらでお話を伺い、最後、公民館担当班の清掃を手伝い、すべて終了したのは10時前でした。

この日は、清掃終了後から子供会による資源回収が行われていました。さとし君ご一家は、いつも全員総出です。
さとし君のお父さんが運転するトラックの荷台に子供たちがいっぱい乗っていました。
時折、歓声が上がっています。町内会を駆け回る子供たちの姿を見るのは資源回収の日だけです。

絵本と父親

2006年03月07日 | 絵本の読み聞かせ
先週末土曜日、図書ボランティアの代表者会が開かれ出席しました。年度末の総会を前にしてのものです。
図書ボランティアの会では各グループの代表者の中から、代表1人、副代表2人、会計1人を選び、彼らを中心に図書館と一体となって絵本の「読み聞かせ」や講座の企画・運営、各種催し物の手伝い、館内の整理などを行っています。
私も副代表を3年間務めさせていただき、率先して会の活動に関わってきたところです。
ただ、今年度町内会長をお引き受けして以降、私の中に少しひずみが生じてきているのを感じるようになりました。これではいけません。単に私だけの問題にとどまらないのは明らかです。家族を始め、周囲に迷惑をかけるようであってはボランティアも本末転倒です。
そこで、来期の副会長職を辞することにしました。ずっとできる図書ボランティアの活動をしばらく縮小し、今、求められている町内会長の役割に力を注ごうと思います。
この日の代表者会で私の気持ちを皆さんに聞いていただき、ご理解をいただきました。

代表者会の後、館内での「読み聞かせ」に参加しました。「たまごのあかちゃん」(かんざわとしこ・文/やぎゅうげんいちろう・絵)を読みました。たまごの中の赤ちゃんが誰か、みんな目をキラキラ輝かせて想像しています。次第に次のページが待ちきれなく、「かいじゅう!!」などと声を挙げる子供が出てくるほどです。

図書館の「読み聞かせ」に来てくれるのは、ほとんどが就学前の小さい子供たちです。赤ちゃんもいます。
他の方が「読み聞かせ」しているとき、ある赤ちゃんが絵本の方を見ずに隣に座った私の方を向いてニコニコします。「おいで」と言って、お母さんから赤ちゃんを受け取ったのですが、とたんに泣き顔になってしまわれました。
お父さんが子供さんをひざの上に乗せて絵本を楽しんでおられる姿もありました。

子供と一緒に絵本を楽しむお父さんが増えると、世の中はきっと変わると思います。

新しい風よ 吹け

2006年03月06日 | 町内会長
秋の町内会長会に引き続き、今回の町内会長会の席上でも町長は、子供をどう守っていくか私たちは全力を尽くさなければならないと力説されました。そのため、唯一例外として子供に係る予算は増額すると言われました。

しかし、いわゆるハード面の強化策をいくら講じても、それは対症療法にしか過ぎません。もちろん、さとし君のお父さんが言われるようなことを含めて、それはそれで必要な部分があることを否定するものではありません。
だが、どうしてさまざまな問題が生じているのか、その根っこのところをみんなで見つめ合い、話し合い、考え合い、良くないところを変えていく地道な努力を始めない限り、悲しみと恨みと憎しみの連鎖から私たちは解き放たれることができないように思います。

健全育成会の「安全パトロール中」の腕章の協力要請の後も、ある町内会長から車に貼る同様のステッカーが欲しいという希望が述べられました。
行政側がその要望に答えられた後、私は前述したような視点からの意見の必要性を感じ、佐々町役場の男性職員の育児休暇取得に関して町長の考えを質【ただ】しました。

先ず、男性職員に対し育児休暇の制度があるのかどうか、あるとすればその取得率はどのくらいなのかを訊ねました。総務の答えでは制度はあるが、案の定ほとんどとられていないということでした。
そこで、私は家庭における父親の存在の大きさについて理解を求め、それを基に、先ず男性が育児休暇を取ることについての意義を職員間でよく話し合っていただくよう提案しました。

こんなことは、だれもが大切なことだと分かっているはずです。町長は、強制的にでもとらせるようにしなければならない。取得率が上がるようすぐ研究させると答えられました。

会議終了後、部屋から出て階段を下りながら、その後の懇親会の席上で、「誰も取らないから、取りにくいんですよね」と話しかけてくる職員の方が何人かいらっしゃいました。
役場の若い男性職員たちが、主体的に積極的に育児休暇を取得するようになるといいなと思います

いろいろ ある

2006年03月05日 | 町内会長
金曜日は午後3時から開かれた町内会長会に出席しました。冒頭の町長の挨拶の中で合併について、町長の考えが具体的に示されました。
それによると、18年度に見直し事業等を始めあらゆる分野で改革を行い、19年度から向こう3年間安定した町政が行える見通しを立てる。それを基に佐世保市と佐々町との各施策の比較を行い、佐世保市との合併がいいのか佐々町単独かを住民に問うというものです。

もし、合併するとなれば、佐世保市との合併しか選択肢がなくなりましたが、町は佐世保市と着々と友好関係を築いているようです。
その一つとして、佐世保市は慢性的な水不足状況にあるようですが、町長の話ではこの1,2月で30万トン、昨年秋以降からは60万トンの水を佐世保市に送ったそうです。
そのようなこともあってか、一昨日は佐世保市長から清峰高校野球部の応援に一緒に行こうという電話があったとご満悦でした。

厳しい財政状況下、あらゆるところで予算の減額を行うそうですが、唯一、子供に関するものは手厚くやっていきたいとのことでした。
確かに、相次いで町内にある2つの小学校の敷地に学童保育施設が新設されたり、学校に行けない生徒のための施設が検討されたりしています。

春の選抜に出場する清峰高校に対する支援の要請もありました。
夏の甲子園では約8,500万円もの浄財が寄せられたそうです。その中から、応援費用や選手の滞在費等で約5,400万円、その後、野球部強化のためバスの購入費用、国体・昨秋の九州大会・神宮大会等の派遣費用に約2,300万円がかかり、約800万円残っているそうです。
ただ、昨夏は同窓生や生徒の保護者が中心となって、各町内会ほぼ全所帯を訪問し寄付を募ったことで物議をかもすようなこともあったそうで、それは慎むことにしたということでした。
ただし、各町内会長には郵便局の払い込み票がしっかりと配られました。

会議の途中、健全育成会の方から「安全パトロール中」の腕章を作ったので、ほしい町内会があれば、1町内会5つまで用意してあるので申し込んでほしい旨の説明がありました。
ところが、納得がいかないことには過敏なほど反応するのが町内会長会です。「要ると言わなければくれないのか」のような意見が飛び交い、健全育成会の方2人は困られました。
実は、説明したのがさとし君のお父さんだったのです。助け舟を出さないわけには行きません。
ことの性質から、すべての町内会の方々に理解を求め、協力を願い、腕章を5本を受け取っていただくよう説明すべきだったのではと発言し、みなさんの納得をいただきました。
土曜日にさとし君のお父さんに会ったら、代理であそこに出席するのはいやだ~とビックリしておられました。

今夜はゆっくり

2006年03月02日 | 我が家の猫・みぃーちゃん
ひょんなことから、何十年か振りに動物を育てることになりました。ネコのミィーちゃんです。
毎日、ミィーちゃんと接していてつくづく感じるのは、なんら人間の子供と変わらないということです。

最近は、晴れていると戸外で過ごす時間が長くなりました。朝7時半ごろ出かけ、お昼ごろ1度帰って来、夕方5時くらいまで外で遊んでいます。行動半径も広がってきました。いろんなネコと付き合っています。
外出し始めた頃は、迷子にならないだろうか、野良猫にやられはしないだろうか等と心配しましたが、最近はそんな心配が要らないほどたくましくなってきました。

食事を与える際、「ごはんよ~」と言っていたら、お腹がすくと「ゴハ~ン」と言うようになりました。
家族だけでなく、塾生もビックリです。

最近、戸外で遊びまわって疲れているのと、塾生に過剰に構われるのがうっとうしいようで、教室に来てもすぐ女房どのの元に降りていきます。
きょうは寒かったので少し早く帰ってきました。そのせいか、今夜は少し長めに教室にいました。
私が席を立つと、その後にすぐ座ります。

教員によって子供たちが傷つけられている

2006年03月01日 | 学校教育
長崎大学は、先月強制わいせつ致傷容疑で逮捕されていた医歯薬学総合研究科の助手を懲戒解雇処分にしたとテレビのローカルニュースが伝えていました。
学長は、教員の不祥事が続いていることに責任を感じ、3ヶ月間給料の10分の1を返上するそうです。
学長の責任のとり方からしておかしいのではないでしょうか。

先週22日の長崎新聞には同じ社会面で、佐世保高専の助教授による女子生徒へのセクハラ問題をめぐる記事と、長崎市立中学校教諭が体罰をふるい3年生の男子生徒にけがをさせていた記事が並んでいました。

長崎大学、佐世保工業高等専門学校、長崎市立の中学校、よくも並んだものです。長崎県の学校は、中学から大学までおかしくなってしまっているのでしょうか。

助手に襲われた学生は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥り、現在も治療中だといいます。
佐世保高専の教員らで作る「佐世保ジェンダー研究所」は、今のままでは、いつまでたってもスクールセクハラはなくならないと話しているといいます。
長崎市の中学3年生は眼球打撲と診断され、今も学校を休んでいるといいます。

こともあろうか、教員によって子供たちが傷つけられています。