峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

不幸の形

2006年02月01日 | 家族
ライブドア事件、米国産牛肉再禁輸、耐震強度偽装問題、防衛施設庁談合事件、加えて東横イン事件、いずれも私たちの国の根っこの部分がおかしいということをこれでもかと教えてくれています。

長崎県が取り組んでいる運動に「ココロねっこ運動」というのがあります。大人が変われば子供も変わる。子供たちの心の根っこを育てるために大人のあり方を見直そうという県民運動です。素晴らしい理念だと思います。ただ、言っていることと、やっていることが違うように私には思われます。
いろんな会合に顔を出しますが、発言者の中で、大人が変わらなければという方にお目にかかったことがいまだありません。みなさん、学校が悪い・教育委員会が悪い・親が悪い・子供が悪い…、それはそうでしょう。世の中がこれだけよくないのだから。でも、それは本当でしょうか。

東横インのあの社長の記者会見をテレビでご覧になられた方は多いでしょう。まさにビックリ!!ですが、よく考えてみると、あれは彼が胸の内を包み隠さず話しただけに過ぎないように思われます。彼の言っていることは私たちの心情・思想に通底するものです。

連日、テレビのニュースショーではこれらの事件に関し、キャスターやコメンテーターが怒ったり嘆いたりしていますが、所詮【しょせん】は視聴率のこと、つまりは金のことしか頭にはないのです。視聴率を得るためには「やらせ」にでも手を染めるのです。
彼らと一緒になって堀江容疑者を責めたり、憐れんだりしても何も変わりません。

堀江容疑者の著書によると、彼の父親は大変気まぐれで暴力的な人だったようです。堀江容疑者が幼い頃、彼の父親は巨人ファンだったそうで、巨人が負けると不機嫌になり、ボコボコにされたり、庭の木に縛り付けられたりしたといいます。
堀江容疑者は両親のことを著書の中で「あいつら」と呼び、彼らをさげすんでいます。
彼は、世の中に明るい家庭ってあるんですか。僕には信じられないとも語っています。
心が痛みます。

人の心までもが金で買えると彼が思うように至った背景には、やはり父親の暴力があったのです。
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2 コメント

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飲んで 飲まれて (峰野裕二郎)
2006-02-04 14:58:24
トリトンさん、有難うございます。平日は夜、塾が終わり、晩酌をした後、書き込むのがブログを始めてからの日課になっています。

この時期の晩酌は、熱燗、ワイン、ウイスキー・焼酎のレモン割り、その日の気分次第です。

今年は庭のレモンの木がたくさん実をつけたので、勢いレモン割が多くなっています。

木曜日は、いつもの銘柄から変えた麦焼酎が美味く、量が過ぎたのでしょうか、パソコンに向かっているうちに意識が朦朧【もうろう】となってしまい途中で就寝することにしました。

私のようなものの文章をご覧くださる方がいらっしゃるのをいつも有難く思っています。

なるべく毎日書きたいと思っています。

あふれる思いは、変わらず胸一杯です。



学校に対する思いに、このところ変化が生じてきました。相対的に私塾の役割というのを革めて考え始めています。

トリトンさんが記された「的確な判断力」と「良いバランス」、人が社会で生きていく上で、重要なキーワードだと私も考えています。



トリトンさん、頑張りましょう。

ところでトリトンさんは、学校の先生なのかな?
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同感です! (toriton)
2006-02-03 00:06:44
連日お邪魔しています。



私も1月11日にHP&ブログを開設して、できれば毎日更新したいと思っていましたが、2回ばかり失敗してしまいました。原因は、12時を回って、翌日になってしまったからです。短くてもいいから1ヶ月ぐらいは続けたいと思っています。



昨日は、体調を崩す休みました。オーバーワークで体がまいってしまったようです。今日はなんとか出勤しました。



さて、本題に戻りますが、峰野さんの考えに賛成です。もともと日本の社会にあった負の構造が今、白日の下にさらされているのだと思います。総理の「格差があっても構わないと思う。」発言には悲しくなります。おいおいその程度の認識で一国の総理なのかい?あの方には、一生、隣人である韓国や中国の方の深い悲しみや怒り、庶民の苦しみが理解できないのかもしれません。そんな人物を総理にさせている国民も哀れですね。選んだのは国民なのですからね・・・・・



≫ライブドア事件、米国産牛肉再禁輸、耐震強度偽装問題、防衛施設庁談合事件、加えて東横イン事件、いずれも私たちの国の根っこの部分がおかしいということをこれでもかと教えてくれています。

 

同感です。お互い未来を担う子ども達に正しい判断力とバランスある国際感覚を養いたいものですね。
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