峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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2018夏の家族 ⑤

2018年09月20日 | 家族

高校時代の同級生で隣町の吉井に住むSさんは定年退職後、築100年の自宅をリフォームし「古民家体験工房とらいかん」なるものを立ち上げ、そこを地域交流の拠点にすべく、あれこれ奮闘している。
また、彼女はフェイスブックに日々折々の活動振りを載せているが、ある日「とらいかん」を訪れた子供会の一行がすぐそばを流れる小川で水遊びしている様子が紹介されていた。
子供たちは水遊びが大好きだ。彩理さん・結理さんが来たら、その川に連れて行ってやろう。そう考えていた。

彩理さん・結理さん来遊3日目、そして有紀さん・糸葉さん来遊2日目となる午後、女房どのも含めてみんなでその「とらいかん」近くの小川へと出かけた。
「とらいかん」は定休日とのことだったが、川及びその周辺の手入れに精を出していたSさんに色々聞きながら、子供たちと共に浅い小川の中を歩いたりしてひと時を過ごした。

ひとしきり水遊びを楽しんだ後、帰ろうと車に乗り込んだったのだが、私自身が少し物足りなさを感じ、もう1か所、水遊びの出来る所を訪ねることにした。
目指すは佐々川上流、そこは有紀さん・くるみさんが小学生の頃、何度か沢登りに連れて行ったことのある思い出の場所だった。

世知原町に入り、県道から沢へ続く道への分岐までの記憶は確かだったが、その先の記憶がおぼろげだった。
人家が途切れた辺りから次第に山道は狭くなり、やがて車1台通るのがやっとという所に差し掛かる頃には、車内から不安の声が上がり始めた。
それでも、もう少しもう少しと車を進めたものの、ついには倒木に行く手を遮られ後退を余儀なくされる羽目に陥ってしまった。

止む無く、進行方向の右側が崖になっている細い山道を、慎重にUターンの出来る所まで後ずさりする。そこから来た道を引き返すことになったのだが、人家が見える辺りまで来たところでようやく沢への分岐点を見つけることができた。

沢への入り口に着いた頃には夕方になっていた。幼い子供たちにとって屋外で遊ぶには既に遅い時刻だ。しかし、せっかくここまで来たのだからその雰囲気だけでも味あわせてやりたくて、彩理さんと結理さんの2人を誘い沢へ降りた。

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