峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

息苦しい社会の訳

2006年07月05日 | 暮らし
北朝鮮による7発目のミサイル発射、情報は受けている=首相 (ロイター) - goo ニュース
小泉首相は「どういう意図があるにせよ、北朝鮮にとってプラスはない。この点をよく北朝鮮側は考えるべき」こう述べています。
今夜の各局の報道番組のコメンテーターも、アメリカの攻撃を受けるかもしれないリスクを冒してまで、なぜ北朝鮮がミサイルを発射したのかよく分からないと声をそろえています。

小泉さんも、外交・軍事の専門家のみなさんも、もっと子供と向き合うことをお勧めします。子供に学ぶべきことは少なくありません。

北朝鮮という国を人間に例えるならば、まだまだ未熟な子供のようです。
少し悪ぶってタバコを吸っている少年に「タバコを吸ったって、お前にとってプラスはない。この点をお前はよく考えるべき」と訳知りな顔してたしなめたからといって何の足しにもなりません。なぜなら、悪ぶった少年は自分のやっていることが自分ににとってプラスかマイナスかなどとは考えませんから。
タバコとミサイルは違うよとツッコミを入れたくなられた方には「タバコを吸っている」を「ナイフを忍ばせている」と置き換えてみてはどうでしょう。
同じように、未熟な少年たちはリスクを冒して、さまざまな悪さをするものなのです。

学校で悪ぶっている子を学校から排除すれば、ひとまず学校は平和に見えるでしょう。
しかし、学校から排除されて街に出て悪さをし、何らかの形から保護観察処分になっている少年や青年を排除するわけにはいきません。ところが、観察官も保護司も含め、私たちの社会は彼らの立場になって彼らを理解しようとする方向には向かっていません。そして、そのことが私たちの社会を息苦しいものにしています。

未熟な少年・青年を理解するには立派な人ではダメのようです。

そこで、北朝鮮には「わぁ~、すごいね。立派なミサイル持ってるね~」「へぇ~、核兵器だって作れるんだ、すごいねぇ~」「はい、話、ちゃんと聞くからね」と接するべきなのです。
排除したり、力で押さえつけたりできるはずもなく、それを試みれば互いが不幸になるだけです。
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