峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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新しいリーダーシップを

2010年05月28日 | 暮らし
「自分の言葉守れず、心よりおわび」首相会見(読売新聞) - goo ニュース


「発言しないことも政治的な行為です」
マサチューセッツ工科大学の教授で、米国を代表する日本史研究者の1人だと紹介のあったジョン・ダワーさんという方の言葉だ。新聞のインタビュー記事の中に見つけ、なるほどと思った。

今回の米海兵隊普天間飛行場移設問題に関する鳩山首相の一連の対応は、はからずも彼がリーダーとしての資質・能力・力量に欠けていることを如実【にょじつ】に浮かび上がらせた。
新しい政権になっても、新しいリーダーの影さえ見えない。

私たちの国の現代の不幸は、展望を示し、それを丁寧に語り、より多くの人と信頼関係を紡【つむ】ごうとするたゆみない意志を持つリーダーがほとんどいない点にあるのだろう。それは先の戦争以降、家族から国家まで各界各層にわたり、ずっと続いているように思われる。

今、切実に新しいリーダーシップが求められている。

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2 コメント

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リーダーの条件 (かっきい)
2010-05-29 09:49:52
お久しぶりです。

民主党には期待していましたが、私が一番期待していたこの部分でこのような結果となり非常に残念です。

やはり私も鳩山さんは人はよさそうですが、リーダーの資質は無かったようですね。
小沢一郎さんが総理になっていたらと、考えてしまいます。

今回にも影響していますが、検察とマスコミにその責任は大きいと思います。

新しいリーダーとしては小沢一郎さんでもいいのですが、若い人をリーダーにするという勇気も必要とかんがえています。
若くてもその資質がある人はいると思いますが、日本にはそれをよしとしない風潮があるので、それを変えることができたら、日本は変わると思います。
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新しい時代のリーダーシップ (峰野裕二郎)
2010-05-31 19:53:03
かっきいさん、こんにちは。お元気ですね。

若い人というより、新しい人が求められるべきだと考えます。
社会組織の在り方はリーダー次第で大きく変わるでしょう。変化を求めるならば、新しい思想・価値観を持った「新しい人」がリーダーとして選ばれなければなりません。ただし、問題は、古い思想・価値観をまとった人々による枠組の中からしかリーダーが選ばれない点にあります。それを打ち崩すのは至難の業です。これは、私たちの社会の身近なところにいくらでも転がっている話でしょう。

ところが今回、政権が交代したことで変革の期待は膨らみました。
鳩山首相は「新しい人」なのかもしれません。今回の普天間問題に関しても「辺野古の美しい海を埋め立てるのは自然への冒涜【ぼうとく】であるというような発言に、その一端はうかがえます。
ところが、総理として肝心なリーダーシップに欠けていたようですね。だからといって古いタイプのリーダーは、もはや望まれるべくもありません。

ただ、鳩山首相の投じた「最低でも県外」という一石は、長期的な観点からすれば、今後いい意味で大きな波紋となって広がることでしょう。
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