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峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

人が育つということ

2014年09月12日 | 私と孫

11日、天使たちの通う保育園で「敬老会」が催され、女房どのと共に参加した。
午前9時半からおよそ2時間に渡り、ゼロ歳児から年長児までの各クラスの子供たちが順に、おじいちゃん・おばあちゃんたちのためにこれまで練習してきたという歌や踊りを披露してくれた。

最後に年中・年長の子供たちがそれぞれのおじいちゃん・おばあちゃんの傍に行き、身体を触れ合って遊ぶという演出があった。お姉ちゃん天使も、女房どのと楽しく遊んでくれた。私は、ずっとその様をビデオに収めていた。

夜、天使たちの家族と夕食をともにした後、しばらく同じ時間を過ごしたのだが、そこでお姉ちゃん天使の私たちに対する様子に大きな変化が見られた。
それまでであれば、天使たちは、私たちと楽しく遊んだりおしゃべりしたりするものの、お父さんやお母さんにまとわりつくようなスキンシップを私たちに求めることは決してなかった。
それがである。その夜、一緒にビデオを見ているとき、お姉ちゃん天使が私の膝の上に乗ってきたのだ。それは、いつもそうしているかのようなきわめて自然な動きだった。やがて、それを真似て妹天使も身体を寄せてきてくれた。

人は、他者との関わりの中で心が表れ、育っていくものなのだろう。


「おにぎりせんべい」の想い出

2014年08月20日 | 私と孫

13日の午前中、女房どのと私、それに絵理子さん家族4人で墓参りをした。その後、父と母の家を訪ねた。現在、父母の家は、近くに住む弟が管理してくれている。

お姉さん天使が船に乗りたいというので、その足で「九十九島パールシーリゾート」へと向かった。

昨年、お姉さん天使は、1人でおばあちゃんとおじいちゃんの家に遊びに来た。その際、天使は、「パールシーリゾート」で九十九島を遊覧する「パールクィーン」という名の船におばあちゃん、おじいちゃんと共に乗った。

驚くことに、天使は、その船体が白色で、船の上で「おにぎりせんべい」を食べたことまで覚えていた。

今年、お姉さん天使は、おばあちゃん、おじいちゃんに加え、お母さん、お父さん、妹と一緒に「おにぎりせんべい」を頬張った。


輝く命を抱け

2012年11月16日 | 私と孫

先の土曜日、天使たちの顔を見に女房どのと福岡へ出かけた。
その前に、午前中、学校に出かけていた有紀さんと落ち合い、昼食を共にし、お茶を飲み、あれこれ話した。
その後、3人で天使たちの所へと向かった。
妹天使の結理ちゃんが4ヶ月になった。久し振りに赤ちゃんを胸に抱いた。

私たちの子供らがまだ赤ちゃんだった頃、私はよく娘を胸に抱いた。赤ん坊を抱っこして散歩に出かけ、赤ん坊を抱っこして晩酌をした。
それは、限りないようで限りある愛しい黄金の日々。生命の輝きそのものを包み込む営みだった。

一昨昨日、お姉ちゃん天使の彩理ちゃんが3歳の誕生日を迎えた。可愛い盛りだ。
孫は、責任がないから可愛いと人は言う。

彩理ちゃんと私たち夫婦の3人だけで過ごした真夏の3日間、あの時ほど彩理ちゃんが可愛く思えたことはない。両親から離れ、私たち夫婦を頼りにするほかない天使が愛おしかった。その天使を守らなければならない責任感が彩理ちゃんへの思いの強さにつながった。あの時から彩理ちゃんは、私たち夫婦にとって特別な存在になった。

無責任はつまらない。責任を持つことで思いは深まる。


私たちの大冒険

2012年09月04日 | 私と孫

先週の金曜日で私塾の夏期講習会が終了した。日中の厳しい暑さは依然として続いているものの、いつの間にか蝉時雨は止み、代わって虫の音が聞こえている。
翌土曜日、三柱神社の秋季例大祭「おくんち」の打ち合わせ会に出席した。またいくつかの新たな喜びに出会えた今年の夏が過ぎ去ろうとしている。

昨日、お姉ちゃん天使のさりちゃんから葉書が届いた。そこには、おじいちゃんとおばあちゃんとゆきちゃんとくーちゃんの顔が描かれてあった。さらに緑色のクーピーペンシルで何やら記してあった。さりちゃんのお母さんの注釈によると、おじいちゃんとさりちゃんはおうちでちゃんとお勉強していますと言いながらそれを書いていたという。

8月の夏真っ盛りの頃、3歳を前に、さりちゃんは1人でおじいちゃんとおばあちゃんの家に2泊もした。夜になりお母さんが恋しくなったさりちゃんは、教室で塾生に見守られながら私に抱っこされたまま眠りについたものだった。おそらくは、その時のことを思い出していたのだろう。

さりちゃんと女房どのと私は、この夏大冒険をした。


命の輝き

2011年12月22日 | 私と孫
土曜日から一昨日まで、絵理子さん、有紀さん、それに天使さんの3人が来遊していた。

天使は11月で2歳になった。こちらの言うことはだいたい理解できるようになり、伝えたいこともずいぶん言えるようになってきている。

彼女の、我が家での一番のお気に入りの遊びが滑り台だ。

その昔、女房どのの父親が、私たちの子供たちのためにプレゼントしてくれた滑り台が長く寝室に眠っていた。
それをいったん分解して教室に運び込み、再び組み立て使うのだが、それを手伝うところから天使の遊びは始まる。

今回もすぐに「すべりだい する」と言い出す。
「よし、やるか」と応えると、滑り台がどこにしまってあるかを覚えていて、まだ覚束ない足取りながら真っ先に駆け出す。

私が、しまってあるところから滑り台の各パーツを運び出すと、天使はその中の軽い物を手に持って教室まで運ぶ。

部品をすべて教室へ運び込んだところで、天使が「ミッキー!」と訴えた。

滑り台の組み立てに必要な金具類を、まとめて空き缶に入れ、しまっているのだが、その缶の蓋【ふた】にミッキーマウスが描かれてある。それが必要だと言っているのだ。
これには驚いた。

前回、天使がやって来たのは11月の3・4・5日だから滑り台で遊んだのは優に1ヶ月前のことになる。

実は前回、滑り台を組み立てる段になって、私は金具類をどこにしまったかしばらく思い出せず困っていた。

天使の記憶の方が私のそれより、よほどしっかりしているということになる。

芝庭

2011年09月14日 | 私と孫

午前9時半から町内会長連絡協議会の三役で寄り2,3協議する。帰宅後大急ぎで掃除を済ませ、昼食をとり、午後1時半からの町の民生児童委員協議会の定例会に臨む。

裏庭に芝生を張って20年くらい経つだろうか。我が家の子供たちが幼い頃、そこでよく遊んだ。やがて子供たちは、そこから飛び出し外の世界に遊んだ。
役目を果たした芝庭は、いつしか雑草で覆われるようになった。

20年が経ち、天使がやってきた。
再び芝庭に役割ができた。私はその復活の手伝いに張り切っている。このところ早朝から2,3時間ほど草むしりにいそしむのが日課となった。

今度は、天使と遊ぼう。


夏を楽しむ

2011年07月30日 | 私と孫

きょうは天使と絵理子さんと有紀さんが帰ってくる日、みんなでプール遊びができるようにと朝のうちに裏庭の草刈をすることにしたが、集会所の窓を開放しに出かけ、広場の草が伸びかけているのが気になった。
夏休みに入り、広場で子供たちがラジオ体操をしている。それに夏祭りも控えている。広場から始めた。

結局、我が家の庭の草刈がすんだのはお昼前、シャワーを浴びてさっぱりした後、昼食にソーメンをいただいた。美味い。
昼食後、すぐにビニールプールとタープ(簡易テント)を求めに近くのナフコまで女房どのと走った。

帰宅後、早速タープの組み立てに取り掛かる。何とか済ませると、次はビニールプールを膨らませようとしているところへ「着いたよ!」と女房どのの声、駐車場へすっ飛んだ。

可愛い。なんともいえないほど可愛い。
家に入り、すべり台するかと尋ねると「うん!」と応える。この前来た時、室内用のすべり台で遊んだのを覚えていた。
2人で2階に上がり、それから組み立て始めたが天使も手伝ってくれた。

土曜・日曜と思いっきり天使と遊ぼう。


天使と遊ぼう

2011年07月19日 | 私と孫

台風の余波だろう。ときおり強い風が吹いている。
裏庭の桜の木の梢でクマゼミが鳴き始めた。
伊万里の大河内山で求めた風鈴を軒先に吊るす。
折からの風に吹かれリリンリンと涼やかな音色を響かせる。

15日に誕生日を迎えた絵理子さんが3,4歳の頃、夏の朝、毎日のようにセミ捕りに出かけた。
私が手に網を持ち、絵理子さんは首から虫かごをぶら下げ、2人して麦わら帽子をかぶり出かけた。
日が高く昇ると芝庭にビニールプールを出し、水遊びに興じた。

天使が1歳8ヶ月になった。
あんなに幼く愛らしかった絵理子さんが今や立派なお母さんだ。
絵理子さんの誕生日の日、有紀さんが天使の家族を訪ねた。天使は有紀さんに何度も抱っこをせがんだという。
天使がグングン成長している。

この夏、天使が来たら裏庭でセミを捕り、こぐまちゃんとしろくまちゃんのようにビニールプールで水遊びをしよう。


花のように

2011年07月05日 | 私と孫

朝から青空が広がり、太陽が顔を出している。

絵理子さんが母の日に届けてくれた鉢植えのカーネーションを切り戻していたところ、再び真っ赤な花を咲かせてくれた。
多忙でこのところスカイプもできなかったが、昨夕、久しぶりに天使の元気な姿を見ることができた。

塾生が成長してくれているのが嬉しい。


絵本 言葉図鑑

2011年06月11日 | 私と孫

昨日は午前8時半から11時50分まで3コマの企業での講義、こちらが気付くことことも多い充実した時間だ。

昼食後、町内会長としての行政との間での事務手続きの仕事、町内会活動に係わる雑務、民生児童委員としての仕事をこなす。
間もなく、夕方5時から小学生の授業だ。

小学生の授業で心がけていることは、「見えない学力」をつけてやること。例えば、小学5年生の塾生と取り組んでいる国語科では、文字を連ねてまとまった思想を表現できるようになるまでを目指している。それのみに2年かける。漢字の書き取り練習や教科書準拠のワークブックなどは一切やらせない。
「見える学力」つまり、テストの得点や通知表の評価などに惑わされ、子供たちを勉強嫌いにさせるのはつまらないし、単に「頭のいい子」をつくっても仕様がない。

その学習の最中、動詞を思いつくだけ書き出してごらんと言うと3つ、4つ書いたところで、すぐに鉛筆が止まった。そこで、動詞というのは動きを表す言葉だから、あなたが朝起きてから、あなた自身がどんな動きをしたかを思い出してごらん。例えば寝床から「起きる」、顔を「洗う」、歯を「みがく」というようにねと考え方を示してやると再び鉛筆が動きだした。

21個書き出して一段落ついたところで「五味太郎」さんの「言葉図鑑①うごきのことば」の絵本を広げて見せた。その絵本には場面を違え、子供たちの生活風景が画面いっぱいに描かれ、子供たちの動作が、自然の作用が言葉としても書かれてある。その数およそ570語だ。塾生は目を輝かせて絵本の中の絵と言葉の世界に引き込まれていく。

その絵本を裏表紙まで繰っていくと、そこには「きらめく絵理子へ 父より 1986年8月16日」と記してある。長女・絵理子さんが4歳の時に求めた絵本だ。その時「うごきのことば」の他「ようすのことば」「かざることばA」「かざることばB」をそろえた。その後順次「つなぎのことば」「くらしのことば」等計10冊が出ている。
絵理子さんにとって、これらの絵本はお気に入りの1つだった。最近、会ったときもそんな話をしていた。

天使にもそれを贈ろう。