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四国八十八カ所 第六十二番 宝寿寺

2014年12月08日 | 日記

四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 第10回

 平成26年9月21日   第六十二 天養山 宝寿寺を参詣しました

宝寿寺は729~749年 聖武天皇の勅願で 全国に 一の宮を造営させ

その時 伊予国 一宮神社も建立され 宝寿寺はその別当寺として

 当時は金剛宝寺と呼ばれていました  806~809年 弘法大師がこの地方を訪れ

聖武天皇の妃 光明皇后の姿を模して 十一面観音菩薩を刻まれ 

寺名を宝寿寺と改め 四国霊場に定められたそうです 

宝寿寺 境内図

 

 

境内入口の 「一国一宮別当宝寿寺」の石柱 と 道標 香園寺 吉祥寺 60番横峰寺への

方角や 道のりが 記されています

手水場  

境内に入ると右手に 安産観音像

足元の 石碑に 一切女人 国家安穏 諸願成就 安産守護と刻まれています

側の チシャノキ は夏に白い花をつける 町の天然記念物です 

 

境内は 石像石仏 は数少く 小堂などもなく さっぱりしたものです  

大師堂 

本堂

ご本尊  十一面観音菩薩

大師がこの地を訪れた時に 光明皇后の姿に似せて刻んだ観音像は 秘仏です

大師が霊場と定めた頃 国司の越智公夫人が難産で苦しみ 大師が本尊に祈願し

境内の玉の井の水を加持して 与えたところ  無事出産したと伝えられ 

安産の観音様として信仰されているそうです

境内正面に 旧本堂 風格を保ちながら 老朽化のため 立ち入り禁止です

納経所

鐘楼堂跡

          

国主夫人が難産で 大師の加持により 境内の玉の井の水で 無事出産

 そのとき 夫人が詠まれた歌が宝寿寺の ご詠歌になっています

「 さみだれの後に 出たる玉の井は 白坪なるや 一の宮かわ」 

当時 寺は現在地ではなく  中山川の下流 白坪の地にあっつそうです

つぎ63番札所 吉祥寺まで 約1.5km バスで約5分です

おしまい


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