夫の転勤の内示が出てからというもの
心がざわついて、精神的に不安定な日々を
過ごしていました。
どうしよう。
どうしよう。
どうなっちゃうんだろう。
単身赴任か、みんなで一緒にいくか。
結論から言うと
主人に単身赴任してもらうことになりました。
実は、当初やっぱり家族は一緒にいないと!
と思いつめ、子供たちにも
「パパと一緒に行きたいと思ってるんだけど…」
と、話しました。
子供たちは、やはり引越し、転校しなくては
ならないことがショックでしたが、イヤだとは
言いませんでした。
…言えなかったのかな?
パパを一人ぼっちにするのは
かわいそうだから。と
涙ながらに納得してくれました
その選択を主人に話したときは、
逆にびっくりされましたが、その後いろいろ話し合い
とりあえず、向こうに行ってみてから
様子を見て…という中途半端なまま
子供たちはその後もいつもと変わりなく過ごしていますが
チョコはあれから毎晩ダッフィーを抱いて眠るようになりました。
「こうしてるとちょっと安心するんだ。」
と言います。
お風呂でも、私に髪を洗って欲しいと
言うようになりました。
そして、今日、教科書を私に見せにきました。
「ほら見て。私とおんなじなんだよ。」
そのお話はこんな出だしでした。
『新学期になってすぐ、転校だなんて。ひどいよそんなの!』
(5年生国語『五月になれば』)
…ひどいよそんなの!…
「ほ、ホントだね。
チョコもイヤなんだよね?」
と言うと
「あ、やめて。その話はしたくない。
泣いちゃって、明日目が腫れるから…」
と遮られました。
ああ、そうか。
平気な顔してるけど、かなりつらいのを
ガマンしてるんだ。
こんなにも心を痛めていたんだ
そう思うと、私の迷っていた思いも、固まりました。
そして、夜、主人と話をしてちゃんと決めました
単身赴任という選択。
「俺が一人で行くのがいちばんいいだろう。」
確かに、冷静に考えれば、そうです。
一番動揺し、パニックになっていたのは私。
主人は
「ぜんぜん会えなくなるわけじゃないし。」
と、冷静な感じ。
「家を空き家にしておくわけにいかないし、
人に貸すのはイヤだし。
単身者用の社宅(寮?)ならまかないもついてるし、
俺なら大丈夫。」
と言ってくれているので
それなら…
子供たちを不安にさせないよう、
明日朝、ちゃんと伝えるつもりです。
「お引越しも転校もしなくていいよ」
と。