夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E あまり乗り気じゃないけど3台目

2020-05-18 11:02:14 | Weblog
昨日はウォーキングで軽く汗をかいてから久しぶりに黄砂まみれの愛車を洗ってワックス掛け。ピッカピカになりました。古い車なのであっちこっち傷はあるし不具合もありますが7月にもう一度車検を取って乗るつもりです。
今日は気まぐれに3台目の79Eをいじり始めました。このところ合間にチェックしてこいつは望み薄なのは承知で頭の体操です。


途中経過は省略しますが、どうもPOWERユニットがNGのようです。


+730Vの調子が悪くてああしたりこうしたり。
高圧なので怖いけどこんな具合に電圧をチェック。ペンシルテスターもこんな高圧には対応していませんが測定可能です。


電源投入直後は規定の+730V出ますが徐々に落ちてしまいます。そのままにすると400V台。VRで調整しても上がりません。


こんなときは昔からの方法が有効。このエアーダスターは逆さまにして吹くと生ガスが出て急冷剤の代用になります。ただし火気厳禁!


730V系のトランジスタ2本を疑って取り出して簡易チェックしましたが異常なし。
基盤が生きた状態で部品のひとつづつをシュパッシュパッと冷やしてみたら、どうもこのトランスが怪しいようです。


さっそくスペア基板(どれも当てになりませんが)から外して交換してみようとしたらはんだ吸取線が終わっちゃいました。


ピカピカのレガシィB4でホームセンターへ行ってきます。
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今日はのんびり木製三脚の手入れ

2020-05-16 10:07:46 | Weblog
なにはともあれ朝のお茶。昨日採ってきたワラビが出てきました。


ドクダミに湧き水を沸かしたお湯を入れて


一杯。


昨日はお天気が良かったのでうずうずして出掛けてきました。
もちろん今の状況ですから、街へは行きませんし人混みとも無縁の山里です。Google Earthで探し出した撮影ポイントは北信濃から越後の丘陵地帯の広大な範囲で百箇所以上あるのですが、知事の要請で県を越えるのは自粛。今回は長野市戸隠です。
戸隠といっても広いのですが、普通はドライブで通らないところに思わぬ素晴らしい風景があります。道に迷いながら予定していた3箇所にたどり着いたらどれも予想通りの空間でした。
EOS20Dでスナップを撮ろうとしたら電池切れ!
でもしっかり目に焼き付けてきました。

今日は雨の予報。ウォーキングは明日にして、思い付いて木製三脚の手入れをしました。
昨日、母の買い物の付き合いで行ったスーパーでアマニ油を買っておいたのでこれを塗りこもうという算段。本来なら木工用を使うんですが、買ったのは100%カナダ製、これでいいんじゃないか?


指先にアマニ油を付けて木部に塗りつけて手のひらでシコシコ。ウェスで摺り込みました。
これはΦ100の脚です。これはしっかりした構造で重量もあるのでHL-79系に見た目も含めてピッタリです。


同じ物をカットしたベビー三脚も。せっかくカットしたけどまだ使ったことはありません。


Arriflex用に確保したΦ75。16Sを載せるといかにも映画撮影って感じですが400feetマガジンを装着するとやや頼りないです。


これで終わりと思ったらもう一脚ありました。Φ60の松葉構造が簡易のやつです。BOLEXやB&Hには最適。


どの脚もニスを剥がして柿渋を塗り、亜麻仁油で仕上げておいたんですが木部が乾燥してガサついていたのがこれでしっくりしました。
更に歳月を経ると油が酸化して色がもっと濃くなるでしょう。

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HL-79E 2台復活で部屋の掃除+@

2020-05-14 11:55:01 | Weblog
今まで夢中で79Eの再生作業をしていたので部屋の中が散らかり放題で埃だらけです。
久しぶりに掃除して完成した70Eは他のカメラも含めて棚に並べました。この段は2ピースカメラです。
左からHL-83,HL-79D,HL-79Ex2


整理後の下の段です。左からHL-95/BVV-5,HL-57,HL-59/BVV-5
HL-57はVA-95Sをうっかり処分したのでせっかくのBVV-5が暇。


一番下の段に業務用ITC-870とITC-735A。どちらも実働状態です。


一服しながら貴重なコレクションを眺めて感心。

それに先立って去年の冬、外装が傷ひとつ無いけど中身がNGの79Eに使えそうな外観ボロボロの79Eを移植し、調整を始めたまま手こずって放置した物が気になって作業台の上に置きました。
なんと、HL-79Eがもう一台あるんです。


掃除が終わったので作業台の前に座って、さてと。
とりあえずカラーバーを出してみました。


波形モニターを見ると、、、

全然ダメです。

ベクトルスコープは

いったいどんな調整をしたんでしょう。これだけ見るとまあまあですが。

スイッチをCAMに切り替えてCAL ON。

CAL信号が出ていません。

モニター画面はグレー一色です。


POWERユニットの電圧を調べたら+730Vが低かったので調整しましたが上がりません。スペアを出して確認したら「発煙」と書いたラベル!
確かPRE AMPのソケットを挿し間違って煙が出たやつです。
仕方なくそのままでPULSEユニットをスペアと差し替えてみました。

今度はCAL信号が出ましたが、Bchの信号が出ていません。
ここで止めました。こんなのと付き合ってたらまた堂々巡りです。こいつはこのままにして次の冬仕事にします。
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HL-79E 2台目の調整打ち止め

2020-05-13 11:56:51 | Weblog
夕べ、ほろ酔い気分でグレースケール代用品でPRE AMPとPROC-1Aを調整。今度は間違えずに完了しました。

ついでにFLAREを調整しようとしたらBchのVRが変です。抵抗値がリニアに変化しない、いわゆるガリが出ているようです。


スペアのユニットから部品取りしようかとも考えましたがここは接点復活剤で誤魔化しましょう。


この接点復活剤はプラスチックやゴムにかかっても大丈夫と書いてありますが、前にSDカードに吹き付けたら樹脂が溶けたので心配だけどそのときは交換です。
念のため余計な復活剤は綿棒で拭きとってグリグリ回したら調子が良くなりました。


外の風景を撮像してFLAREを調整したりDTLレベルもいじって毎度の狐面です。


おっと、カラーバーも。


Ryanです。


Julietteも記念撮影。


というわけで、YouTubeなら実用になる画質が得られました。工業遺産のHL-79Eが2台使えるようになったのは喜ばしい限りです。




残りの細部については悪天候で動けない時に暇つぶしで詰めるとしてこれにて一軒落着。
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HL-79E 2台目を楽しむ

2020-05-12 09:12:49 | Weblog
放送用カメラの名機HL-79Eが2台蘇ったら素晴らしいじゃないですか。
今日も2台目の整備を楽しんでいます。


昨日はカラーバーの調整が終わりました。次はPRE AMPとPROC-1Aの関係です。これは自然光をカット、ハロゲン球で照明を当ててグレースケール(代用品)を撮像して調整する必要があるので夕べほろ酔い加減でやったんですが、何か手順が間違っているらしくGchが強くて画面が緑になっちゃいました。
今朝は早起きしたので再確認です。窓に暗幕を下げれば昼間でも出来ますが面倒臭いので窓からの自然光で。


ボードが真っ白になったし外の風景を撮像したらまあまあ。ところがアンバーフィルターを解除したままだったのでフィルターを"C"(5600)にしたらアンバー色!。
でも今回はグレースケール撮像で調整する項目とPRE AMPも含めたCAL調整が偶然うまく出来ました。が、経過をメモしなかったので手順を忘れてしまいました。


今度こそマニュアルをしっかり見て自分なりの手順を書き出しましょう。


おっと、これは前に別のノートに詳しく書き出したんでした。忘れてました。


外は五月晴れです。こんな日に部屋にこもって電子回路と付き合うのは不健康だなあ。
PRE AMP系の調整は手順さえ間違わなければ収束可能なことはわかりました。夜になってから再挑戦です。
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HL-79E 2台目の再生に挑戦

2020-05-11 15:07:29 | Weblog
1台目の79Eが実用レベルになったのに気を良くして、前にいい加減に調整して見た目にそこそこの映像になった方も改めて手を付けました。
五月晴れで出掛けたくて落ち着きませんが乗りかかった舟、今のところ朝ゴミ出しに出ただけで部屋にこもって予算委員会のライブ中継を聞きながら根気仕事です。

こんなことをやっているので部屋の中はこんな状態です。


これが2台めの79Eです。


ざっと確認したら素性が良さそうです。マニュアルのフローに従ってPOWERユニットの電圧チェックから。


昼をはさんでENCユニットでBARの調整です。ところがSYNCレベルが規定値が高めで規定の40%に収まりません。
毎度の奥の手で予備のユニットと差し替えてみたらいけそう。これは製造ロットによって回路構成が違う可能性がありますが今までの経験ではトラブルは発生していません。むしろ基板上に多数載っている電解コンデンサーに容量抜けが、恐らくあるだろうという方が問題だと思います。

BAR調整項目を何度か繰り返し調整して波形モニターの波形が良くなりました。


ベクトルスコープのパターンもこうなりました。

先日から参考にしているビデオαの記事にある写真もこの程度です。

凝りもせずまた面倒な作業が始まっちゃいました。
さて、ウイスキーのボトルが残り少ないので買いに行って来ます。
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HL-79E ついに蘇ったぞ!

2020-05-10 09:22:46 | Weblog
一時はどうなるかと思ったHL-79Eですが、調整で悪戦苦闘の結果なんとか実用レベルになりました。
専門家じゃありませんからマニュアルの手順を完璧に理解して工場出荷状態というわけにはいきませんが、そこそこの映像が出ました。道楽で使う分にはこれで十分でしょう。

マニュアル付属チャートのコピー版でフランジバック調整。


調整に使ったレンズはPP(PATTERN PROJECTOR)という調整用パターンが内蔵された便利物。レジ調整はこれで済ませました。本当はモニターに格子縞信号を加えて云々、手順が大変です。PPで合わせる方法でも楽じゃありません。


いつもの狐面です。照明は窓からの自然光。


Julietteと呼んでいる人形です。


これはRyan。


キャプチャした静止画はこんなものですが、カラーモニターでは遥かに良好な画質ですので念のため。

最後の調整で、ビデオα91年1月号の特集「ビデオカメラを使いこなす」は大いに参考になりました。特に記事の中で「ビデオカメラの調整は、細かい部分まで入っていくときりがなく、」は納得。細部にこだわると堂々巡りです。

ここまで来ると欲がでてきました。次の作業は8ミリのコダクローム25の色調を再現するチューニングです。ペデスタルを下げてガンマは立ち気味に、青味をやや抑えればいけるかな、なんて余計な事を考えています。
では、サイドカバーを取り付けてワックスをかけます。
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天気のいい日は野外作業

2020-05-08 14:54:34 | Weblog
雲ひとつ無い快晴です。こんな日は部屋の中でカメラなんかいじっていられません。
久しぶりに自転車を出して整備です。去年の秋から外に出しっぱなしだったので錆がでているし油も切れてます。
ひととおり整備してから昨日手に入れたサドルの取り付け。今までのは縫い目から雨水が滲みこんで乗るとズボンの尻がみっともないことになります。


これが今までの物です。


今度のサドルは渋い色でこりゃいいや、と思ったんですが、よく見たら転倒した痕らしい傷が!


どうしようか考えて、前に79Eのプリズムにバルサムで貼り付けてあるフィルターを張り替えるために買った紫外線硬化レジンを盛り付けました。
どういう結果になるかわかりませんが中途半端にテープの類を貼るよりはいいでしょう。


もうひとつ、ダイニングの木製椅子が古くなって割れが出てきて危ないので趣味の工作です。去年やり始めてそのままになっていたのでとりあえず水性塗料を塗り始めました。

元々はどこかの中学校か高校で使っていた椅子です。座面と背もたれは痛みがひどかったのと適当な材料で貼る予定で現状はスチールパイプのフレームだけの状態です。
一回目の塗装は完了、明日この上にもう一度塗ります。

一段落して片付け。花壇を見ると先日植えたコゴミが元気一杯、大きく開いた葉を伸ばして万歳。


30年前に植えた山ツツジは満開です。


一坪の畑に埋めたジャガイモが目を出していました。確か種芋を9個埋めたはずです。


2回の換気口に今年もムクドリのつがいが来ています。卵がいくつか孵ってにぎやかになってきました。
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HL-79E まだ時間はあるぞ

2020-05-06 10:10:58 | Weblog
今日は曇り空で雨が降りそうです。午前中の集中力が保てる間79Eと格闘。


PROC-2とPROC-3は行ったり来たりで調整する必要があって面倒です。PROC-2の 3項 AGCと 4項 KNEE は正規のグレースケールが無いと調整出来ないので今はパス、5項のPEDESTAL TRACKINGは出来そう。


配置図で確認しましたがIC4の1番ピンを当たるためにテスター棒では具合が悪い。


現物はこれです。


ICフックがあったのでアダプターを作りましょう。


出来ました。


これでICのピンを当たります。IC4(Gch)の1番ピンです。


アナログテスターのレンジを12Vにして針を見ると約6.3V。マニュアルの約3Vの倍ですが何かの加減だろうと無視。


IC2(Rch),IC6(Bch)も測定してからGchとレベルを合わせちゃいました。


マニュアルを見直したらこれは”オシロスコープまたはテスターで読みとる”となっていますが私の場合シンクロスコープではなぜか波形が出ません。設定ミスかな?

PEDESTALはズレちゃいましたが適当に調整。


この状態で外の風景を撮像してみたらまずまずの映像でした。
このカメラがもしも蘇ったら更にその先を考え始めています。実用レベルになればの話ですが、昔撮った8ミリ、ELMO C300とコダクローム25 100ftフィルムのコンビの色調再現に近いチューニング。可能なんじゃないかと思っています。
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HL-79E 大いに役立つ参考書が出てきた

2020-05-04 12:01:56 | Weblog
朝食のおかずは昨日お隣さんからおすそ分けしてもらったワラビです。微かな苦味がたまりません。


渋谷のライブカメラのチャットがひどくて問題になってきたとか。ひどいのになると「田舎者は草食ってろ」なんてのも。
上等じゃないか、季節の山菜は最高の食材なんじゃ。
隣りに置いてあるのはドクダミ茶です。昨年は自生しているのを採ってきて乾燥させて自前のお茶を作りました。大量に作ったのですが使い切ったので今回の騒動が始まった頃道の駅で買ってきました。今年もそろそろ採りにいく季節ですね。

買ってきた物は乾燥し過ぎていてイマイチですが、自家製の方は冬場に飲むと体の中からポカポカと温まります。
予断ですが自家製ドクダミ茶を飲み始めてしばらくしたら〇〇〇から石が出ました!。私は石が出来やすい体質、尿管結石でひどい目に遭ったことがあるんです。

お茶とコーヒー、水割りの水は黒姫の湧き水を使っていますが、これは正真正銘の湧き水です。


夕べ、確かあれがあったはずだと部屋を探したら出てきました。


月刊誌のビデオαです。昔は毎月買っていました。これは1991年の1月号。


放送用カメラの調整手順の記事があります。

現場サイドでの詳しい調整手順が写真と図解入りで書かれていますが、対象のカメラは池上のHL-55です。
見直してみるとHL-79Eにも応用が効くじゃないですか。これから読み込んでわずかに残っている頭のメモリーに、、、入らないから要点をノートに書きましょう。

この本の後ろに懐かしい”新宿ムービー”の広告がありました。

8ミリに夢中になって撮りまくった末に16ミリに食指を伸ばしてあの店を訪れたことがあります。地下鉄の新宿御苑前だったか、目を輝かせて入ったら陳列棚にBOLEXやBeaulieu、各種レンズから木製三脚が所せましと置いてありました。「いつかは16ミリ」。カタログを一杯もらってきたのが昨日のようです。
あの店はもう無いんでしょうか。
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