夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

電気掃除機を修理する

2018-11-15 09:43:22 | Weblog
先日うちの奥方が掃除機をかけていてうっかり消火器を倒してしまい、偶然ピンが外れて中身が噴出、家中が粉まみれ!。その粉を掃除機で吸ったら大変なことに。粉末消火器の粉は超微粒子で掃除機の紙パックを素通りして事態は更に悪化。その後の騒ぎはともかくとして、問題は掃除機です。開けてみたら内部が粉まみれ。庭でブロワーを使ってきれいにして試運転したら数秒で停止。短気を起こしてたたいてもダメです。
急遽新しい掃除機を買ってきましたが長年愛用してきたサンヨーの具合のいいこいつ(2000年製造)をなんとか使えるようにしようと昨日庭で分解を始めました。夕方になって寒いので中断、今日は晴れて暖かくなったので再開です。
作業開始から写真を撮れば良かったんですが途中で気がついたので中途半端な写真ばかりになってしまいました。
こんな記事は誰も興味がないと思いますが...

いらない三脚を利用したテーブルに置いて作業開始。


回らない原因はモーターのブラシでした。この写真は修理後です。ブラシが消火器の粉で固着して全く導通がありませんでした。ブラシアッセンブリーを取り外してブラシをこじって抜き粉とゴミを取ってサンドペーパーできれいにして動くように。整流子との接触面は荒れていたので磨き、ついでにカーボンが付着して黒くなっていた整流子側も適当に磨いてやりました。


組み立てる段になってモーターがどんな向きになっていたか忘れて焦り、いじっているうちに基板のタブの相手側に無理な力をかけてこんなことに。ここはモーターの電流がモロに流れるのでこれでは危ない!


半田吸い取り器で半田を取り除いてしっかり半田付けする必要があります。


半田をたっぷり盛ってやりました。


モーターの収納位置と方向を確認。モーターはネジではなくゴムでおさえるだけです。


昼食前に終わらせたくて先を急ぎます。
実はこの過程でモーターの位置が間違っていてタブがカバーと干渉し基板をいじる結果となったんです。


苦労してカバーを固定、おそるおそる電源を入れて試運転。前より元気に動いてくれました。初め若干焦げ臭かったのは動かなくなったときカーボンブラシがスパークした名残でしょう。


旧サンヨーの家電製品は良く出来ていて長く使えます。この掃除機も2000年に買った物ですが、その後買ったサイクロン掃除機は壊れたり吸い込みがイマイチだったりです。愛車の室内清掃はこれでないときれいになりません。
それと消火器にはご注意です。粉末消火器の粉は後始末が大変、なんてもんじゃありません。

追伸:直ったと思って喜んでいましたがいくらも使わないうちに動かなくなりました。再度分解して確認したらカーボンブラシの片方が限界まで擦り減って整流子に完全に接触していませんでした。交換すれば直るとわかっているのですがサンヨーの掃除機はカーボンブラシを単体で手に入れることができないようです。ヤフオクで社外品を手に入れたという情報がありますのでそのうちなんとかしましょう。

後日談:この掃除機は修理をあきらめて捨てました。
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