夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

またしても余計なことを、8ミリのテレシネなんだけど

2020-11-25 21:33:09 | Weblog
エリアルイメージのテレシネについては色々試して HD によるテレシネに成功しましたが、問題があります。
私が撮ったフィルムはどれも40年以上昔のもので、映写機に掛けると接合部で切れる事故が何回か起きました。私の編集はスプライシングテープを使いましたが、前後2コマにまたがる部分の、テープ端で切れる例がほとんどで接合をやり直すと最低2コマが失われ、マグネコーティングして音を入れてあるフィルムでは致命的です。
痛んでも構わないフィルムを映写機に掛けて切れる原因を調べたら接合部が上ループを通過するときに折れ曲がって送り動作が不安定になり、下ループを通過するときにたるみが大きくなってからスプロケットで強く引っ張られて切れるのを目の前で目撃しました。
古いスプライシングテープをフィルムを傷めずに剥がすのは挑戦しましたが無理でした。接合部を全部やり直すことも考えましたが入手したスプライシングテープは恐らく何十年も経過しているので変質している可能性があります。

そんな状態なのでテレシネ作業は中断したままです。
そこで考えたのが押入れの奥に仕舞い込んである GOKO TC-20 というテレシネプレイヤー。これは映写機と違い、フィルムは編集機と同じ連続送りでストレスが掛かりません。
何年か前にハードオフで確保した物です。買ってきた当時はちゃんと動きました。昨夜これを持ち出して久しぶりに回してみました。
ところがモーターは回っているのに回転系が動きません。さっそく中を調べてみました。


定番のベルト切れでした。


こいつです。Φ3 で内径は全長から計算すると 45~46mm 、前に映写機のベルトを作ったウレタンベルトは太くて使えません。
Φ3 のウレタンベルトを買ってくるか Oリングで近い寸法のやつを探すしかありません。


毎度余計なことを考え始めたものです。
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