夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Crown 8(車じゃありません)不調の原因は他にあったけど

2021-08-15 10:43:44 | Weblog
ゼンマイ巻上げ機構の歯車が変形していてこれが不調の原因と判断したのは早とちりでした。
あの歯車はゼンマイを巻き上げるときに戻らないための機能で、駆動時には関係ないんです。

駆動中に不安定な動きをする本当の原因はゼンマイではないか。
駆動系のユニットは分解できそうなので作業前に写真を撮ってネジの使用箇所を記録しました。


念のため、ポンチ絵も描いておきます。


分解は簡単でした。


このゼンマイが入っているユニットは時計の場合「香箱」と呼ばれるそうです。そう、このカメラの構造は古い柱時計と似ています。
振り子はありませんが機械式ガバナーがあってこれは遠心力を利用した面白い機構です。


中にゼンマイが入っているので香箱はずっしりしています。
オイルが磨耗した金属粉でまるでモリブデングリスみたいな色。


この歯車の機構は単純な噛み合わせではありません。中心の歯車は10枚葉で横の歯車は9枚葉、どちらも2枚が違う形状です。
ゼンマイを巻く際は巻き上げを一定のところで止め、開放側はここで止まるという巧妙な設計です。

プレート側は歯車が擦れて溝になってます。オイルが黒くなっているのはこれが原因かな。これはなんとかしないと。
軸を後ろから押したら浮いたので布ヤスリが入りそう。

こちら側は何もありません。


でもこれって、どうやって分解するのかわかりません。これでカシメてあるんでしょうか。


香箱はとりあえずそのままにして他の機構部を点検。

歯車の欠損も軸受けの極端な磨耗もありません。

やはり香箱内部に収まっているゼンマイが原因かな?。感触としては塗ってあるだろうオイルが劣化して固まっているか錆びて滑らかに開放されていかない感じです。
分解できればゼンマイを抜いて開放、古いオイルを落として新しいオイルを塗って組めば直りそうですが、軸をモンキーレンチで回すとゼンマイはかなりのパワーがあります。簡易測定で 8kg-cm のトルクなので段取りを考えないと怪我をするかも。
前に柱時計のメンテナンスでゼンマイを外したときは開放されないように針金を巻き付けて固定しました。
分解しないで内部を掃除、注油する面白い方法を思い付きましたがまだ内緒。
急ぐこともないのでここで保留です。
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