夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

次回の映像作品を考える

2022-04-14 16:27:32 | Weblog
なんとしても16ミリで「映画」を作ろうと考えています。
昨年はロケハンを済ませてコンテも準備しましたが撮影には至りませんでした。
改めてコンテを引っ張り出して、ああでもないこうでもないの堂々巡りです。
そう、次回作のメインテーマは ”堂々巡り” 。

 陸橋の

 下の歩道の

 トンネルと

 脇の階段

 行きつ戻りつ

 メビウスの輪


何度も紹介しましたがこれが撮影予定地。
車で通りかかって見つけた面白い空間です。


ファーストカットの次にメインタイトル。


男が歩道の短いトンネルから現れて脇の階段を上がって陸橋を渡り、要壁の上をこちらに進みます。
要壁の上の狭い道は登りの山道はやがて歩道のトンネルに続き、男は再び現れます。
が、この空間はメビウスの輪になっていてトンネルを出ると空間は左右に捩れているという構成です。
途中、要所で未来(数分)又は過去の自分を見る瞬間を擦り込みます。―デジャブ現象―

これがコンテの全カット。
実際に撮影するのは半分で残りのカットは左右反転します。


コンテはこんな具合に作成してあります。


この映画にはもちろん「意味」は全くありません。私個人の感性だけで構成します。
「読み解く」なんていう作業とは無縁ですし、わかるとかわからないという次元ではありませんし、「わかんねえだろうなあ」。
完成したストーリーの無い妙な映画を観ても何の役にも立たないし教訓なんておこがましいことも一切考えていません。

当面このシュールな映画作りに没頭しましょう。
la jeunesse,c'est la passion pour l'inutile.
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