夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

放送用カメラ HL-79E 調整用延長基板その6

2019-03-30 10:43:13 | Weblog
自作延長基板の組み立てです。
まずは絶縁板。先日はカメラの基板間に入っている仕切り板で作りましたが、それは銅箔をサンドイッチした電気的な遮蔽も兼ねた凝ったもの。そんな材料を使わなくてももっといいのがありました。カメラ内部のMB(マザーボード)裏に取り付けてある薄いアクリル板(板厚0.55mm)を使うことにしました。なるべくベースのアルミ板を広く覆う寸法にカット。

最初塩ビかと思ったら切る感触からアクリルのようです

本題のコネクタ部です。極細の収縮チューブを買ってくれば楽だったんですが乗りかかった舟。問題はカラー針金から拝借したビニール被覆。これをピンの根元にしっかり固定したいんです。手元に何かないかと探したらタミヤセメント(プラモデル用の接着剤)がビンに残っているのが出てきました。試しにガラクタの中から小さな基板を出して配線の根元に垂らしてみました。昨日試したゼリー状の瞬間接着剤は固まると白濁して見た目がイマイチ。(誰も見ないけど)

濡れ性は良さそうです

タミヤセメントは流動性抜群、乾いても透明でこれは使えます。さっそくコネクタの半田付け部と被覆に塗りこみました。

成功です

続いてメス側も。

多めに塗ったので固まるまで時間がかかります

午前の部はここまで。

午後の部です。コネクタをベースに固定しましょう。
まずメス側から。コネクタに押さえ板を接着。

完全に接着するまでクリップで固定

裏側はこんな作りです。わかりにくいですがアクリル板を被せてあります。

徐々に形が見えてきました

オス側です。コネクタをアルミのアングルに接着。

瞬間接着剤を塗る前にアルミ材はサンドペーパーで表面を荒らしました

裏の構造です。

アクリル板はアルミ板より出してあります

接着剤がしっかり固まったので組み立てようとしたら問題発生!
スペーサーの高さが足りません。見るとアクリル板の厚さが悪さをしています。スペーサーと押さえ板の間は平ワッシャーを入れて高さをあわせるつもりでしたがこれは計算違い。

毎度あるミスです

アクリル板をカット、スペーサーに平ワッシャーを軽く接着。

接着しておかないと落ちて短気を起すことに

配線は支柱を避けるように整えます。配線が互いに接触していますがエナメル線ですから大丈夫、のはずです。

あまりいじると半田が取れるかも

なんとか収まりました。

良く出来ました

裏側もこの通り。

ネジはロックタイトを塗ろうかな

なかなかの傑作です。

こちら側をカメラのMBに挿します

カメラに挿してみました。これで各種調整が可能になりました。

案外しっかりしています

今日はまだ実際のテストと調整はやりません。ここまで進めば一段落。コネクタと基板の関係で確認したい事がありますが、一服してお仕舞い。
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