夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Arriflex 16S フィルム装填の練習

2021-09-18 14:27:36 | Weblog
昨日は我が Arriflex の動作テストを済ませましたがフィルム装填にまごついたので今日はその練習です。
昨日用意したフィルムは巻き取った状態ですが古い両穴タイプなので練習には好都合です。(それは関係ないか)


生フィルムを想定した現像済みのフィルムを供給側に入れて


プレッシャープレートを開きます。
本番ではこのときアパーチャーをブロワーで清掃する必要があります。
古いフィルム映像で画面の上端で糸状のホコリがフラフラしてるのって、あるでしょ。


フィルムガイドの真ん中のピンを押して開きます。


ではフィルムを入れましょう。
わかりやすいようにリーダー部です。


モーターの軸をゆっくり回してクローが出たところで止めます。


フィルムのパーフォレーションをクローに入れたらちょっと送ってレジストレーションピンが入った位置にします。「これでいいんだろ。」


プレッシャープレートとフィルムガイドを閉じて手動でフィルムが正常に送られるか、ループは保たれているか確認。


良さそうなのでフィルム室のシャッターで確認。

いい感じです。

この奥にあるレバーは押し込んでやります。異常時に停止するスイッチ?


では、蓋を閉じて。この蓋を閉じるときの音が鍋の蓋をするみたいな感じでひょうきんです。


シャッターを下げてコマ数を合わせます。


このモーターは癖があって24コマにしようとすると23か25になってしまいますが、巻線抵抗で電圧を可変している感じなのでかなり適当です。
普通、助手が撮影中に微調整するそうですがもっともです。


フィルムが全部巻き取られるまで連続で回しました。


無事巻き取りリールに全部巻き取られました。


今回の練習でフィルム装填のコツはつかめました。
このカメラ、機構的に問題は無さそうです。
カップリングのスリップだけ心配しましたがフィルムを入れて負荷を掛けても大丈夫でした。
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