夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Arriflex16ST バッテリーユニット新作

2018-08-06 15:19:49 | Weblog
Arriの電源に、sonyのNP-F930が使えることを確認したのでこれを収納するボックスを作りました。
箱の材料はダイソーにあった木の小箱。これならバッテリーとXLR4Pコネクタがうまく収まりそうです。

毎度困ったときのダイソー。

小物なんかを入れる箱

最初、この箱のままで作ろうとしたんですがフタの深さが無駄なスペースなので同じくダイソーにあった厚み8mmの版木で作り変えました。
他に必要な部品はホームセンターです。


足割リベットと圧着端子

足割リベットが今回のキモ。テストのときは真鍮の釘を使いましたがそれではあんまりなのでいろいろ物色とテストの結果です。
3mmのリベットの股間にゴム板を入れて、バッテリーの端子(雌)に挿入したとき適度な接触圧となるようにしました。(卑猥なことを連想します)
さらに圧着端子を半田付けしておきます。

加工完了

配線コードを圧着します。このあたりは元技術屋なのでいい加減な処理はしません。

端末処理完了

バッテリーに挿入するとこんな具合です。見た目にもスマートでしょ。

接触面積は十分

コネクタに結線して完成。
実際はバッテリーが内部で踊らないようにボックス側を追加工しました。塗装は毎度おなじみセリアの水性塗料です。

完成

ふたを閉じるとこんな具合。以前作ったBP-90仕様と比べると体積比で1/4と大幅な小型化です。

タバコの箱は大きさの比較用

カメラにつないでテスト。快調です。なお、パワーケーブルはコネクタも含めて自作したものです。

24コマで駆動中

この件は完了ではなくて、次の作業があります。
Arriflex 16STは400ftマガジンも使えます。まだ私の手元にはありませんがいずれ手に入れたあかつきには自作のパワーケーブルでは不具合がありそうなんです。カメラ本体の年式にもよるらしいのですが、400ftマガジンにはマイナス電極のジャックが付いた物があって、その場合はパワーケーブル側にそれ用のリード線が出ている物が必要。どうもマガジンを装着しただけではマイナス側の導通が不完全なのでリード線で別途接続するようになっているらしいんです。ということで、マイナスのリード線ありのコネクタを作ろうと考えています。実はすでに途中まで製作しているのですが完成したらまた公開しましょう。
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