夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

SEKONIC露出計 その2

2018-07-13 15:25:50 | Weblog
先日アルカリボタン電池を入れて一部改造したSEKONIC MICRO-LEADER の第二弾です。
先日はLR44を使いましたが、今度は酸化銀電池SR44に変更しました。電圧が1.5Vから1.55Vになりショットキダイオード(多分)で0.2V下がるので正規の水銀電池の1.35Vと同じになるという浅はかな考えです。ま、電池の電圧なんて「公称」であって乾電池が1.5Vといっても新品は1.55V位あるし1.5Vになったら寿命です。業務/放送用の12Vバッテリーなんてフルチャージすると13.6Vに達します。厳密に考える必要はありません。

LR44とSR44は同じ寸法ですから灯油ポンプのホースを輪切りしたスペーサーでうまく収まります。
前回入れた460Ωの抵抗は不要なので外してオリジナル回路にしました。抵抗を入れた意味って、あったのかな?

元々の1.4KΩ

猛暑の中、EOS 20Dと三脚とこの露出計を持って庭に出てテストしました。
以下、その結果です。左がAVモードで撮った写真、右がマニュアルモードで露出計の値で設定して撮った写真です。
ASA設定は100 f:18mmは共通です。










めんどくさいのでデータは載せませんがまあまあ問題ないレベルで撮れました。
もちろんカメラ自身のデータと露出計の指示は完全に一致はしませんが私の感覚では露出計で決めた写真のほうが好みの調子です。露出とシャッター速度が数値で出るデジタルより古い露出計の曖昧なアナログのほうが使う側としては余裕があります。これは私の持論ですが、デジタルよりアナログの方が優れています。究極のデジタルはアナログに行き着きます。この露出計はむずかしいけどあとは枚数を撮って経験を積むしかないでしょう。
次はNIKON FEにネガフィルムを入れて試してみようと考え中です。それでしっかり感覚をつかんだらARRIFLEX 16STの出番です。ちなみにARRIはシャッター開角度180°のミラーシャッターなので24コマ撮影のシャッター速度は1/48Secです。

今日のテストで面白いことを発見しました。EOSをAV(露出優先)モードで撮って、そのときの値でマニュアルで撮った結果が同じではないんです。ヒストグラムの形が明らかに違います。どちらも一見きれいに写っていて問題はないですが、そんなものなんですね。
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