夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

地元の風景撮影はHL-95に決定、動作を確認

2021-04-22 16:42:54 | Weblog
足元にあった素晴らしい風景を映像で捉えるカメラは考えた末 Ikegami HL-95 に決めました。
3管の柔らかい映像は田舎の風景にうってつけです。さっそく棚から下ろして動作確認にかかりました。


このカメラは Ikegami 最後の撮像管カメラでベーカム VCR Sony BVV-5 と組むことができます。
これを保護したときは Rch が故障していましたが自力で修理したものです。今思えば執念ですね。

カメラと一緒に届いたHM-87用AC電源を出して接続。


BVV-5のVIDEO OUTにテスト用ケーブルを繋ぎ


さて、


波形/ベクトルスコープ経由カラーモニターのセレクタをTESTに切り替えます。


BVV-5のスイッチを入れて、「あれ、電源が入らない」。カメラ側のスイッチを忘れました。
CAM-BARS切り替えスイッチをBARSに。

カラーバーが出ました。って、当たり前。

前に作った写真撮影用フードをベクトルスコープに被せて


コンデジで画面を撮影。

まあまあです。

波形モニターも

細かいことをいえばあれですがこんなもんでしょう。

マイク音声を確認したらVUメーターが振れません。
このあたりの操作は忘れちゃいました。そうか、テープが入ってないと反応しないんだっけ。
手元にあったノーマルのベータマックステープを入れて録画を開始。


マイクをゴリゴリしたら反応しました。


フロントタリーも赤々と点灯。


VFも正常です。3-表示はフィルターが ”3” (5600°+ND1/4)を表しています。
黄色いランプはAWB OFFの表示です。下の赤ランプは録画表示。

ここで思い出しました。修理中も完了後もスイッチ投入後しばらく"MEMORY BREAK"表示が点滅する現象があったんですが今回も出ます。
バックアップの電池かスーパーコンデンサーが原因かと思いますが10秒程度で消えるので見なかったことにします。

内部も点検しましょう。

右下にあるのは何?

前に入れた乾燥剤でした。内部に湿気が入らないように入れたんです。考え過ぎかな。


カバーの内側にこんなのが貼ってあります。私の修理履歴です。


レジ調整部は反対側です。


これも悪戦苦闘して調整したんです。


レジを確認して再調整が必要か判断したいのでチャートのコピー版を出しましたが皺になっちゃってます。


傷めたり汚したくないけどHL-79Eのマニュアルに付属の本物を使いましょう。

レジストレーションは修理の最後にかなり追い込んだのでたぶん大丈夫でしょう。
明日落ち着いて確認します。良ければベーカムテープを入れて試し撮りもしたいし。

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