夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

BGV 制作を再開

2022-01-13 15:09:41 | Weblog
BGV とは Back Ground Video の略称で、 BGM と似た考え方の映像版だと思えばわかりやすいかと思います。
BGV に定義などありませんが、早い話テレビ的手法ではなくワンカットでたとえば風景を坦々と撮った映像と私は理解しています。
ですから BGV は何の意味もありませんし観て面白いものでもありません。一言で表現すれば「窓から見える風景」です。

BGV を知ったとき、これなら自分にも出来る、やってみたいと思いました。
さっそくビデオカメラのカタログを集め、ビデオα の特集を買って本格的なカメラを調べました。ある日、ソニーの展示会を見に行って、今まで見たこともない大きなビデオカメラに遭遇。EDBeta の EDC-50 です。
ビデオの世界には放送用、業務用、民生用があるのを知りましたがEDC-50 は当時の民生用では最高峰でした。
業務用はとても手が出ないけどこれなら現実的。

それから間もなく当時の物品税が廃止になって70万円オーバーの EDC-50 が数万円安くなったので内緒で借金して購入しました。確か 67万円強だったと思います。
以来、休日は北信濃一帯の風景を撮りまくりました。
デッキはその後ラオックスで展示品の EDV-9000 をかなり安く手に入れました。

というわけで録画済みの EDBeta テープは100本以上。これを生かさない手はありません。BGV 第2作の制作開始です。
素材テープは3本、旧豊田村の小高い丘にあった蕎麦畑の秋と真冬の風景です。
メインとして使う秋晴れの蕎麦畑で収録した映像を再生して


Rex Video でキャプチャ。調子が変だと思ったら原因は Sコードでした。切れかかっているみたいで他のコードと入れ替え。


ところが30分過ぎでヘッドが詰まって映像が出なくなってやり直し。
クリーニングテープを掛けて最初から。
今度は大丈夫です。液晶テレビも使って時々横目で確認。テープは2時間ですからその間睨めっこしている訳には参りません。


この作業をあと2回やらないと。アナログテープなので IN/OUT ポイントを設定して自動キャプチャは出来ません。


今では廃盤で貴重なビデオテープです。
なお、そんなことをする人は居ないでしょうがEDBeta テープはそのままベーカムにも使えます。その場合、テープ速度は6倍ですから2時間テープが20分しか使えません。


まだキャプチャは1時間を過ぎたところです。
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