お絵かきは今も毎日続けていますが今日は3年前に17歳で昇天したミイちゃん。
私の工房にある16ミリカメラ3台について、それぞれ定期試運転を兼ねて紹介するシリーズの準備です。
―準備ばかりで撮影はまだ先になりそう。これの次は Arriflex16S もありますので
本日は BOLEX H16 Reflex です。動画撮影のカット割りのつもりで写真を撮りました。
このカメラは大げさな外観ですがスイス製のアマチュア用カメラ。
動力はゼンマイで、このハンドルを反時計方向に巻きます。
巻き上げたらハンドルはここに収めるようになっています。
アマチュア用なので自動フェード機構が装備されていますがオプション?
フェード操作については注意事項もあるので動画で詳しく説明する必要があります。
ファインダーは二つあります。右はレフレックス、左は別体の光学ファインダー。
レフレックスファインダー系にレバーがあって、ファインダーから目を離して撮る場合はこれを起して経路を閉じます。
光学ファインダーは撮影レンズに応じてこのダイヤルで合わせます。
16mmから150mmまで切り替え可能。
パララックス補正はこっちのダイヤルです。ft目盛り。この目盛りは今気がつきました。
光学ファインダーの下に補助レンズがあって広角側に切り変わりますが0.5倍かな?
シャッターは2箇所。通常はフロント側、側面のボッチは前に押すとコマ撮り。
純正のハンドグリップを使う場合はリンクで側面のシャッターを押すようですがこの個体にはありません。
レンズはターレットに取り付けます。回転防止のロックがあります。
ここにゼラチンフィルターのホルダーがあります。Bell&Howell フィルモと同じですね。
気が付かない人が居るかもしれませんがレフレックスファインダーの光学系に入っているプリズム部はこうして清掃できます。
この個体が工房に来たときはここがホコリだらけでした。
フィルム室も動画で詳しく紹介しましょう。
これも知らない人がいるかも。このレバーを下げておくと撮影中1秒に一回位「カチ、カチ」と音が出ます。
フィルムをローディングする前にここで生フィルムの先端をカットしてやります。
このカメラはフィルム装填がオートロードなので斜めにカットして通路を滑らかに通過させる必要があるんです。
レンズについて。
普通はCマウントレンズの広角、標準、望遠の3本を取り付けますが、
この個体は面白い物が付属しています。
こういう具合に使います。
装着してあったのは ANGENEUX_ZOOM 10x12B 。今ならこれだけで大変な価値があります!
このレンズ、状態は良好。
元通りの状態です。アイカップは欠品だったので別途入手した物。
説明箇所が多いので動画でまとめるのはかなり大変な作業になりそうです。
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