夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

再び8㍉フィルムのテレシネを準備

2020-10-02 10:35:38 | Weblog
やりかけの8㍉フィルムのエリアルイメージテレシネの続きです。
その前にカメラを載せる台の位置がズレていたので調整。


これでいいか確認です。HVR-Z5J は PHOTO 機能があってカメラの映像を静止画で記録できますが、シャッター速度 1/30 では使えないのでコンデジで液晶モニターを撮りました。

ST-800 のアパーチャーを削って広げたのでコマの隅々まで見えます。前後のコマが見えているでしょう。左右方向はもう少し広げてもいいかな。
これだとスクリーン映写では具合が悪いのでこの映写機はテレシネ専用にします。

カメラのズームで寄って上下方向を画面一杯に。左右方向は編集ソフトでマスクをかけて処理します。


本番前にフィルムのメンテナンスです。スプライシングテープが劣化していて映写機のクローがうまく引っ掛からないことがあるので貼り直します。


ほら、つなぎ目がこんな状態になってます。


ハードオフで確保、ランプをハロゲンに改造した Minette のエディターはこんなのがあります。


プリズム系にゴミが落ちないように防ぐフィルターです。


メンテナンスを続けましょう。スプライシングテープがこんな状態の箇所もありました。貼り直しです。


あまり使わない機能ですが


フィルムのカットしたいコマにマーキングするポンチです。これを押し込むと


フィルムの端に小さな切り欠きができます。


更に確認を進めると超短いカットもありました。どんな狙いだったのか、5コマですから 5/24 秒。


カットして詰めちゃいました。


つなぎ目でパーフォレーションのピッチが微妙に違っている箇所もありました。これは映写するとクローが外れるかも。


詰めて解決。


16㍉用と同じ作りのしっかりしたエディターですがひとつ不満があります。
昔使っていた東芝製とフィルムのセットが前後逆なんです。東芝は巻き取りリールを右回しすると順方向に進みましたがこれは逆なのでいまだにまごつきます。
スプライサーはパーフォレーションが手前なのでフィルムを裏返しにする必要があるんです。
作業性が悪いのでスプライサーを逆に置けばいいんですがそれもどうかな。


フィルムの繋ぎ目を全部処理すればいいんですが途中で面倒臭くなって試しに映写機に掛けて確認したらやはり全部貼り直さないと頻繁にクローが外れて映写画面がガタガタになります。
おまけに一箇所切れちゃいました。


繋いだところじゃなくパーフォレーション部から切れていました。


ひとコマカット、張り直して解決。前に繋いだところはスプライシングテープの腰が弱くなっている感じで、それが映写機の上のループを通過するとき折れ曲がって結果的にプレッシャープレートを開いてしまい、クローから外れてうまく通過しないと見ました。


大変な作業を始めたものです。これじゃあスプライシングテープが何本あっても足りません。とりあえず未使用のテープを1本確保してありますが、あと何本か必要になりそうです。
ここまでの経過を blog に書いたところでプレビューしようとしたら、「あれっ」プレビュー画面が出ません!
誤字脱字写真の取り違えは日常茶飯事なのでこれじゃあ確認できませんぞ。Goo blog どうしちゃったの?
あとで確認するとして構わず投稿すちゃいましょう。

★goo blog のプレビュー機能はその後復旧しました。
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